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やっぱりふみぐらさんに小説を出してほしい #寄せ文庫

猫野サラさんが、こんな素晴らしい企画を始めたそうなので、僕も参加させてください。

1.ふみぐら社さんのnoteの中から、あなたにとってのイチオシ作品を選ぶ。
2.その作品に対する想いを文章に書く。または作品からイメージした挿絵を描いて、あなたのnoteに公開する。
3.それらを私が一同に集め、ふみぐらさんの「他薦作品集」として文庫本にする。
4.ふみぐらさんに献本。手に取ってニヤニヤしてもらう。

僕が選んだふみぐらさんの作品はこちらです。

僕の文章はこの下からになります。猫野サラさん、サトウカエデさん、こげちゃ丸さん、クニトミユキさん、よろしくお願いいたします。

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昔、友人のバーテンダーの店で。彼がお店を閉めた後、その辺に残っている食材に包丁をいれて、さっと火を通して、「素晴らしい一品」をものの5分で作って「さあ飲むぞ」って言うんです。

もう「味覚のセンスの天才」でして、食べて感動した僕が、「え? 酒と料理の本とか作れば」と言うと、「俺、バーテンダーだから。お客様にお酒を出すのが仕事だから」って言うんです。

ふみぐらさんも、たぶん本当に酒屋で「小人のビール」を買ってきて、ちょっと思いついて、さらさらっと書いた、ふみぐらさんにとっては「なんでもない小品」だと想像します。

僕、こういう種類の小説が大好きで、すごくたくさん読んでいるし、自分でも下手ながら書いてみてるんです。この作品、トーンを抑え続けつつも、ずっと雨を感じる描写とか、独特のユーモアとか、最後の部分で少しだけひっくり返す構成とか、もうふみぐらさんのセンスと才能があふれていると思います。

ふみぐらさんに会うたびに、「自分の小説を書かないんですか?」ってしつこくしつこく僕は言うのですが、ふみぐらさん、いつも困った表情を見せるんです。ふみぐらさんに小説を出してほしいなっていつも思うんです。

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#寄せ文庫



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