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すっかり12月だ。

12月1日に帰国しました。まだ時差ぼけが残ってるのか、帰宅後は荷解きも適当なまま寝まくってしまった。まだだるいです。
なんだかんだで日々スリやぼったくりに警戒しながら歩いていたので、日本に戻ってきた途端にゆるゆるになった反動がきてるのかもしれません。

パリへ行ったのは実に約10年ぶりだったのですが、なんか……むかしよりきれいになったよね??今年ラグビーのワールドカップがあったし、つぎはパリ五輪を控えているからでしょうか。公共の施設や観光スポットは改修工事をしているところが多かったし、街中のゴミが少なくなった気がする。あと以前はメトロ内の雰囲気がすごく怖くて、スマホなんて絶対取り出せなかったけど、今回はそうでもなかった。くさいのは変わりないけど。もうみんな当たり前にスマホ持ってるから、わざわざ他人のに興味がないのかも。私が観光スポットど真ん中にほぼ行ってないのもあるだろうな(いまだにモンマルトルへ行ったことない。用事がない)
以前はメトロの改札を飛び越えてダイナミックに無賃乗車する兄ちゃんとか頻繁に見たけど、今回は見なかった。ただ、メトロの雰囲気はやっぱすきじゃないな……駅構内も車内も、なんであんな絶妙に薄暗いんだろう。なんか日本人に比べると、欧米人は光に対する感度が高くて、日本のような照明だとまぶしすぎるらしい。そのせいなのか?
滞在していたアパルトマンにも間接照明しかなくて、私としてはつねに薄暗かった。
しかし家ならいいけど、公共の場で薄暗いのはやっぱやだ。

スウェーデンまで飛んでストックホルムにも2日間だけ滞在したのですが、パリから行くと落差がすごかった。空港も駅も地下鉄もトラムもとってもきれい!!!人少ない!!!寒いからか、みんな駅地下のフードコートにいた。いまの時季は日没が15時とかなので、私も到着したらまもなく真っ暗に。ぜひ夏に行ってください。

なんでストックホルムかというと結局おびじゅつなんですが。ストックホルムの中心街はいくつかの島で成り立っているのですが、ユールゴーデン島にあるヴァルデマーシュッデというエリアに行きました。ユールゴーデン島はスカンセン(日本でいえば明治村に動物園も水族館もくっついてるバカでかいテーマパーク)や、ABBAの博物館(スウェーデン出身なんですね)があったりする観光地。ヴァルデマーシュッデにはスウェーデンのエウシェン王子(1865-1947)が使っていた別荘があり、そこが美術館になっています。

エウシェン王子は美術に造詣が深く、フランスの同時代美術を収集するほか、スウェーデンの美術協会の作家たちとも関わり、スウェーデンはじめ北欧の美術家たちの作品もコレクションしていました。また、自分自身も絵を描いてたひと。まあいうて日曜画家程度かな……とか思ってたら、ふつうに良い絵を描いてました。スウェーデン美術ってまったく知識がないし、そもそも北欧の画家ってムンク(ノルウェー)かハマスホイ(デンマーク)くらいしか浮かばないのですが。スウェーデンの画家たちはパリだのロンドンだの外へ学びに行って、自国に帰って活動しようというときに、王子みたいな存在がありがたかったと思うんですよね。

今回機会を得てストックホルムまで行けてよかったです。でもやっぱ夏に行ってください。
北欧の人たちって冬場のメンタルはどうコントロールしてるんだろ。寒いわ日照時間少なすぎるわで大変そう。

というわけで、2週間ちょっとで南はトゥールーズから北はストックホルムまでぶらぶらしてきました。
記憶が鮮明なうちにきちんと感想を書きたいんですが、眠いね。。
後半戦も一覧をメモしときます。

11/22
オルセー美術館にひきこもり。
特別展はゴッホ展。最晩年のオーベル=シュル=オワーズ時代に焦点を当てていた。この2か月ちょっとの期間だけで一本展覧会できるのすごいね。めちゃ混みでした。
ほかルイ・ジャンモ、ピーター・ドイグの小企画もあり。
くしゃみをしたらぎっくり腰になる。

11/23
ロダン美術館
アントニー・ゴームリーとのコラボ中。
パリ市立美術館
所蔵品展のみ鑑賞。
あとはモンパルナス墓地で墓参りしました。

11/24
マイヨール美術館
コンゴ共和国出身の画家、シェリ・サンバの特別展。今回見た中で一番面白かったかも。
ムードン市立歴史美術博物館
モンパルナスから電車で10分くらい。同市内のロダン美術館は冬季休館中でした。

11/25
スウェーデン国立美術館
レンブラントのいい作品があってちょっとビビった。戦後のセクションは怒涛のプロダクトデザイン展示。

11/26
ヴァルデマーシュッデ博物館
企画展はErnst Josephsonとエウシェン王子の旧蔵品展示。

11/27
ストックホルムからの移動とお土産探索日。

11/28
ピカソ美術館
ソフィ・カル展
午後は教会などうろうろ。ノートル=ダムの修復工事もごりごり進んでいました。

11/29
ルーヴル美術館にひきこもり。小企画はノートル=ダム大聖堂のお宝コレクション。FFTでしかみたことないバカでかい本も見た。

11/30
帰国便!

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