9月16日の日記と蕎麦屋に行き始めた理由と蕎麦屋業界がブルーオーシャンな理由

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「なんでいつも蕎麦食べてるの?」ってよく聞かれるので、その話を。

妻のお父さんが、佐賀から出てきて、東京霞ヶ関の法務省で働くことになって、「お蕎麦を毎日食べることにした」らしいんですね。佐賀はもちろん「うどん文化圏」なのですが、「郷に入っては郷に従え」で、「東京の人は蕎麦を食べているから自分も蕎麦を食べよう」って思ったそうなんです。

僕、そういう発想好きでして。例えばブラジルに行ったら、ブラジルの人が普通に食べている食事を毎日食べたいんです。たまに、海外で長くいると和食が食べたくなるって聞きますが、僕、そういうのないんです。

ちなみにブラジル料理、毎日食べていると、自分の身体の匂いが変わってきて、「ああ、そういうことなんだなあ」と勉強になりました。

それで僕も今まで「お蕎麦」なんて食べたことなかったのですが、おそるおそる蕎麦屋の暖簾をくぐるようになりました。

最初は「もりそば」を「ずるずるっ」と食べて、「ごちそうさま」って言って、さっと店を後にするのが「粋でクール」だと思ってたんですね。

それが坪内祐三がエッセイで、「夏の暑い日に温かいかき揚げ天そばをかき込むのが粋」みたいなことを書いていて、「そうかあ、それはカッコいいかも」と気づいて、一時期、色んなお店の「かき揚げ天そば」を食べ歩いてたんです。

そしたらある日、気づいたことがあって、老舗の純文学系の蕎麦屋って「かき揚げ天」がないんです。要するにかき揚げ天って亜流で最近発明されたモノなんです。

それでメニューをよく見ると、「冷やしたぬき蕎麦」も老舗系にはないんです。

僕、レコードが好きなので、こういう「レーベルごとのカラーの違いを楽しむ」とか「プロデューサーで買う」とかっていうのが好きなので、そういう目で「お蕎麦屋さん」を眺め始めたんです。これが面白くて。

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