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BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場①、とんでもなく高慢な奥方、喜んで退散する衛兵

<デアルニス城にて。城を占拠したトロルやユアン−ティを撃退しながら二階に上った主人公PTは、とある部屋で、生き残ったらしい城方の衛兵に出会うが…>

デアルニス城衛兵
「止まれ!どうやってここまで来た?!何者だ?!」
主人公
「私は<主人公>…ナリアに雇われて、この城から侵入者どもを退治してる」
衛兵
「おお!神よ、感謝いたします!あんた…あんたにお会いしてわしがどれだけホッとしたか、とてもおわかりになりますまいな。ここに閉じ込められて、トロルどもと戦って苦労しただけでない…」
「(だが、この女の高慢ちきときたら、あんたもとても信じられんだろうな!レディ・デルシアは城主のお妹御なんだが…この方はな…控えめに言っても、試練そのものだよ!わし自身、もう何回、絞め殺してやりたいと思ったことか!…)」
「…その…この先は、レディ・デルシアと話してみなさるがよい。あの方がどうするかお決めになるだろう、おそらく。(…これで、わしは何日かぶりにあの女から離れて息がつけるよ…)」
レディ・デルシア・カーン
「まあ!まるで悪夢だわ。またヤクザ兵士どもが泥足でうちのホールに入り込んで!こんな無作法をすればただではおかないとあたくし衛兵長に言っておいたはずよ。人様のうちによくもズカズカと…」
主人公
「この城のレディでいらっしゃいますか?お嬢さんに頼まれて参りました」
レディ・デルシア
「お口は立派でもお気の毒ながらおつむの弱さは隠せていないようね。それはナリアのことでしょう、あたくしの姪の。あの子ならあなたを仲間にしようとしたかもしれない…それこそ、あたくしの尽きない心痛の種だわ」
「あの子があなたみたいな平民風情を甘やかしたあげくバイキンをうつされて死ぬのを、あたくし喜んで見ているべきではありませんもの。でも、あの子はあたくしの言うことを聞かない。だからここにあなたがいる」

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