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「本を読みたいけど読む時間ない」からついに脱出できた話

本を読むのが結構好きでできれば一月に10冊くらい読みたいなぁなんていつも思っているのですが、やっぱり平日は仕事をしているとなかなか本を読めない。では休日に読むかと言ったら、休日は休日で平日じっと働いているぶん思いっきり体を動かしたい!ということで読書から遠ざかる。そんなことを繰り返し、毎年今年こそは本をたくさん読むぞー!と意気込みながらもなかなか思うように読めていなかったのでした。

ところが昨年末に読んだ、山口周さんが書かれた「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」という本で紹介されていたちょっとしたコツを試したところ今年は顕著に読書量増えており、かなり調子が良い感じなのです。

山口さんがおっしゃるには「読書の『アイドルタイム』を極小化せよ」。なにを言っているかというと「同時並行で10冊以上の本を読む」のが大事ということです。

やっぱり読書量を増やすにはできるだけ隙間の時間とかなにやってるかわからない「名もなき時間」に本を読むことがコツだと思うのです。例えば今「ストーリーとしての競争戦略」という本を読んでいるとします。経営とか競争戦略の本って教科書っぽいというか硬すぎて読むのが辛いケースも多いと思うのですが、「ストーリーとしての」と言っているだけあって本書の内容自体もなかなか引き込まれるストーリーになっていて面白いわけですが、だからと言って四六時中競争戦略の本を読みたいとは限らない。その時の気分によってはもっと柔らかなエッセイだったり小説だったりを読みたい場合もあるわけです。そこで無理に経営学の本を読み通そうとすると、「なんか読みたくないな」となって、読まなくなって変わりにInstagramなどに時間を費やすはめになってしまうわけです。

でもその時に常時10種類くらい読み進めている本があれば、その中から少なくとも1冊くらいは気分にハマるものがあるはずです。少なくとも、「まぁこれなら今読んでもいいかな」と思えるようなものは。今日はちょっとライトに村上春樹のエッセイにしようかな、とか、ずっと読みたいと思っていたSF小説にしようかな、とか。こうすることで「アイドリング」状態を極力避けて、サクッと本をいつでも読める状態に近づけていく。これが読書する時間を捻出するコツのようです。

そんなわけで私もできるだけいろんなジャンルの本を常時10冊くらい読みかけの状態にしておいてみたわけですが、これ確かに効果ありますね!ちょっとした時間ができた時に(例えば駅のトイレに並んでいる間とか電車乗ってる時とか)その時の気分に合うものをさっと開く。そうすると「やっぱり今読書したくないからやめよ・・」が減りました。月10冊はいかないものの、3ヶ月で25冊くらいは読めているので自分としてはなかなかいい感じです。

常時10冊の本を持ち歩くことは不可能なので、やはりKindleで読む必要があると感じました。なので紙派の人はちょっと抵抗あるかもしれないですね。でも山口周さんも紙派のようです。

私もやっぱり手触りとか読んだ感とかメモしやすい感じで言ったら紙がいいんですけど、たくさんの本を携帯できる利便性と、やはり部屋から物理的なものがなくなるメリットを考えると、よっぽどのことがない限り最近はKindleで一辺倒ですね。読みたいと思った本をすぐに読みたいせっかちなので、ワンクリックですぐ購入できるのも性に合ると感じます。


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