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BG2, SoA, ニーラのクエスト#24、クールなミノタウロス、ガルス

<ランネスとその部下を片付けた後、主人公は兵士を連れて応援に馳せつけてくれた元囚人のミノタウロスのガルスに感謝を述べる>

ガルス
「俺にまた会って驚いたか?」
主人公
「驚いたけど嬉しかったわ。どうやって援軍を連れてこられたの?」
ガルス
「難しくはなかったさ。商店街にミノタウロスが出てきたら嫌でも目立つからな。アッハッハッハ!」
「俺は脱走した奴隷なんだと警備兵に言ってやった。やつらはここまで俺に付いて来た。いや、付いて来たんじゃないな―追っかけてきた。が結局、それでうまくいった」
「俺は檻に入れられてた時、シルヴァーマーチス*という国に行くことを夢見てた。今からそこを目指すつもりだ」
「あんたならあの魔女の後始末はつけられるだろう。俺の出番は終わった。じゃあな!」
(ガルス、意気揚々と去って行く)
アムン軍兵士
「よくやった、あんたたち。この場所に出した取り引き許可は物資のであって、奴隷じゃあない。ここから好きなだけ物を持ち出していいぞ。残ったものはサーイ人に対する罰金としてアスカトラ市が押収する」
「あんたのレッド・ウィザードの残党の始末ぶりは全く鮮やかなもんだよ。俺たちは隊長にここであったことを報告に行くとしよう」


*シルヴァーマーチスは別名ルルアー、本当は国と言うより都市国家の連合体。ずっと北国にあり、(たぶん)他のD&Dの小説やゲームの舞台にもなってる。森や谷や鉱山に富み、エルフやドワーフの人口も多く、いかにもなファンタジー的地方のもよう。中心的存在の都市シルヴァリームーンは、学術都市としても有名。ガルスはミノタウロスだからモンスターだけど、言葉遣いも立派だし義理もわきまえているし、教養もなかなかありそうだから、そこを目指すにふさわしい。

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