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心をつかむ「贈り物」

誕生日に、結婚祝いに、就職祝いにと、人生の節目に贈るプレゼント。相手に喜んでもらいたいと思う分、なにを上げるべきか頭を悩ませるものです。そんな悩みにヒントを貰える今回の林伸次さんのコラム。相手を喜ばせるだけでなく、印象を残すことができるプレゼントとはどんなものか。一緒に考えてみましょう。

「贈り物」の難しさ

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

bar bossaを開店したとき、以前、僕が働いていた会社の人たちから、すごく素敵なオブジェ風の時計を頂きました。おそらく「バーのインテリアにもぴったりだと思うから、置いてみて」という意味だったと思うんです。その時計、確かに素敵だったし、それなりな金額はしたのだろうとは推測できたのですが、お店には置いていません。

というのは、バーには「時計はない」からなんです。カフェには時計はあります。というのはカフェは日常だから、待ち合わせとか、ちょっとした休憩とかに使うため、時計が必要なんです。でも、バーは非日常なので、「時間のことなんて忘れてふたりの恋をお酒で高めて下さい」という意味で、時計はないんです。

でも、そんなことって普通の人はわからないですよね。その時計は僕の自宅で時を刻んでいます。「贈り物」って本当に難しいですよね。異性へのプレゼントも難しいですが、なにかの記念やお礼などに贈るものにも、みんな頭を悩ませているようです。ときどきbar bossaでもお客さんから「林さん、贈り物ってどうしてます?」って質問されます。

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