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前の世代を引き継ぐとき、と1月26日の日記

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数年前、テレビである下町の食堂を取材していたことがありまして。

いわゆる「昔ながらの食堂」でして、カレーライスもあれば、トンカツやショウガ焼き定食や、うどんもある、メニューがずらっと並んだ良い感じの食堂なんですね。

家族経営で、60代くらいのお父さんとお母さんが厨房でいまして、40歳くらいの息子夫婦が中心になって切り盛りしているお店なんです。

お客さんも、近所の小さい子や老人を含む家族や、近所のおじさん、もちろん学生さん達にも愛されていて、すごく良さそうな食堂です。

テレビの取材が、お客さんに色々と聞いて回ってまして、おじさんが「俺は40年通ってるから」みたいな話をしたり、「ここのカツ丼が最高」みたいなことを言ったりしてるんです。

そこで、どういうきっかけだったか忘れたのですが、常連のおじさんが、「昔やってたラーメン、美味しかったのにどうしてやめちゃったの?」みたいなことを言ったんですね。

そしたら、厨房の中の60代くらいのご両親も、「ねえ、あのうちのラーメン、人気あったんだけど、うちの息子がやめちゃったのよ」みたいなことを答えたんです。

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