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どうやったら本って出せるか、と4月17日の日記

※今回は日記以外は全部読めます。シェアとか是非!

中学の友人から、「林くん、たくさん本出してるんでしょ。どういうきっかけで出せたの? 私も出したいんだけど、小説とか書けないんだけど、どうすれば良い?」というような内容のメッセージが来たので、それについて書いてみます。

本を出したきっかけは、FBやnoteで「毎日」色んなことを書いていたのを、編集者が見つけてくれて、本を出す話や、連載の話が来ました。

「小説」は書けないんですよね。でも本は出したい、と。だったら、「コラムみたいなもの(例えば、桜が散った後の風景が好きだとか、近所にこんなお店が出来たとか)」を毎日書くのをオススメします。

この「毎日書く」理由はこうです。

数十人のグループを二つに分けて、一方のグループには「たったひとつだけ最高の質の作品を作りなさい」と伝えて、もう一方のグループには「質は気にしなくて良いから、ただただたくさん作品を作り続けなさい」と伝えたそうなんです。

結果は、たったひとつだけの作品を作ったグループより、質を気にしないでたくさん作品を作ったグループの方が「より質の高い作品」を作ったそうです。

理由は二つあると思います。

ひとつは「たくさん作れば、たまには良いのが出てくる」です。僕はそうやって、たまに「自分でも上手く書けたなあ」と思えるものをまとめて編集者に持って行って本にしたことがあります。

もうひとつは、毎日書いていると「自分の限界がわかってきたり、自分の得意なことがわかってきたり、自分の限界を超える方法がわかってくる」です。

自分一人が考え出せるもの、作り出せるものって限界があります。1週間で7本くらいコラムを書いてしまったら、もう「ネタ」ってなくなってしまいます。

そうなると、ネタを探しに行き始めます。

僕は常々、「ネタを探す場所はインターネットじゃない方が良い」と考えています。

もちろん、ピエール瀧や上野千鶴子の話を、「すごく上手く書く人」っています。でもそんな人たちは「プロ中のプロ」です。

そんなみんなが話題にしているネタで「人よりも目立った文章を書ける人」っていうのは、別に何を書いても面白い人です。この人達には勝てません。

それよりも「自分ならではのネタ」を探して書いた方が良いです。

スーパーのレジで、「どうしてこのオジサンは怒ってるんだろう」とか、「黒人男性にモテるタイプの日本人女性って、どこか似ているなあ」とか、「どうして僕たちは、お婆ちゃんがやってる小さいお店に入らないで、コンビニに入ってしまうんだろう」とか、「離婚する人たちの共通点って何だろう?」とか、そういう「小さな疑問」を少しづつ「自分の言葉で表現する」っていうのをした方が、「自分らしい文章が書ける」と思っています。

そういうのを毎日毎日、例えばnoteで書き続けていると、「ああ、自分は人が切なくなる話を書くのが得意なんだな」とか「自分はどうやったら儲かるかっていうのを書くのが上手いんだな」とか「自分は人の見栄とか嫉妬とかそういうドロドロした部分の感情を書くのが上手いんだな」って感じで、自分の方向性が見えてきます。

それで、まとめて例えば「モテるにはどうすれば良いか?」とか、「人に嫌われない生き方ってあるのか?」とかって感じで「みんなが読みたがるテーマ」が見えてきます。

それを書き続けるしかないと思います。

まず、外を歩いて、誰かと話して、「え? これってどうしてなんだろう?」って気づいたことを、しばらく考えて書いてみるというのはどうでしょうか?

外に出る→誰かと話す→疑問を感じる→考えてみる→文章にして発表するっていうのを毎日繰り返すのが一番だと思います。

最後に「本を出したい」というのが目的なら、「自分が書きたい文章」ではなく「みんなが読みたい文章」を書くことを心がけるべきかと思います。

例えば、僕の記事で最近一番読まれているのはこれです。2017年に書いているのに、まだずっと読まれてます。僕としては、「どうしてもこういう文章が書きたい」というわけではないのですが、世の中には「こういう文章を読みたい」という人が多いんです。

「本」って商品です。需要と供給で成り立っています。「需要があるもの」を書くのが「本を出す」のの近道です。

あと、noteはハッシュタグ企画がありますよ。是非、それを書いてみてください。まずはnoteのアカウントを作ってください。色んな人が色んな表現をしています。まずそれを参考に!

ここから下は僕の日記になっています。

 ※

4月17日

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