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デンマークの人気警察シリーズ8作目、新刊『特捜部Qーアサドの祈り』ハヤカワ・ポケット・ミステリー 2020.8.2

周回遅れの北欧ミステリーファンでして。

デンマーク発の人気ミステリーシリーズ『特捜部Q』も、今年に入ってから、映画化第1作から4本を観終わり、小説も1から読み進み(完読はしていないが買い揃え)ていたのですが、とうとう第8巻でハヤカワのポケミス新刊までキャッチアップしました。

『特捜部Qーアサドの祈り』(ユッシ・エーズラ・オールスン著)、タイトル通り、アサドが主役です。コペンハーゲン警察で未解決事件の解決を担当する特捜部Q、カール警部補の助手というか相棒。やっとやりがいのある仕事にまわされ、やる気十分の新米刑事という風情だったのですが、こんな過去があったとは!

キプロスの海岸に海岸に打ち上げた女性の遺体から始まるシリアの狂信的テロリストの陰謀と、特捜部にかかってきた殺人予告電話による事件が平行して進み、やがて交わる。それはすべてアサドの過去とつながっていくのです。

想像を絶するほど陰惨な復讐劇でした。アサド、つらかったろうな。

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