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生きていれば「はなまる」だよ

「生きていれば、はなまるだよ。」
母がわたしに何度も言い聞かせてくれる
心がふと軽くなる魔法の言葉。

最後に誰かから、はなまるをもらったのはいつだろうか?
小学校の頃、書き取りの宿題を丁寧にできたら、
先生が大きな「はなまる」を赤ペンでつけてくれた。
今となっては、何がそんなに嬉しかったのか、
鮮明に思い出せないけれど、すごく嬉しかったな。

今だって褒められたり、認められたりすると、すごく嬉しくて、
気分がよくなる。でも、誰かからはなまるをもらうことを
期待して過ごしていると、ときどき苦しくなることがあるんだ。

思うようにいかないこと、期待しすぎて一人でダメージを食らうこと、
あの頃、思い描いていた自分とは違いすぎて落ち込むこと、、、などなど。
どんなに一生懸命に生きていても、落ち込むこと、悲しいことから
逃げ切ることは不可能だよねってはなし。

そんなに、いろいろと求めなくたっていいって
頭では分かっていても、自分で自分に高い理想を
押し付けてしまう悪い癖がわたしにはあると思っている。

期待するのは悪いことではないと思う。
だけど、期待して、期待通りにいかなくて、
がっかりしてしまうくらいなら、
いっそのこと期待しないことが、
肩の力を抜いて、軽やかに生きる秘訣かなって思うようになった。

求めようと思ったら、いくらだってあれもこれも手に入れたいと
頑張ることもできる。でも、それって本当に必要なことなの?
幸せになるために本当に必要なことなんだろうか。

綺麗事を言いたいわけではない。
でも、生きるって、すっごいエネルギー使うし、
いいことばかりではないから、すっごく大変なことだと思う。

もちろん、生きててよかった〜って心の底から思える
美しくて、心が温かくなって、幸せを噛み締める瞬間だって
たくさんある。

でも、どうしてもポジティブになれないことや、
どれだけ頑張っても自分ではコントロールできない
出来事だってもちろんある。

まあ、きっとそれが生きるってことなんだろうけどね。
だからこそ、毎日を頑張るあなたに伝えたい。
そして、わたし自身に言い聞かせてあげたい。
忘れないで、「生きているだけで、はなまるだよ」ってことを。

わたしはこの呪文に何度も救ってもらった。
これからも、この言葉を大切に前向きに過ごせていきたいなと思う。

誰かから「はなまる」をもらわなくても
どんな時も、無条件に、自分自身に「はなまる」をプレゼントできるように
なれたら最強。



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