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042.車いすでどうやって飛行機に乗るの?|日本航空のホームページより|バリアフリー旅行

全国バリアフリー旅行情報センター
ご高齢の方は、飛行機より新幹線での旅行を好まれる方が多いですが、飛行機での旅行は、より遠く、より早く移動できるというメリットがあるため、旅行先に応じて、ご活用いただきたいです。

飛行機での移動に不安を感じている方は、「手続きが面倒…」「座席が狭い…」「空港で、沢山待たされる…」等の不安・不満を感じていたり、飛行機に乗ることが初めての方は、「そもそも車いすで飛行機に乗れるの?」等の未知の世界を経験する不安を感じるようです。

今回の投稿では、羽田空港(第一ターミナル|JAL)をご利用される方向けに、不安を感じている「出発日のご搭乗の流れ」について、日本航空のホームページを参考に、解説いたします。

<参考>日本航空・お手伝いを希望されるお客さま
<参考>日本航空・歩行が不自由なお客様向けの空港や機内で利用できる設備や備品について

以下、日本航空・お手伝いを希望されるお客さまのホームページサイトから抜粋しています。動画を掲載していますので、飛行機でのご旅行に不安を感じている方がいらっしゃいましたら、直接ご覧いただけますと安心されると思います。是非ご参考にしてください。

>>>車いすのお預けからお受け取りまで

下の図は、羽田空港第一ターミナル2F出発フロア(日本航空利用)の案内図です。左半分が南ウイングで、九州・四国・中国の便を利用される方が手続きをするカウンターがあります。右半分が北ウイングで、北海道・東北・関西の便を利用される方が手続きをするカウンターがあります。


【1】まずは、チェックインカウンターへ(スペシャルアシスタンスデスクへ)

要介護高齢者や車いすユーザーの皆さんがチェックイン(搭乗手続き)をする「スペシャルアシスタンスデスク」は、北ウイング(北海道・東北・関西等)と南ウイング(九州・沖縄・中国・四国等)のそれぞれにありますので、目的地の空港に応じていずれかに行かれてください。

羽田空港のホームページより(第一ターミナル・2F出発フロア|JAL)


<検査場付近> 北ウイングにあるスペシャルアシスタンスデスク(要介護高齢者や車いすユーザーの方のためのチェックインカウンターです、航空券の受け取りや搭乗打合せ、荷物預けなどを行います)
ウイングにあるスペシャルアシスタンスデスク(要介護高齢者や車いすユーザーの方のためのチェックインカウンターです、航空券の受け取りや搭乗打合せ、荷物預けなどを行います。機内用の車いすに乗り換えたり、ご自身の車いすを預けて空港の車いすに乗り換えるのもこちらで行ないます)

<動画・日本航空ホームページより>
「車いすのお預けからお受け取りまで」
の動画では、車いすをご利用のお客さまへ、車いすのお預けからお受け取りまで(車いすのお預け方法・車いすの搭載・車いすのお受け取り)を紹介しています。

原則、チェックインカウンター(スペシャルアシスタンスデスク)でご本人の車いすは預けていただき、日本航空が準備する車いすに


<チェックインカウンターから、搭乗まで>

【2】チェックインが済んだら、保安検査場へ

初めて空港を利用する方や、搭乗時間まで余裕がない方は、空港の係員に誘導をお願いしてください。(チェックインカウンターで)空港の係員さんが近くにいることで安心感に繋がります。

<動画・日本航空ホームページより>
「保安検査の流れ」
の動画では、車いすをご利用のお客さまへ、保安検査の流れ(機内持ち込み手荷物の検査・保安検査場の通過)を紹介しています。


【3】搭乗ゲートへ|ご搭乗方法・機内お座席へのご移乗

搭乗前には、搭乗ゲート付近の車いす対応トイレを使用されるか、一言お声がけ下さい。空港の誘導係員さんは搭乗を優先するためお声がけしてくれないことがあります(機内のトイレを案内する場合もありますが、できる限り搭乗前に一度ご案内してください)

<動画・日本航空ホームページより>
「ご搭乗方法・機内お座席へのご移乗」
の動画では、車いすをご利用のお客さまへ、ご搭乗方法・お座席までのご移動・お座席へのご移乗について紹介しています。


事前改札サービス

お手伝いが必要なお客さまは機内準備が整い次第はじめに機内へご搭乗いただけます。ご希望のお客さまはお早めに搭乗口係員にお知らせください。手荷物もサポートいたします。


杖や歩行補助具について

無料で機内までお持ち込みいただけます。機内では足元、または収納棚に収納してください。


【4】機内での移動やトイレについて

機内用車いす

座席と化粧室の往復を客室乗務員が機内用車いすでサポートいたします。

機内用車いす

機内用車椅子(日本航空ホームページより)

※一部小型機材(SAAB-340/DHC-8-400 カーゴコンビ/ATR42-600)には搭載がございません。


化粧室

中型機以上の機内には車いすでご利用いただける化粧室があります。
機内用の車いすでご案内いたしますので、客室乗務員にお声かけください。

車いすでご利用いただける化粧室

一部、航空機のみ
一部、航空機のみ

【5】到着後の流れ

到着後は、一般の乗客が下りた後に、ゆっくり降りていただきます。車いすの準備ができましたら、機内係員の方が声がけしてくれます。

「ご到着後の流れ」の動画では、車いすをご利用のお客さまへ、到着後の流れ(機内でのご移動・手荷物のお受け取り)を紹介しています。

良い旅を!



全国バリアフリー旅行情報センター/note

要介護のご高齢の方たちが、旅を通して、いつまでも自分らしく、より豊かな人生を過ごすために、noteを活用して全国のバリアフリー旅行情報を発信して、ユニバーサルツーリズムの推進活動に取り組んでいます。

■伴流高志|banryu takashi (プロフィール
1997年より、要介護高齢者及び障がいがある方と、そのご家族の旅行企画・販売(バリアフリー旅行)に携ってきました。介護福祉士の資格を取得し、世界72か国・国内47都道府県すべての地域のバリアフリー旅行(添乗員同行の募集型企画旅行商品)の旅行計画・手配・添乗業務を行ないました。今後は、個人向けのバリアフリー旅行の普及にも貢献したいと考え、本サイト(Note)を運営しています。

■全国バリアフリー旅行情報センター
2020年より、要介護高齢者や車いすユーザーが旅行に出掛ける際の「宿探しの手間」を少しでも省くことを目的に、バリアフリールーム・ユニバーサルルームの設備があるホテルを紹介するサイトを運営しています。(個人)

近畿日本ツーリスト株式会社/ユニバーサルツーリズム推進活動
2018年より、長年取り組んできた(物理的な課題を解決する)バリアフリー旅行*募集型企画旅行から、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、超高齢社会や共生社会をキーワードにした様々な社会課題を、異業種や地方自治体と連携しながら解決していく社会課題を解決を目的としたバリアフリー旅行の企画提案を行なっています。また、2019年より、全国の中学・高校・専門学校・大学へ、生徒向けの「心のバリアフリープログラム」企画提案を行なっています。

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