019ヒョウモンチョウ

ヒョウモンチョウの仲間は10種類以上ですが、今回は単にヒョウモンチョウという名前の蝶です。
最新の分類ではキタヒョウモンとコウゲンヒョウモンに分類され、今回掲載するのは本州に分布するコウゲンヒョウモンになります。まだ馴染みがないのでヒョウモンチョウとして紹介します。
山梨、群馬、長野などのある程度標高の高い高原に生息します。
最初の撮影は富士山麓の高原でした。

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吸蜜は各種の花で観察していますが、シソ科の花を好む印象があります。
縁毛の綺麗な新鮮な個体です。

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多くのヒョウモン類では雄の翅表に性標がありますが、ヒョウモンチョウにはありません。
雌雄の違いは少ないのですが雄のようです。
翅裏も特に特徴的な模様ではなく、表も裏も模様としては魅力的とは言えないかもしれません。

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飛翔の撮影は下記の4種類がほとんどだと思います。
①連写して偶然に撮れる場合
②カメラの機能で飛び立ちを撮影する
③広角でピントを一定にして撮影する
④望遠でピントをマニュアルで合わせながら撮影する
僕の場合は望遠は一定の場所で卍飛翔を続けている場合以外は苦手です。
ヒョウモンチョウの飛翔は広角でピントをカメラから30cmくらいにして撮影したものです。

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以前に掲載したクモマツマキチョウやヒメヒカゲもこの方法です。
ピントが合うかは運次第ですが、慣れると確率は高くなります。
交尾は1度だけ観察しています。
群馬の高原を歩いていると飛び出しました。

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広角で青空を入れて撮影しました。
やはり広角は青空が入ると広がりを表現できます。

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生息地には個体数は多いですが、産卵は観察したことがありません。
よく行く場所の食草はシモツケだと思いますが、いつか撮影できればと期待しています。

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