支払い方と立ち飲みと飲食本大賞
レストランとかで、注文が決まったら店員さんを呼ぶことがありますよね。
あれって、「すいません!」とか「手を挙げたり」とかしなくても、「メニューをパタンと閉じる」と、それが「注文が決まったよ」という合図で、店員さんが注文を取りにくるのはご存知でしょうか。
だから逆に注文が決まってるのにメニューを開けたままだと店員さんは「注文はまだ決まっていないんだろうな」っって判断されることもあります。
これ、彼女が「ねえねえ、それでね、この間ね」と話が止まらなくなった時、「ごめん、ちょっと店員さん呼ぶから」って会話を中断しなくて良いので、是非、お試しください。
同じように「お会計の時」は店員さんを見て、「ペンを書いているジェスチャー」をすれば、お会計を持ってきてくれるのはご存知かと思います。
これ、日本では「手で×を見せる」というジェスチャーもしますよね。「〆めて下さい」という意味なんでしょう。もちろん当然ですが、海外では通用しませんのでご注意下さい。
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ところでこの「飲食店での支払い方」なのですが、ずっと気になっているとことがありまして、日本の飲食店ってレジのところにお客さまが近寄ってきて、その前でお会計をしますよね。
レジが入り口のところにあるともちろんみんなそうしますし、レジが厨房の前やカウンターの端っこにあっても、みなさんそこまで歩いていって「すいません、お会計をお願いします」って伝えますよね。
あれっていつからなんだろう、っていつもいつも気になります。江戸時代からそうだったのでしょうか。
江戸時代のお寿司屋さんは、想像するに目の前の板前さんが「じゃあいくらになります」って言って、そこで渡していたはずですよね。
お蕎麦屋さんやうどん屋さんのようなテーブルがあるお店では江戸時代はどう払っていたのか、気になるところです。
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あと支払い方で気になるのが、イギリスのパブってビールをカウンターで注文して受け取ったらその場で支払う「キャッシュオン制」ですよね。イギリスがそうだと言うことは、アメリカやオーストラリアなんかもそうだと想像します。
で、僕がブラジルに行ってたとき、どんなお店に行っても「キャッシュオン制」じゃなかったんです。
例えばコパカバーナのビーチでパラソルの下でドリンクを売っているお店があったんですね。そこはちゃんとしていて、グラスにビールを注いでくれるお店だったのですが、そこでビールを買って、そのグラスを片手に砂浜の方にお客さんは歩いていくのですが、キャッシュオンじゃなかったんです。
お客さん、逃げてしまわないのかなあって気になったのですが、とにかくどんな店でも「最後にまとめて支払い」でした。
もちろんイギリスにもブラジルにも「そうじゃない店」はたくさんあると思うのですが、「どうして違うんだろう」って気になります。
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あとずっと気になっているのは「立ち飲み文化」です。
例えばタイって屋台文化がすごく発達しているそうですよね。で、どれだけカジュアルな屋台でも絶対にイスとテーブルは用意してあるそうなんです。
日本は昔から「立って飲んだり食べたりする」のって結構ありますよね。
あの「立って飲んだり食べたりする文化」って世界では「少数派」だと思うんです。
普通に考えて、「飲食は座ってするもの」ですよね。立って食べたり、寝ころんで食べたりするのは「不作法」だとどんな民族でも感じているはずなんです。
それを近代化の時に労働者が急いで食事をする必要があって、「立って食べるのもOK」という文化が出てきたんだと思います(勝手な想像です。違ったらすいません)。
そして「一度、立って食べても良い」という文化が定着すれば、その人たちは「立って食べるのを心地よい」と感じて、後戻り出来ないという法則もあるような気がします。
でもこれ、もっと突っ込んだところはよくわかりません。
そういうの研究してくれて、イラスト入りや現地の写真入りで解説してくれた本があれば、高くても買います。
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話はドンドン脱線していくのですが、そういう「食べたり飲んだりすることの本」から毎年、一冊選んで「飲食本大賞」を選ぶのってどうでしょうか。
レシピ本や居酒屋巡り本やグルメ旅行記本やシェフ漫画といった「飲食にまつわる本」ってすごくたくさん出ていますよね。
そういうのから毎年1冊選ぶと面白いんじゃないかなと思います。
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