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「全国通訳案内士」試験 合格への道のり~(13) 2次対策で「ESDIC」のグループレッスンを受講

2次口述試験対策については、受験した2021年の春頃から少しずつ準備を進めていましたが、1次試験後から本格的に始めました。

1次試験終了後、各通訳案内士試験対策専門スクールの解答速報をチェックし2次に進めそうなことがわかったときに、「自分の英語の実力では2次合格はかなり厳しいだろう」と認識しつつも「なんとか一発合格したい」と考えていました。

既に前年(2020年)に会社を早期退職し、個人事業主として働いていましたが、2021年秋時点では仕事はほぼ在宅で行っており、勉強時間もそれなりに確保できそうでした。次の年に同じような状況にあるかどうかは不明であり、2次試験当日まで「英語漬け」の毎日を送ろうと決めました。

結果、専門スクール2校の指導を受けることとし、1次前から続けていた英会話のオンラインレッスンと合わせて、週に6日間、講義を受講する生活が始まりました。


専門スクール1校目は「ESDIC英語能力開発アカデミー」のZoomグループレッスンです。

★「プレゼンテーション」クラス(Brent講師&小野講師)

★「和文英訳+実務質疑」クラス(永岡講師)

「ESDIC」は、詳しい事情はわかりませんが以前「ハロー通訳アカデミー」にいらっしゃった方がつくられた専門スクールとのことです。日程的に受講しやすく料金も他社と比較してリーズナブルだったことから選びました。留意点として、1次終了後まもなく定員が満員になりましたので、1次を通過したかどうかのチェックを即日済ませて受講申し込みを判断する必要があります。

教材はスクールオリジナルで、試験での出題形式に合わせた問題とモデル回答が事前に配布され、講義当日までに予習し自分なりにアレンジ、当日は出席者各人が問題を当てられて回答し、それに対して講師がコメントをする、という繰り返しでした。

特に「プレゼンテーション」問題の予習には時間がかかりました。例えば「浮世絵」というトピックであれば、「自分なら日本を訪れる観光客になにを伝えたいだろうか」と考えてネットでの英語での解説ページなどを調べ、2分間以内におさめるために情報を取捨選択して構成し、最終的にはなるべく文章を見ないで話せるように繰り返し音読しました。

グループレッスンなため、同じグループの出席者の方々が努力されている姿にとても励まされました。各講師の方も厳しくもユーモアのある講義の進め方で、予習はきつかったですが講義を受けるのが毎回楽しみでした。

この他に「日本事象英文説明決定版 ESDIC280」という小冊子が送られて自習をすすめられます。この本の取り組み方については、いずれ説明する予定です。

また特筆すべきはESDICの代表の小野美江子氏の手厚いフォローです。受講の検討段階から、レッスンの受け方や試験当日の留意事項まで、メールのやりとりや何度か直接お電話をいただき、熱心にご助言いただきました。

グループレッスンをそれぞれ8回ずつ受講、試験2週間前には模擬試験を2回受けて、本番に臨みました。

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