買ってよかった2015

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

僕、モノに全く興味がないんです。

例えば、万年筆とかシステム手帳といった道具に興味がありません。

僕は携帯電話を持っていないので、たまに公衆電話から電話をしなきゃいけない時があるんですね。

ところで公衆電話から携帯電話に電話をかけると、すごい勢いで１０円玉がなくなるってご存知ですか？

だから僕は公衆電話からかける前にその辺のコンビニに立ち寄って、ボールペンを買って、レジで「すいません。１０円玉でお釣りをいただけますか？」って言って、そしてそのボールペンを普段使いにします。

そして手帳のようなモノは、たまに買うのですが、結局使いこなせなくて、裏が真っ白の広告やチラシなんかを切っておいたメモ用紙に、「お店の買い物メモ」や「原稿のアイディア」や「待ち合わせ時間」なんかを書きなぐって、それ専用の袋や、読みかけの本のシオリ代わりや、財布の中に入れておきます。

でもこの文章はＰＯＭＥＲＡという簡易ワードプロセッサーで書いています。

これ、何が素晴らしいって、ネットに繋がってないんです。

ネットに繋がってないから、その場でわからないことを検索出来ないんですね。

で、検索できないと「自分の頭の中にある情報だけでなんとかしよう」とするから、書く文章にすごくオリジナリティというか、自分らしさが出るんです。

例えば「婚活問題」について書こうとしますよね。

で、インターネットで「婚活」って検索すると、ありとあらゆる情報が出てくるし、もうとにかく語り尽くされていると思うんです。

それらを全部読んでから「婚活」について書こうとすると、当然ですが「みんなの意見を読んだ感想とまとめと反論」しか書けないんです。

でも、例えばカウンターでお客さまから「婚活の中に恋愛要素を入れたらみんなもっと楽しくやれるんだけどね」っていう情報だけをもらったとします。

そしたら「婚活の中に恋愛要素を盛り込むってどういう風にすれば良いんだろう」ってオリジナルな考えが出来るんです。

それで僕は「書くときはネットに繋がらない、検索はしない」というスタンスでやりたいので、ＰＯＭＥＲＡがとても便利というわけです。

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僕は洋服や靴や鞄関係も本当にこだわりがありません。

ちなみに、元有名アパレル出身の妻は先日「洋服はもう良い。でも鞄と靴はやっぱり買う」と変な宣言をしていました。

僕は鞄は「旅行先や美術展や友達のお店で見かけて気に入ったトートバッグ」と決めています。

美術展に行って、「今日の良かったなあ」と思ったら、帰りのおみやげコーナーで何か買いたくなりますよね。そういう時に僕は必ずトートバッグを買います。

あるいは、友達のカフェやレコード屋で「林さん、トートバッグ作ったんですよ」とか言われたら、そこで買います。

そんな感じで今はこういうトートバッグを使っています。

吉祥寺を歩いていたら、道ばたで露店を出していて、吉祥寺グッズを売っていたのですが、小学生くらいの男の子がお母さんと店番をしていて、「休日なのにお母さんのお手伝いなのかなあ。シングルマザーなのかなあ。日曜日に友達と遊びたくないのかなあ、偉いなあ」と思って、買ってしまいました。

他はレコードと本はたくさん買いました。

ＣＤについては、今出ているＬＡＴＩＮＡで２０１５年のベストアルバム１０枚を書いています。ご興味あれば。 → http://goo.gl/fYGehK

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