ある日突然、世界の風景をガラッと変える天才、と12月22日にKAKULULUさんでジョアン・ジルベルトのトークイベントをすること
今、日本中どこまでいっても、「○○バル」という名前の、立ち飲みスタイルやそれに近い「ワインと軽い食事」を出すお店ってありますよね。
あれって、一瀬智久さんという方が、ある日突然、「三鷹バル」というお店を始めて、そのお店のスタイルを、多くの人たちが「カッコいい、真似しよう」と思ったから、日本中に広がっていったんです。
ほんと、一瀬さんがいなければ、今でも日本には「○○バル」って存在しなかったはずですし、今流行りの「立って天ぷらを食べるお店」とか「立ってステーキを食べるお店」とかも、まず出来なかったはずです。
そうなんです。一瀬さんが、ある日突然「三鷹バル」を始めたから、それが伝播して、立ち飲みスタイルが広がったんです。
一瀬さんって、日本の外食の風景を「ガラッ」と変えてしまったんです。(この件に関しては僕の新刊で一瀬さんにインタビューしてます)
そういう世界の風景を「ガラッ」と変えてしまった天才。
例えば、ボブ・マーリーもそうですよね。彼がいなければ、世の中にはこんな風な「レゲエ」って存在しなかったはずです。
レゲエがない世界。想像できますか? すごく今と違う世界ですよね。それもこれも、ボブ・マーリーが世界の風景を変えてしまったんです。
そして、世界の風景を変えてしまった人と言えば、ジョアン・ジルベルトです。
ジョアンが、ある日突然、「ボサノヴァ」を発明するまで、この世界に「ボサノヴァ」って存在しなかったんです。
インターネットって、すごく「突っ込み」がある世界なので、先に言っておきますと、三鷹バルの前にもちろん立ち飲みはあったし、ボブ・マーリーの前にスカやロックステディがあったし、ジョアン・ジルベルトのボサノヴァの前にも、ガロートとかそれっぽい音楽はありました。
今、ボサノヴァがない世界。想像できますか? リゾート地や高級ラウンジでかかるBGMが、ガラッと変わりそうですよね。
ほんと、ジョアン・ジルベルトが、ある日突然、この世界の風景をガラッと変えてしまったんです。
ボサノヴァってどんな音楽をイメージしますか?
セルジオ・メンデスの、これだったり、
あるいは小野リサさんだったり、
クレモンティーヌだったりしますよね。
でも、これら全てのボサノヴァの大本はジョアン・ジルベルトでして、そんなジョアン・ジルベルトについて語るトークイベントを12月22日池袋のKAKULULUで行います。
語るのは僕、林伸次(bar bossa)と江利川侑介(disk union)さんです。
語る内容は、「ボサノヴァを聞き始めた人のため」「ボサノヴァってどんな音楽なのか知りたい人のため」なのですが、お客様の雰囲気を見て、色々と話してみます。
そして、来場していただいた方、全員に、ジョアン・ジルベルトの秘蔵音源、「Joao Gilberto Private Session at Chico Pereira's House in 1958」のCDRをプレゼントします。
以前はヤフオクで高く売られていた音源です。
ジョアンが、色んなギターリストについて語ったり、その当時のジョアンがよく演奏していた曲はもちろん、レコードには未録音の曲も入っています。これはなかなか貴重です。曲目はこちらです。
CDRには当日のお店KAKULULUさんとbar bossaとdisk unionの三つのロゴが入ります。これまた後に値あがるかもしれません(笑)。
話す内容はこんな感じです。
●ボサノヴァって?
●よくある誤解
●初めてのジョアン
●バーで何が受けるか
●ディスクユニオンではどれが売れているか
●お客さんに薦めるのはどれ?
●レコードやCDの価格、貴重盤のはなし
●僕と江利川さんの好きなジョアンの作品3枚づつ
ご予約はこちらになります。
「池袋で音楽がゆっくり楽しめて、良いお店ないかな」って、さまよっている方、多そうですよね。
KAKULULUさん、一度このイベントで来ておけば、次回から「池袋はあそこ」って感じになりますよ。この機会に是非。
それでは当日、お待ちしております。
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