菜の花

(Wik・・から自分流に編集したものにすぎません)

菜の花は、アブラナ科アブラナ属の花の総称。
特にアブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられる。

また、菜花(なばな)は、ナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどアブラナ科アブラナ属で主として花や葉茎を食するものをいう。
菜の花の「菜」とは食用の意味であり、菜の花とは食用の花の意味である。

コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなどは葉を若どりして食べるもので、
そのまま育てて薹(とう)立ちさせると、黄色い花が咲いて花蕾を食べることができる。

なお、アブラナ属以外のアブラナ科の植物には白や紫の花を咲かせるものがある

中国では、菜の花は菜種油の原料、食用、集成材の原料として用いられる

羅平県のカルスト地形に並ぶ菜の花畑は観光資源にもなっている

菜花は、春の訪れを告げる、ビタミン豊富な花野菜で知られる。
アブラナは菜種油の原料となる

菜花は早春の季節感を楽しめる野菜の一つで、旬は1 - 3月とされ、花蕾とやわらかい葉と茎が食べられる

お浸し、和え物、煮浸しなどの和風料理の他、中華料理風の炒め物、洋風のパスタソースなどにも使われる

お浸しや和え物で下茹でするときは、ややかたい茎の部分と、蕾をつけている葉を切り分けて、少量の塩を入れた熱湯で、それぞれを加減を見てさっと茹で、ざるに上げるのが基本である

菜花は緑黄色野菜で、特有のほろ苦さと瑞々しい食感が特徴で、栄養価が高い

特筆すべきはβ-カロテンとビタミンCが群を抜いて豊富なことで、抗酸化作用が高いといわれるβ-カロテンはピーマンの約5倍、ビタミンCはホウレンソウの約3倍ほど含まれている。

ビタミンB2、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などもバランスよく多く含まれており、カルシウムはコマツナ並み、カリウムはモロヘイヤ並みに含まれている

灰汁(アク)の元となるシュウ酸はホウレンソウの20分の1以下と少ない方なので、調理にあたっては下茹でせずに使うこともでき、水溶性のビタミンCをなるべく流失させないような調理もできる

花蕾が密集していて、まだ花が開いていないもの、茎が太くて切り口が円形に近いものが市場価値の高い良品である
収穫した菜花は、日を追ってすぐに花が開いて、茎も筋が硬くなり食べにくくなるので、収穫後から時間をかけずに食べきるのがよいといわれる

3 - 4日ほどの長期保存する方法としては、さっと下茹でして水気を絞った菜花を、ラップなどに包んで冷凍する

鑑賞用
菜の花畑(チンゲンサイ)
春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩でもある。主産地の広大な菜の花畑は観光資源となっている。

修景用
セイヨウカラシナは、丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂するため、河川敷や堤防、空き地に播種し、菜の花畑を作るケースがある。

チンゲンサイ - 花蕾は菜花として市場に出ることも。クセがなく苦味は少ないので、お浸しなどに向く

中国雲南省は中国全土の4分の1の菜種を生産しており、
特に羅平県には2万6,000ヘクタール (ha) の広大な菜の花畑があり最大の産地となっている

日本
2012年の菜花の収穫量は、主産地は千葉県が1,958 t、徳島県が1,248 ttであった

現代の日本では、菜種油採取用のアブラナ畑はあまり見られなくなったが、その他のアブラナ属の野菜も黄色い「菜の花」を咲かせるため、その種子採取用の畑が菜の花畑として親しまれている。

千葉県では早春のアブラナのほかに野菜類(カブやハクサイ)が、
青森県横浜町では油用のセイヨウアブラナ、
信州の菜の花畑はノザワナがそれぞれ5月に開花する。

菜種梅雨
春雨前線が停滞する頃の雨の多い時期、ないしその雨を指す言葉。
主に3月半ばから4月前半にかけてのぐずついた天気を言う。
この時期には、関東南部から九州にかけてアブラナが開花している事から名付けられた。

県花=千葉県

名所
マザー牧場(千葉県富津市)
利根川河川敷(埼玉県加須市)
浜離宮恩賜庭園(東京都中央区)
鬼怒グリーンパーク(栃木県塩谷郡高根沢町)
飯山菜の花公園(長野県飯山市)

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