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うつになって感じたこと



実は去年の8月下旬頃から鬱のような状態になり、
人生から一旦ログアウトしていました。

最近になり、やっと心も体も元気になって、しんどかった期間を冷静に振り返ったり、将来のことを考えたりする事ができるようになりました。忘れてしまう前に、生き延びた記録を残しておこうかなと思います。私が鬱状態の時に、周りに理解してもらって助かったこと、嬉しかったことなどもシェアしたいと思います。

あの違和感は鬱の前兆だったんだね

最初の違和感は肩凝り 8月下旬〜
1日中PCと睨めっこする日々が続いたことが原因だと思い、温めて首や肩周りのマッサージ、ストレッチなど試みましたが、普段はそれで良くなるのに、全然効き目なし。

朝起きられない 8月下旬〜
それまでは朝起きるのは全く苦でなかったのに、
だんだんと目が覚める時間が遅くなっていき、
目覚めても体が重く、ぼーっとするようになっていきました。

手足の脱力感 9月〜
常に足が宙に浮いているような、ゾワゾワするような、
何とも言葉では上手く言い表せない、変な症状が現れました。この時もまだ運動不足だと思い、運動をしたり、足裏マッサージをしましたが、全く効き目なし。

漠然と不安になる 9月中旬〜
自分でも具体的に何に対して不安なのか分からないけれど、頭の中がネガティブな考えに占領され、不安、焦り、将来への恐怖心でいっぱいになっていました。

自分の感情や意思が分からない   10月〜
「パンとごはん、どっちがいい?」と聞かれても、
答えられなくなりました。自分がどうしたいか分からないし、言葉も出てこない自分に焦りとパニックになりました。

涙が溢れてくる  10月〜
もう何をしていても精神的にギリギリの状態で、
自分の気持ちを誰かに話そうとすると、考えはまとまらないし、泣けてくるし、自分の存在価値を見いだせなくなりました。

息がうまくできない  10月〜
常に喉のあたりを誰かにギュッと握られている感覚というか、何かが喉に詰まっていて呼吸ができないような感覚が、起きている間ずっとするようになっていました。

運転中に事故りかける  10月中旬〜
頭が働かない状態なので、車の運転中の判断がいつものようにできません。対向車がいるのに右折しようとしたり、信号が青に変わったことに気づかず後ろの車のクラクションで我に帰り、ヒヤッとしたり。この出来事を機に、しばらく運転は控えていました。

もう無理です、助けてください。

10月に入るまでは、どうにか沈まないよう自分なりに試行錯誤して、ジタバタとあがいていましたが、ダメなときは、ダメなもんですね。息が上手くできなかったり、運転中に身の危険を感じたりした、10月中旬。わたしはもう降参しました。もう一人では無理!

藁にもすがるような気持ちで、お医者さんの力を借りることに決めました。家族にも協力してもらい、近くの心療内科に初診予約の電話をかけました。が、、、ビックリしました。。。どこの病院も初診の予約を受け付けていない、もしくは、早くても3ヶ月先の予約になるとのこと。。。

重度のうつ病の症状として自殺願望を持つ人だっているのに、3ヶ月も待てないよと思いました。私は「死にたい」とは思いませんでしたが、「一旦、消えたい」とは思いました。なんていうか、自分が消えて家族や友達に会えないのは悲しすぎるから、透明マントを被ってみんなには見えない自分になりたいと笑

ということで、心療内科で診てもらえるのは3ヶ月後。それまでどうやって生き延びようか。。。とりあえず、居ても立っても居られないくらい、
しんどかったので、風邪を引いた時にいく普通の病院に駆け込むことに。

ひとりで頑張ろうとしなくていいんだね

いつもの病院の先生に「頑張りすぎたんだね、1年くらいゆっくり休んだらいいじゃん」というホッとする言葉と共に、喉になにかが詰まった感覚をとる漢方と憂鬱な気分を和らげるお薬の処方箋を出してもらいました。10月中旬から薬を服用し始めて約2ヶ月間は、本当にクマが冬眠するかのうように、布団やソファーに吸い込まれて一体化するんじゃないかレベルに寝続けました。

全然大丈夫じゃない日々

薬の副作用もあり眠気とだるさで動けない10月中旬〜12月中旬は本当に、
はこのまま一生動けず、家に引きこもり、社会復帰できないと思っていました。インスタを開けば全てが上手くいっているように見える友達の様子を目にして、周りと比べて落ち込んだり。

友達からLINEが来てもなんて返信したらいいか分からず、元気になったらまた遊びたい気持ちは山々だけど、
いつになったら自分がまた大丈夫になるか分からないし、結局返信できず、このまま友達も失ってしまうんではないかという、恐怖感に襲われながら、何もせずに1日があっという間に過ぎていきました。

3歩進んで2歩下がる

薬を服用し始めて2ヶ月、徐々に焦りや不安感は薄れてゆき、〇〇食べたい、〇〇をしたい、〇〇キレイ!、美味しい、楽しい、という感情が少しずつ戻ってきました。

ずっと家の中に籠っていましたが、調子のいい日は外に出ようと思えたり、メイクをしてみたり、今日はお洒落しようと思えたり、ほんの少しずつ、生きることに喜びや希望を見出すことができるようになりました。

年明けには久しぶりに友達との集まりに参加することができました。みんなに会えて、沢山はなして、とても楽しい時間が過ごせたし、参加してよかったと心から思いました。ですが、やはり友達と集まった日の翌日は、体が疲れてまたしばらく動けなくなってしまいました。元気な時は、友達と会って遊ぶのは楽しいし、全く大変なことではないのに、うつ状態になると当たり前にできていたことが、できなくなるんですよね。

うつ病の回復期は、3歩進んで2歩下がるを繰り返して、少しずつ焦らず前に進んでいくということを、身をもって実感しました。本当にありがたいことに、家族、お医者さん、友達が私がうつ状態だということを受け入れて、責めることなく、見守り、助けてくれたので、ひとりで頑張らなくていいんだということを学びました。

ココロだって風邪をひく

本格的にうつの症状を経験してみて思ったのは、うつ病は「心の風邪」とも言われているけれど、どちらかというと「脳の風邪」だなと思いました。心の問題だと思われがちだけど、本当は脳の働きが上手くできずに、心に影響を及ぼしているということを実感しました。

渦中にいるときは、本当に辛いし、涙が溢れてくるし、永遠にこの真っ暗闇から抜け出せる気がしないけれど、周りの人に助けを求めて、風邪を引いて熱を出した時みたいに、ゆっくり休息をとれば、ちゃんと治すことがで切るんですよね。なーんて、やっと復活できたから、言えるんですけどね笑ここ半年間はボロボロで、綺麗めな文章でまとめようと頑張っているけれど、誰にもみられたくない姿でうつ病サバイバルゲームをした2023後半でしたね。

うつの人への接し方

周りに鬱状態の人がいてどのように接したらいいか分からない時は、こうやって接してくれたら嬉しいです。

①温かい目で気長に見守って欲しいです。
頑張りたいけど、頑張れない状態で、自分でも自分が大丈夫か分からない状態なんです。焦らないような言動をしてくれると嬉しいです。

②「大丈夫?」や「頑張って!」は反応に困ってしまいます。
気にかけて心配してくれているのは嬉しいけど、
大丈夫じゃなくて、頑張れない状態だから、なんて答えてたらいいか分からず困ってしまいます。かわりに、「気にかけてるよ!」「元気になったで大丈夫だよ!」って言ってくれると嬉しいです。

③約束するのが怖いです。
うつの時は、日によって調子がジェットコースター。調子がいいときに計画を立ててもその通りに動けるか分かりません。だから約束を守れるか分からないので、臨機応変に対応してくれるとありがたいです。

うつ病になると、その人従来の人格が一時的に失われてしまうので、周りにいる人は接し方に困ってしまうと思います。きっと、怠けいているように感じてイライラすることもあると思います。周りの人にもストレスを与えてしまうかと思いますが、本人を焦らせず、見守っていてくれるととっても助かります。

鬱を経験して学んだこと

・ダメな時は、何をしてもダメ
・無理にあがこうとせず、流れに身を任せる
・必要な時は周りに助けてもらう
・周りとの比較はほどほどに
・もっと肩の力を抜いて生きよう
・周りの期待に応えようとしなくていい
・立ち止まっても、まあ大丈夫
・自分の思いに素直になること
・早寝早起きは大切
・日光を沢山浴びよう
・負の感情を味わい尽くそう
・ネガティブ人間な時期もあっていい
・理想を高く持たなくていい
・ありがとうを伝える

最後に

約半年間💩みたいな日々を過ごしていました。
最近、本来の自分を取り戻してきました。
これからのことは、まだ分かりません。
もっと、肩の力を抜いて、流れに身を任せてみようと思います。

人生にゃんとかなるにゃ〜



















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