028アカシジミ

アカシジミはコナラやクヌギが植樹なので、都内でも植樹のある雑木林では生息している場所があります。
関東ではウラゴマダラシジミと並んで発生が早い平地のゼフィルスになります。
5月の中旬頃に発生するので、その時期になると生息地へ探しに行きます。
この日はこの個体だけしか観察できていないので当日の羽化ではないかと思われます。

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オレンジが鮮やかな綺麗なシジミチョウです。
こちらは本当に羽化直後で、最初は下草に止まっていました。
通常は翅を開かない蝶ですが、羽化直後のためか少し開いています。

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遠くまでは飛ばないので翅表を撮影するために飛び立ちを狙いました。

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吸蜜は栗の花では良く観察されます。
アカシジミに限らずに各種のゼフィルスが好む花です。
少し逆光での撮影です。

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よく行く場所ではガマズミでも吸蜜します。
生息地には多くのガマズミが咲いていますが、吸蜜するのは限られた範囲の数本の木だけです。
白く綺麗な花なので絵になりますが、撮影しやすい綺麗な状態の花には簡単には止まりません。
目立ちませんが、ストローの色もオレンジです。

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産卵は昨年やっと撮影できました。
コナラの幼木が多い場所で、産卵の時期に何度か行っています。
新芽の近くへ産卵しています。少し太い幹などへ産むことも多いようです。

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年々幼木も成長するので、この場所もそろそろ撮影が難しくなりそうです。
発生直後の数日は下に降りていることが多いですが、その後は低い位置では観察できない日もあるので、どういう条件で下に降りてくるのかが不明です。
発生初期がチャンスなので、今年も撮影できるのを楽しみにしています。

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