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ボルトの価格動向はどの素材を見ればいいか

海外の鉄製品の価格の動向は依然原材料とエネルギー価格の上昇により供給は高値が続き、米銀行破綻や中国の需要低迷などにより需要が低いなかでの価格のせめぎ合いが続いている。国内のエネルギー高騰の影響により、数年前とは逆に海外よりも国内の価格が高い印象だが、輸入価格が下がって価格の下押し圧力となっている印象である。

そこで、毎日鉄鋼新聞を読んでいると、中国を絡めたホットコイルの価格動向の話がよくでてくる。熱延も冷延もそして異形棒鋼もここ数ヶ月は価格下落になっている模様である。コイルという名前を聞くと巻かれているものだからボルトの素材に使われる線材や棒鋼のイメージが湧くが、自分の知る限りでは、コイルは鋼板のことであり、薄板や厚板など板の価格を表しているということがなんとなくわかり始めてきた。

では、我が扱っているボルトの材料は何を見ればいいか気になるのだが、調べてみるとやはり棒鋼や線材だということがわかってきた。線材や棒鋼も同じように海外安であるようだ。

よく鉄鋼新聞ではホットコイルの話題が出るのは、おそらく薄板を中心に自動車で使われる鉄であるからだろう。それぐらい自動車産業の影響力は大きいということだろう。鉄という括りでは同じなので、ホットコイルの国内外の市況を見れば、ボルトの価格動向もわかる、またはヒントになると思い毎日楽しみに見るようにしている。

#鉄 #ホットコイル#熱延#冷延#ボルト#棒鋼#線材










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