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運命的な出会いから1年を経て…グランドピアノの調整

ある方が岐阜でグランドピアノの引き取り手を探している方がいるという投稿をされたのがちょうど1年前の今日と知った。

そうか、、、もう一年いやまだ1年なのだな。
思えば一年前の今日が新たな扉が開かれた日だったのだ。

このピアノ、1967年製KAWAI650はピアノの先生をされていた先代が亡くなられほぼ弾かれないまま7年間狭いスペースに押し込まれていたものを譲っていただいた。


かねがね私がグランドピアノを欲しいとSNSで呟いていた事を覚えてくださっていた音楽仲間からの連絡でこのピアノの存在を知る事となる。

SNS的に言えば「持ち主が友人の友人の友人」という普通なら出逢えもしなかったピアノが1年の時を経て今目の前にあるのは奇跡的だとも運命的だとも思う。


 

今日はそんなピアノの主治医による調整でした。

主治医であるピアノヨシカワ、吉川さんは京都であらゆる場所あらゆる機種を手掛けられている。ただ遠方でもあり、調律のみは地元のこれも縁浅からぬ方にお願いしている。

吉川さんにはピアノに気になる個所が生じた時に相談し調整いただいているという感じで、うちのピアノは2人の調律師の方により状態を保っている。


私はピアノについてほぼ無知なので、様々な場所様々な機種を手掛けていらっしゃる調律師との話は私にとってとても貴重な時間。今まで弾いてもらった人の感想を伝えたり、分からないことを質問攻め。それに対して適切に答えてくださる。

今日も4時間かけて各所をみっちり調整していただいた。
0.1ミリ単位の88腱のアクション部分の調整という気の遠くなる仕事は本当に凄い。

調整後ピアノの状態について感想を伺った。

私も感じていた通り音は段々鳴ってきている。その大きな要因にピアノが良い感じに乾燥して来ているとの事だった。

やはり長年狭い部屋に置かれていたという環境で湿気は避けられない。それが外に出された事で湿気が抜けてきていると。

音の鳴りと共に今日のアクション周りの調整でより弾きやすくなっているとの事でした。

 
新品と違い1967年製のピアノは手が掛かる。しかし手を掛けて少しでも長くピアノとして良い鳴りを保ちその寿命を永く全うさせてあげたい。
 
手が掛かる子は可愛いってもんです。

そして愛称は「笠智衆GP(通称りゅーちゃん)」と名付けてあります(^^)
 
9月にはびわこジャズ東近江も予定されている。
2度の延期を経ての3度目の正直、無事に開催され街がホールが素敵な音に包まれることを願います。

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