暇な時にぜひ読んでください 前回の続きです

5不必要

夏休み、最後に1、2年生同士で紅白戦が行われた。
僕は片方のチームのキーパーとしてでていた。僕のチームは4−2で負けていた。相手のキーパーは2年の先輩なのだろう 仕方ない
僕はそう心の中で言い訳をしながら、また一点を決められた。こっちの方が2年生も多いのに、僕のチームの2年の先輩は相手のキーパーにことごとく止められていた。試合は6−3で負けた。誰もが僕が戦犯だと気づいているだろう。ミーティングが始まった。
すると顧問は『田上はどうした?』と2年の先輩に聞いた。田上先輩は2年のキーパーだ。2年は一人しかキーパーがいなくて3年もいないのでこの人はスタメンだ。『今日は捻挫で休みです』と2年の先輩は答えた。
その瞬間僕の中にある疑問が浮かんだ「じゃあ、あのキーパーは誰だ?」
紛れもない竹山だった。その後のことは覚えていない。
そして僕は部活を約半年休んだ。
「この部活で僕のいる意味とは?」

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