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004.2022年6月|バリアフリー旅行&ユニバーサルツーリズム環境に関するニュースまとめ

【全国バリアフリー旅行情報センター】
2022年6月1日から30日までに配信されたユニバ―サルツーリズム推進(バリアフリー旅行環境促進)に関連する記事をまとめています。少しずつ世の中が良くなってきていることや、全国で共生社会の実現に向けて頑張っている人たちの様子をひとりでも多くの方と共有していきたい!


[6月月30日]PRTIMES 株式会社タスク
下肢が不自由な身障者ドライバー向けレンタカー(手動運転装置・左アクセル付き)専門店のタスクレンタカーが対応エリアを大幅拡大 兵庫県に本社を置く株式会社タスク(所在地:美方郡香美町村岡区村岡2775 代表:田村昌士)は、タスクレンタカーのブランド名で、事故や故障で修理される際の保険代車として、両足が不自由な方には”手動運転装置”を取り付けたレンタカー、右足が不自由な方には”左アクセル”を取り付けたレンタカーを、保険会社様を通じてレンタルしております。この度、タスクレンタカーの対応エリアを大幅に拡大します。

PRTIMES 株式会社タスク

<参考>タスクレンタカー「駅くる(新幹線駅から手動運転装置付きレンタカーサービス)」

[6月20日]NHK NEWS
遠方から通うがん患者を支えるホテル 病院敷地内にオープンへ がんの治療を受けるために、遠くから病院に通う患者も利用しやすい設備やサービスを提供するホテルが、来月千葉県にある日本のがん医療の中核を担う病院の敷地内にオープンすることになり、20日報道陣に公開されました。ホテルは千葉県柏市にある国立がん研究センター東病院の敷地内に建設されました。この病院はがんの薬の治験を行う国内の拠点になっていることなどから、治療を受けたり、治験に参加したりする患者が、全国各地から訪れていて、およそ1割の患者は、2時間以上かけて来院しているということです。ホテルは計画の段階から、がん患者や家族から話を聞くなどして、ニーズに応じた設備を整えたということで、145室の客室に合わせて300人余りが宿泊することができます。

NHK NEWS

>>>2022年8月1日より、三井ガーデンホテル柏の葉パークサイドにデイユースプランが登場しました。秋葉原・つくば間を走るつくばエクスプレス・柏の森駅の近くにあり、日帰りだけでなく、宿泊も兼ねて東京観光の拠点にしていただきたいです!(高速道路・常磐道にも近いです)

[6月20日]まいどなニュース
「もうベビーベッドは無理…」 障害者や高齢者向けのおむつ交換台「ユニバーサルシート」訴える悲痛な叫び 障害者や高齢者向けの大型おむつ交換台、ユニバーサルシート(「ユニバーサルベッド」とも)の普及を訴える声がSNS上で大きな注目を集めている。「区の施設でおむつ替えをしようと、大きなベッドを探したが、ない。そもそも障害児の親の私ですら名前も知らなくて、調べると、ユニバーサルシートと言うらしい。もうベビーベッドは無理がある。まずは認知度を上げたい。ユニバーサルシート。ユニバーサルベッド。必要な人、ここにいます。」と投稿したのは4人のお子さんを育てる茶谷久美子さん(@chakuminet)

まいどなニュース


[6月17日]共同通信
車いす男性、新幹線線路上に転落 JR東京駅、ホームドアなし 17日午後7時5分ごろ、JR東京駅で、車いすの男性が東北新幹線のホームから線路上に転落した。JR東日本によると、男性は70代で、間もなく救助された。新幹線との接触はなかった。 当時、ホームには新幹線が停車中で、男性は少し離れた場所に落ちたという。ホームドアは設置されておらず、JR東が詳しい状況を調べている。救助のため上越、北陸新幹線の上下計2本が最大24分遅れ、約1250人に影響が出た。

共同通信

>>>鉄道のホームは、水はけ等の理由で若干かまぼこ型になっていて、地域トラベルサポーター養成講座でも、車いすは必ず線路に平行にして、必ずブレーキをするように指導しています。自走式でなく、介助式の車いすで、車いすを自身で操作できない方が、介助者の不注意で事故になるケースが多いです。何年かに一度、このようなニュースを目にします…。ホームドアは、視覚障がい者だけでなく、車いす利用者によっても、早期に解決してほしい課題ですね!

<参考1>ホームドアの設置状況(令和3年3月末現在)国土交通省
<参考2>2021年度のホームドア整備について JR東日本ニュース

[6月15日]共同通信
上野駅の音、文字にして表示/聴覚障害支援で実証実験  JR東日本や富士通などは15日、耳が不自由な乗客向けに、駅ホームのアナウンスや電車の発着音を文字や手話に変換してディスプレーに表示する新サービスの実証実験を、東京都台東区の上野駅で始めた。乗車時の安全性や利便性を高める狙いで、12月14日まで。15日午前、上野駅の山手線内回りホームに電車が到着すると、飲料自動販売機の上部に設置したディスプレーに風切り音が「ヒューン」と表示された。発車時には、ドアが閉まることを伝える手話の動画が放映された。JR東などによると、音や状態を文字で表現する「オノマトペ(擬態語、擬音語)」にちなみ「エキマトペ」と名付けた。

共同通信

[6月14日]47NEWS
エスカレーター、歩くのはあり?なし?「立ち止まり義務条例」が施行された埼玉県で聞いてみた エスカレーターで歩かず立ち止まることを全国で初めて利用者に義務づけた埼玉県の「エスカレーター条例」は、2021年10月の施行から半年以上が経過した。駅などで先を急ぐ人がステップを駆け上る姿は今も減らないように見えるが、条例が施行された埼玉県では効果があったのか―。そもそも、なぜ片側を空けて利用するようになったのか―。疑問を持った記者がエスカレーターの利用環境や歴史を研究する専門家に取材し、埼玉県民にも聞いてみた。(共同通信=米津柊哉)都市部を中心に、片側に立ち止まる人の列ができ、もう片方を歩く人が利用する風景が日常的なエスカレーター。条例は利用者には立ち止まること、鉄道会社などにはそれを周知することを義務付けた。罰則はない。  制定の背景には、歩いて利用する人による転倒事故などを防ぎ、安全性を確保したいとの考えがある。  業界団体「日本エレベーター協会」(東京)によると、エスカレーターの安全基準は歩いて利用することを想定していない。協会が把握したエスカレーターの事故は18年~19年、全国で1550件。JR東日本によると、埼玉県内の駅では、ステップを踏み外すなどの事故が21年度、少なくとも23件発生している。埼玉県の担当者は「障害がある人や高齢者などさまざまな利用者がおり、安全に利用できる環境をつくることが重要だった」と話す。

47NEWS

[6月11日]伊勢新聞
榊原温泉「湯の瀬」8月28日新装オープン 県内初の福祉型滞在施設に 三重・津 【津】三重県の前葉泰幸津市長は10日の定例記者会見で、8月28日にリニューアルオープンする榊原温泉「湯の瀬」のホームページを今月10日から開設し、予約受け付けを開始したと発表した。同施設は、津市が建設費を負担し、設計から管理運営は民間が行うDBO方式を採用した。指定管理者には愛知県名古屋市西区の福祉、介護事業を手がける「マザーズ」が選ばれた。総事業費は12億63万円。運営期間は20年。同市には20年間で施設の賃料にあたる総額2億6160万円が納付される予定。同社によると、湯の瀬の愛称を「ラムちゃんパーク」と名付けた。羊のふれあいなどもできるため、家族連れや県外からの利用客などを新たなターゲットにする。アンチエイジングをコンセプトに、日帰りで利用できる温浴施設やキャンプ場、地元の野菜や高タンパク低カロリーの羊肉を飲食施設で提供する。年間利用者目標は25万人。また福祉型滞在施設として、介助、介護が必要な高齢者、障害者専用の観光旅館を設置している。同旅館には介助者や家族も宿泊できるほか、専門スタッフが駐在しているため、一人でも泊まることが可能。こうした福祉型滞在施設は県内で初めて。前葉市長は「榊原温泉に今の時代に合った魅力が新たに加わると期待している」と話した。同施設ホームページのURL=https://sakakibaraonsen.com/=まで。予約も同ホームページ問い合わせ先はマザーズ=電話052(583)6111=まで。

伊勢新聞

[6月9日]福島市観光ノート
【土湯温泉】車いすの方も利用しやすい新客室を備えて「山水荘」がリニューアルオープン 多様なお客様に対応できるおもてなしの宿を目指して!土湯温泉にある老舗旅館「山水荘」が、館内をリニューアルし、5/17に「水織音(みおりね)の宿 山水荘」としてプレオープンを迎えました。(グランドオープンは2023年を予定)今回新設された客室「紫水亭(しすいてい)」には、露天風呂・半露天風呂付きの客室が15部屋用意されています。リニューアルに際しては多様なお客様が利用できるよう、館内のバリアフリー化をより一層強化しています。

福島市観光ノート

[6月2日]日本経済新聞
東武鉄道、視覚障害者の歩行を遠隔支援 駅などで実証 東武鉄道は埼玉県内の駅や商業施設を訪れる視覚障害者を音声で誘導する実証実験を6月中に始めると発表した。視覚障害者が所有するスマートフォンのカメラ映像を専門オペレーターに遠隔共有し、オペレーターが目的地まで音声案内できるようにする。鉄道関連施設のバリアフリー化をうながす施策の一環として展開する。SOMPOホールディングス傘下のプライムアシスタンス(東京・中野)が運営する視覚障害者向けの遠隔支援システム「アイコサポート」を活用する。東武東上線の和光市駅(埼玉県和光市)や志木駅(同県新座市)と両駅に併設する商業施設で展開する。歩行者はスマホを首から下げ、アイコサポートの専用アプリの通話機能を起動させる。するとオペレーターに音声がつながり、スマホのカメラを通じて歩行者の前方の映像が共有される。オペレーターは「もう少し左を向いてください」「足元の映像が見られるようにしてください」などと伝えることで、周囲の状況を細かく確認しながら案内する。混雑する駅構内でプラットホームなどの目的地まで利用者を円滑に誘導する狙いだ。実証実験は2023年1月までを予定する。障害者とオペレーター数人規模で、実際に音声で安全に誘導できるかを複数回テストする。実験を通じてシステムの利便性や安全性、通信状況や騒音などの利用環境を確かめ、本格導入を検討する。 

日本経済新聞



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全国バリアフリー旅行情報センター/note
要介護のご高齢の方たちが、旅を通して、いつまでも自分らしく、より豊かな人生を過ごすために、noteを活用して全国のバリアフリー旅行情報を発信して、ユニバーサルツーリズムの推進活動に取り組んでいます。

■伴流高志|banryu takashi (プロフィール
1997年より、要介護高齢者及び障がいがある方と、そのご家族の旅行企画・販売(バリアフリー旅行)に携ってきました。介護福祉士の資格を取得し、世界72か国・国内47都道府県すべての地域のバリアフリー旅行(添乗員同行の募集型企画旅行商品)の旅行計画・手配・添乗業務を行ないました。今後は、個人向けのバリアフリー旅行の普及にも貢献したいと考え、本サイト(Note)を運営しています。

■全国バリアフリー旅行情報センター
2020年より、要介護高齢者や車いすユーザーが旅行に出掛ける際の「宿探しの手間」を少しでも省くことを目的に、バリアフリールーム・ユニバーサルルームの設備があるホテルを紹介するサイトを運営しています。(個人)

近畿日本ツーリスト株式会社/ユニバーサルツーリズム推進活動
2018年より、長年取り組んできた(物理的な課題を解決する)バリアフリー旅行*募集型企画旅行から、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、超高齢社会や共生社会をキーワードにした様々な社会課題を、異業種や地方自治体と連携しながら解決していく社会課題を解決を目的としたバリアフリー旅行の企画提案を行なっています。また、2019年より、全国の中学・高校・専門学校・大学へ、生徒向けの「心のバリアフリープログラム」企画提案を行なっています。

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