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029.要介護高齢者や車いすユーザーの国内航空券を購入するときに考慮したいこと|バリアフリー旅行

全国バリアフリー旅行情報センター
(2023年4月12日搭乗分より、運賃制度が変わります!今回は2023年4月11日までの航空券購入に関する情報です)
 
旅行に出掛ける際に、利用する航空券は、(1)旅行会社で購入するのと、(2)直接航空会社のWEBサイトで予約(購入)をするのと、2通りの方法があります。
 
通常は、(1)(2)を比較して、もっとも安い航空券を購入されるのが一般的です。

JALホームページの予約サイトより

但し、購入後に、体調不良などを理由に旅行が取消しになったり、延期になったりしたときに、取消料が思った以上に掛かってしまったということがあります。
 
(日本航空の場合)「先得割引」だと、購入後54日前から出発前までの取消し(変更)の手数料が運賃額の50%となり、体調変化のリスクが高い高齢者の旅には、不向きなんですね。
 
<参考>航空券を払い戻す際の手数料について(日本航空)

また、順調に出発できても、旅先で体調を崩して、復路便の変更をする場合は、新しく航空券を購入しなければならず、却って割高になるケースもあります。

それに比べて、先得よりかは、ちょっと高いけど「障がい者割引」だと、出発前までは、払い戻し手数料が440円のみなので、すごく安心です。

体調変化のリスクが高い高齢者(又は車いすユーザー)の旅の手配をするときには、多少割高でも、障がい者割引で予約こともご検討ください。
 
ちなみに、宿泊施設は、じゃらん等の宿泊予約サイトでの手配だと、直前まで取消料がかかりませんので、併せてご検討してみてください!



全国バリアフリー旅行情報センター/note
要介護のご高齢の方たちが、旅を通して、いつまでも自分らしく、より豊かな人生を過ごすために、noteを活用して全国のバリアフリー旅行情報を発信して、ユニバーサルツーリズムの推進活動に取り組んでいます。

■伴流高志|banryu takashi (プロフィール
1997年より、要介護高齢者及び障がいがある方と、そのご家族の旅行企画・販売(バリアフリー旅行)に携ってきました。介護福祉士の資格を取得し、世界72か国・国内47都道府県すべての地域のバリアフリー旅行(添乗員同行の募集型企画旅行商品)の旅行計画・手配・添乗業務を行ないました。今後は、個人向けのバリアフリー旅行の普及にも貢献したいと考え、本サイト(Note)を運営しています。

■全国バリアフリー旅行情報センター
2020年より、要介護高齢者や車いすユーザーが旅行に出掛ける際の「宿探しの手間」を少しでも省くことを目的に、バリアフリールーム・ユニバーサルルームの設備があるホテルを紹介するサイトを運営しています。(個人)

近畿日本ツーリスト株式会社/ユニバーサルツーリズム推進活動
2018年より、長年取り組んできた(物理的な課題を解決する)バリアフリー旅行*募集型企画旅行から、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、超高齢社会や共生社会をキーワードにした様々な社会課題を、異業種や地方自治体と連携しながら解決していく社会課題を解決を目的としたバリアフリー旅行の企画提案を行なっています。また、2019年より、全国の中学・高校・専門学校・大学へ、生徒向けの「心のバリアフリープログラム」企画提案を行なっています。

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