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朝夕検温の日々-自粛後初イベントから一週間経過して

何十年か前から個人用で使っている水銀平型10分体温計。時間はかかるが値は確かだ。それまで熱発した時にしか出番はなかったが、イベント開催自粛期間中の5月初旬より毎日2回検温するようになった。実はその時、GW期間に38℃近くまで発熱したのだ。

熱は翌日夜には平熱に戻ったが、この熱発で改めて気づいたのだ。全くアホな話でその後約2週間家に篭ることとなったのだ。

「イベント開催する際に出演者やお客さまに37.5℃の熱がある場合、入場をお断りします」と新型コロナウイルス対策のガイドラインを作成しオフィシャルサイトに掲載しておきながら、実はイベント開催を一番脅かす事態は主催と音響をする私が熱発し体調を崩した場合なのだった。すぐに上の一文に「スタッフ」の一語を追加した。

イベントがなくて良かったが、もしと考えただけでゾッとする。その後毎日の検温とともに外出もしなくなってしまった。本当にストレスでしかない。

それから少なくとも私にはぎっくり腰以外何事もなく、6月14日(日)に自粛明け初のイベント、「オープンマイク」を開催、フルエントリー12組の参加をいただき本当にやってきてよかった、再開してよかったと心より思えるイベントになった。



もちろん再会にあたっての対策は練りに練った。可能なことは出来る限りやったし、ガイドライン以上の事も可能な対策はした。

この地方で静かに開催していた小イベントはあったが、大っぴらに宣伝して開催したものはまだほぼなかったのか、地域のケーブルテレビや新聞の地方版などに取材をいただいた。


※地元で放送された「eおうみNOW!!」での模様


今回の騒動に関しては、全国の緊急事態宣言が全解除されガイドラインに則った対策を個人やお店、施設に委ねられた。その中で再開はまだ早く心配だとか神経質になりすぎだとか、恐ろしいいやただの風邪でしょetc...様々な意見がネットを中心に飛び交っています。私も地域で最初に宣伝してやる事に関して周囲の反応を少しは気にしていた事も確かです。

しかし私は、地域の小さな文化の拠り所であり殿堂であれという目標のため、法的に問題ない形で、市民のみなさんに納得のいく説明や対策をして進めていく。今回のコロナ禍、少し前からの騒音問題も含めてこれしかありません。

「うちは対策しないんで、理解出来る人が来たらいいよ」というお店も散見しました。それをカッコイイという人たちも。全ての責任を負う立場の人の腹を括った上での発言ややり方は、今の法律で罰する事が出来ない以上は何もいう事はない。

ただ、私は怖がりだから。イベント責任者として怖いから、出来うる対策はします。


早くイベントの開催できた事を「嬉しい」とか言わなくても良いようになれば良いのだけれど、この先の医学的な解決を一喜一憂しながら、消毒消毒の毎日は当分続くのでしょうね。


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