東南アジア最大のキリスト教国でクリスマス🎄⑦

それにしても、マニラのスラムの大きさには、ただただ驚くばかりです。
警察の方が地元のマフィアより信用ならないという話も、「正統」がどちらにあるか、そして、「グローバルな正統」はローカルな正統と整合性があるべきか、という、まさにグローバリゼーションと、貧困コミュニティがことごとく直面する課題そのものであるように感じられます。
多くの場合は、そこそこで折り合いがついてしまうのですが、規模の大きさや、歴史的に外部資本が肩入れしやすい関係性が、それを押し留めていることでしょう。
誠に勝手ながら、ここで類似の構造があろうと想定しているのは、イスラエルにおけるスラムの問題です。
マイク・デイビス『スラムの惑星』の内容は、今や正確に覚えていませんが、読み直せば新たな気づきもあろうかと思います。

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