“The story of plastic”鑑賞&座談会に参加して
こんにちは!エコについて絶賛勉強中のトシエです。
今日は先日参加した“The story of plastic”鑑賞&座談会で学んだことや思ったことを皆さんと共有したいと思います!
今、海洋プラスチック問題がかなり注目されてきて、ビーチクリーンの活動をする方が増えてきていますよね。
実は海洋プラスチックの主な原因は実はポイ捨てではない、という事が分かりました。私たちがゴミ箱に捨てたプラスチックゴミも、海に流れているかもしれないのです。
プラスチックゴミの行き先は3つ。リサイクル、焼却、埋め立て。
日本のプラスチックのリサイクル率は80%と言われていますが、そのほとんどがサーマルリサイクル(燃料としてのリサイクル)と言われ実際は焼却されています。
しかし、焼却できる量も限界があり、埋め立てに回されますが、埋め立てる場所だって限られています。そしてその行き場を失ったプラスチックゴミは、インフラが整備されていない発展途上国に送られます。
発展途上国の貧しい人たちが、ゴミにまみれて分別している様子をテレビで見たことがある方もいると思います。
そのゴミの中で有効なリサイクルができるものはとても少ないそうです。何故かと言うと、プラスチックゴミのほとんどが金属や紙など別の素材と組み合わされているからです。
プラスチックのみで作られたものでも、一部の上質なもの以外はあまり価値があるものが作れないので、手間やコストの方がかかってしまい現実的にはリサイクルできないのです。
ここでも行き場を失ったプラスチックがそのまま放置され、海洋などの環境中に溢れているのです。
プラスチックゴミを押し付けている先進国は、問題はインフラが不十分な発展途上国にあると主張しているそうです。
私たちは、ゴミ箱に捨てた後のことも知らなければいけないのです。
またプラスチックの大量消費は、需要ではなく供給によって動かされていると言うことも知りました。
今まで何の不便もなく、パッケージなどを使用しない量り売りなどで生活していた国々に、個包装の商品を次々に送り込み、本来ゼロウェイストの生活をしていた人たちはその処理方法を持っておらず、放置してしまうということが起きています。
プラスチック商品を製造している会社は、母体が石油会社であったり、何らかの関連をしています。
そして今後50年間も、石油の生成拠点やプラスチックの製造拠点を増やす計画をしているそうです。
世界がプラスチックで溢れてしまったのは、私たち生活者のせいでは間違いなくありません。
だけども、私たちの子供の未来や若い人たちの将来に安心して暮らせる地球を残すためには、私たちが動くしかないのです。
これ以上勝手なことを続けさせて、彼らの私服を肥やすことを止めなければいけないのです。
じゃあどうすればいいか。
企業は、リサイクルできないようなものは作るべきではないし、環境に与える影響への責任を負わせるべきです。
それから、ゼロウェイストをスピードを持って進めなければいけないと思います。
ですが、コンポストは一部の意識が高い人が個人でやるべきものではないと思います。
自治体レベルでやるべきです。
フィリピン、マニラのポトレロ区と言う地域ではゼロウェイスト実験区域として、ゴミの分別を〔コンポスト〕〔リサイクル〕そして段階措置として〔リサイクルできないゴミ〕に分けて回収し、地域のごみ処理費用は70,000,000ペソから12,000,000ペソ、つまり以前の2割以下に減ったそうです。
ゼロウェイストは、環境面だけでなく経済面にも多大なメリットがあるということがわかりました。
鑑賞会の数日後にオンライン座談会があり、私は韓国から参加した若い男性と話ました。
その男性は、そのドキュメンタリーを見てからすぐにペットボトルのミネラルウォーターを買うことをやめ、浄水器を設置したそうです。
私の場合は、すぐにコンポストを始めました。
このドキュメンタリーを1人でも多くの人に見てもらいたいと思いました。世界中の子供から大人まで。
YouTubeでもフル動画が配信されていますが、残念ながら日本語字幕がありません。
グリーンピースジャパンに申請すれば、字幕付き動画の鑑賞イベントを開くことができますので、可能な方はどんどんやっていただきたいと思います。
また、4分余りの短いアニメーションにまとめた日本語字幕付きの動画もYouTubeで配信されていますので、こちらもぜひご覧いただきTwitterなどで拡散していただきたいと思います!
こちらの動画には、石油からプラスチックが製造されるところからわかりやすく描かれています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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