でんぱ組.inc から 他界しました

2019年10月7日をもってでんぱ組.inc(以降、でんぱ組)を他界しました。
理由はいろいろありますが、
トリガーとなったのは、ウッハヤー大阪のライブを見て、
何も感じなくなっていたことです。

もがちゃんの脱退以降、
気持ちのやり場を模索しながら、でんぱ組を追い続けてきましたが、
これ以上は難しいなと判断しました。

アイドルを追っかけるには2つのモチベーションがあると思っていて、
1つは対象のアイドルの夢を応援すること。
もう1つは追っかけること自体を楽しいと思えること。
そして、自分はでんぱ組に対してその両方を感じられなくなりました。

1つめの夢の応援については、
メンバー加入前後からよく見えなくなっているところがあり、
誰もが知るメジャーアイドルの座を目指しているのか、
紅白歌合戦に出られればいいのか、
また世界で活躍したいのか、自分にはよくわかりません。
メンバーも明確には発言していないように思います。
その点で、自分にとってでんぱ組は応援の対象ではなくなります。
要は、何を応援すればいいのか分からない状態、です。

そして、楽しめるという点では、
ウッハヤー大阪でライブを見たときに、
ああ、もう自分はでんぱ組のライブを楽しめなくなってるんだ、と実感しました。
正直に言えば、大阪城ホール公演以降、
ライブの際、無意識に新メンバーが目に入らないようにしていました。
ねむさんが卒業して、6人体制となった後も、とりま東名阪、ウッハヤーツアーに行きましたが、
それは変わりませんでした。

断っておきますが、新メンバーの本人そのものが気に入らないわけではありません。
2018年のでんぱ新年会で二人を見た際も、普通にいい子だと思いましたし、
プレッシャーの中でくじけずにがんばってると思います。

でも、いまのでんぱ組の形は、自分が好きだったでんぱ組の形ではないことは確かです。
ウッハヤーについては、新曲もろくに聞かずに行ってしまったこともあり、
たまに知ってる曲が流れてくる、よく知らない人たちのライブ、としか受け取れず、
盛り上がることも声を出すこともできませんでした。
対バンライブで目当てのアーティストじゃない方を聞いているときの
周りは盛り上がっているのに自分はその曲を知らない居心地の悪さみたいなのをずっと感じてました。
そして、涙もろい自分が、みりんちゃんの涙に何も感じることができなかった。

秋の葉の原っぱでとか、ホントなら素晴らしい名曲だと絶賛してると思います。
ちょうど、春夏冬の曲はあるのに、秋の定番曲は
他のアーティストを含めてあまりないよなぁ、と思ってたところだったので。
でも、聞いていても何も心に響かなかった。
マイクなしで歌っているのを見ながら、ハモればいいのに、とか考えてました。
(斉唱だから美しい曲だといまは理解してますが)

でんぱ組のライブの質が下がっているとかそういうことではないです。
普通にみればいいライブだったと思います。
(ブランニューワールドはフルコーラス歌ってほしかったですが)
ただ単に、自分にでんぱ組を受け入れる受容体がなくなっていただけです。

また、でんぱ組のヲタクをしている限り、
現場へ行けばいろいろ余計なことに配慮しなければならない状況にめんどくさくなった、というのもあります。
仮に楽しもうと思って行ったとしても、そういう部分が足を引っ張って、
無心に楽しむことができない。
そんな現場に行くくらいなら、何も考えずに楽しめることに時間を割きたいです。


2014年末辺りからでんぱ組を見てきて、5年弱の間は本当に楽しかったです。
数えきれないくらい遠征もしたし、いろんな人と関わることもできました。
行った現場は今でも明確に思い出すことができます。
その思い出はずっと心に残り続ける大切な大切な5年間でした。(そのうち振り返ります)
それを超えるほどのめりこめるものが今後現れるかどうかは分かりませんが、
思い出を胸に残しつつ、夢中になれるものを探したいと思います。

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