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子どもの発達・発達障害・感覚統合

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いつも仕事で関わっている、子どもたちの話。 そのご家族の想い。 作業療法士として、子育てのヒントや子どもの行動の捉え方について発信していきます。
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どんな子に育ってほしい?

仕事柄、発達障害と診断されたお子さんのご家族とお話をすることがあります。 多くは未就学児〜小学校くらいのお子さんのお母さん。 話しをしていて、気づくことがあります。 お母さんたちが「どうして、この子はわかってくれないんだろう?」と思っているということ。 それに「どうして(こんなに私はあなたのことをこんなにも考えているのに)言うことをきいてくれないの?」とも。 これは、どこの家庭でも起こりうることだと思う。 ただ発達が難しいと、よりややこしくなることもあるのだけれど

一番病という病。

「一番病、知ってますか?」そうです、常に一番でないといけないと思ってしまうあのややこしい奴です。 私は仕事柄、お子さんと関わることが多いのですが、これは保護者の困りごとの中にもよくでてきます。 一番じゃないと気がすまない。 1番最初に部屋に入らないと、一番最初に帰らないといけない、勝負は勝たないといけない。ときにはじゃんけんですら、勝てないと癇癪を起こす……。 でも、これって発達障害どうこうという話ではなく、小さいときは誰にでもある話ですよね。そして案外、大人にもある話