思い出したこと
大学サークルで途中で死んでしまった同期がいる。彼とはそれほど仲良いわけではないしごはんなんて一回も行ったことなかった。引退する時私は彼の親に彼のうつった写真のアルバムをあげた。なんでそうしたか?ずっと気にかかっていた。なんで死んでしまったのか知らないこと。お墓参りに行ってないこと、死の理由はわからないけどもしかすると彼の日常=サークルに何かあったかもしれなくてそれに私が気づけなかったこと
私が今できることは何か?
自分のためでなく彼のためにできることは何か?
私は死んだ人のためにも何かできるけど、生きている人のためにも何かできる
だから、私は、もっとも確実に届くであろう生きている人のためにできることをまずはすることにした。
彼はもういないけど彼の関係者、親はいる
親が見たことのないサークル内での彼の写真を渡したいと思った
迷った。求められてないんじゃないか、思い出させるのが悪いんじゃないか、むしろ迷惑なのでは、と思った。一方で、亡くなった人のまだ見たことない写真があったら嬉しいんじゃないかとも思った。
わかんないから作って送ることにした。
数か月後お礼のメールが届いた。
送って良かったんだと思う。
ひとつ私らしさが表れる話なんじゃないかなと思った。
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