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エビスの小説の紙の本が出ることと、読書感想文を募集いたします

僕、バーテンダーという仕事を25年間も続けているので、酒場で人が何を飲んでいるのかっていうのが職業柄すごく気になるんですね。

例えば、外国のなんでもないスポーツバーでみんながサッカーを応援しているシーンがテレビに映ったら、みんなが何を手に持って飲んでいるのかって必ずチェックしてしまうんです。

あなたはチェックしたことがありますか? 今度見て下さい。ほんと世界中どこまで行っても、みんながビールを飲んでいるんです。ほとんどの人が黄金色で上に白い泡がのっかっているあの飲み物を手に持っています。なんでこんなに全世界でビールが飲まれているのか不思議ではないですか?

緊急事態宣言中のある夏の始まりの日に、仕事依頼のメールが届きました。お店はずっと休業中でもうとにかく時間がたっぷり余っていたので、その人たちに会ってみると、「エビスの新商品が出るので、その小説を書きませんか」とのことなんです。

エビスですよ。日本のビールのトップブランドです。そのエビスの新商品の小説を書くって、バーテンダーというお酒を扱う仕事を長年続けてきた人間として、これ以上はないくらいの夢みたいな仕事です。

歌を歌う仕事をしてきた人間が紅白歌合戦に出場するのとか、アニメを作る仕事をしてきた人間がジブリの作品に関われるのとかと同じです。エビスの新作の小説の依頼です。

これはすごいチャンスだ、僕のすごいキャリアになると確信して、その場で引き受けました。
そのエビスの新商品は、ドイツのハラタウ地方のホップのみを使っているということで、そのハラタウ地方とホップを描いたものであれば良いというのが「唯一のテーマ」です。

ところで今僕が簡単に「ドイツのハラタウ地方のホップのみ」と書きましたが、なんのことかよくわからないですよね。

実はビールってこんなにカジュアルにみんなが楽しめる飲み物なのに、作り方や原料が結構難しい飲み物なんです。最近ビールを扱った記事や本をよく見かけますが、必ず「上面発酵と下面発酵」と書いてありまして、その2つそんなに難しくないのですが、なんかわかりづらいんです。

だったら、この僕のエビスの小説を全部読めば、今の世界のビールの状況のことやビールの作り方や歴史が全部わかるような物語にしようと決めました。

僕、今52歳でして、いつ死んでも大丈夫なような心づもりで仕事を選んでいるんですね。最近は「僕にしか出来ない、僕にしか書けない内容の仕事」と決めていまして、このエビスの新作のビールの小説も、「バーテンダーを25年間も続けてきた、東京渋谷の薄暗いバーで深夜、お客様にずっとお酒を出してきた人間にしか書けないような物語にしよう」と決めました。

主人公が「美味しいビールを探す旅」に出て消えてしまったところから物語は始まります。夢とか失敗とか恋とかがあります。前半の舞台はバーです。

この2021年の長い長い夏の間、渋谷の冷房が効いた誰もいないバーでホップについて、ビールについてずっと考えながら書きました。

是非、読んでみて下さい。どうして世界中であの黄金色で白い泡がのっかっているビールが飲まれているのかわかると思います。こちらでDLできます。

この本の装丁版(紙の本)が数量限定で、11月24日から配布されます。

ヱビスビール記念館か、全国のYEBISU BARに行って、「ヱビス ホップテロワール」を注文してください。その注文する時に、「あのー、林伸次のエビスの小説の本が欲しいんですけど」って伝えていただければ無料でもらえます。

ちなみにYEBISU BARさんの方では事前予約や取り置きなどは受け付けてません。数量、多くないです。なくなり次第の終了です。

ヱビスビール記念館

YEBISU BAR

この本の読書感想文を、noteで募集いたします。長くても短くてもいいです。「なんかビールが飲みたくなったぞー」でも、「今度からホップを意識して飲むぞー」でも何でもいいです。この本を読んでどういう風に感じたかを書いてくれたらすごく嬉しいです。

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【賞品】
・この僕の小説の装丁本 1冊
・ヱビス ホップテロワール2本

【対象人数】
15名

【期間】
11月24日(水)~12月15日(水) その後、僕とエビスさんが審査の上、12月22日(水)にこちらの僕のnoteで発表いたします。

【ハッシュタグ】
#ヱビスの小説読書感想文

こちらの「#ヱビスの小説読書感想文」のハッシュタグをつけて、noteで投稿していただけると、この企画に応募したことになります。必ずハッシュタグをお忘れなくです。

というわけで、この小説、評判良くて自信あるのですが、装丁版(紙の本)はエビスのお店か、読書感想文で選ばれた15人しか入手できません。

エビスさんが初めての試みで、僕もそれにこんな風に参加できてすごく嬉しく思ってます。是非、読んでみてください。紙の本も、読書感想文も是非。



サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。