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ある日 じゆうを愛し、じゆうに愛されて生きることを望み 犬に成った人がいました。 犬は喜びました。 「これでぼくはじゆうだ!」 ある人が犬に、こう言いました。 「じゆうには責任が伴うよ」 犬は考えました。 犬はたくさん悩みました。 嘆き哀しみ 愛などこのせかいには無いのではないかと。 犬はじゆうを探しに旅へ出ることにしました。 そこで犬が見たせかいには じゆうも 愛も そして 人間で在ることも 赦してくれるせかいを見つけたそうです。 すべて
ある日 犬は旅をしていました。 道をあるいていると ぷかぷかと浮かぶくらげさんを見つけました。 「とってもキレイ!」 犬はしっぽをふりながら 近づいてみることにしました。 くらげさんは歌を口ずさんでいます。 「~♪~♪」 とてもすてきな唄声でした。 「もっと聴きたいなあ」 それから犬は 毎日ここへ来ることにしました。 くらげさんは おんがくにのせて 時に歌を唄い 時に己を詠い 時に世を憂い ぷかぷかと浮かびながら せかいを見つめながら過ご