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6期引退ブログ#13【しらつち】

【6期引退ブログ#13】

今日の担当は…
“話を聞いていないようで、聞いていない男”
白土(渉外局長・練習局)です!

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いつもお世話になっております。早稲田大学公認サークル、7代目バンカライズム-万色主義-渉外局長の白土航です。今回、ブログという形で自分の想いをありのまま綴る機会が与えられたことを大変嬉しく存じます。もしお時間がございましたら、ぜひ最後までご一読下さい。何卒どうぞよろしくお願い致します。






・・・・・・・7代目になってからやたらと敬語を使う機会が増えました。企業様や飲食店様とお話ししなきゃいけないことが多かったからかな。でも正直まだ慣れないし、なんかムズムズします。なのでここからはフラットにありのまま今の自分の気持ちを綴らせてください。

改めて自己紹介します!バンカライズム6期の白土航(しらつちわたる)です!愛知県名古屋市出身で、今は所沢キャンパスの近くで一人暮らしをしています。バンカラではあだ名がなければ男女問わず下の名前の呼び捨てが基本なんですけど、6期のみんなには「しらつち」って呼ばれてます。んー、なんでだろうね???今でも理由はよくわかっていません。

引退ブログを書くと決まってから、これまでのバンカラでの活動や想い出が一気に溢れ出てきました。嬉しいことや楽しいことはもちろんたくさんあったけど、同じくらい辛いことや苦しいこと、悩んだことも全然あったりしました。全部が全部、思い通りにいった訳ではなかったです。だけどそれでも、自分の大学生活の大半をバンカライズムに捧げ切れたと自信を持って言えるほどまで活動出来たのは、本当によかったなって思います。

最初にバンカライズムのことを知ったのは、入学してすぐにコロナのせいで大学生活が一か月先延ばしにされてしまった時です。パフォーマンスサークルには入りたいと考えていたので、ネットでいろんな動画を見漁っていました。その時に4代目バンカライズムのバンカラビート(以下BB)の動画がふと目につきました。真っ黒な服の上にペンキで塗りたくられた色とりどりな衣装、派手な髪色。その全てが他のパフォーマンスサークルとは何か違った雰囲気を持っているように感じて、自然と指が動いていました。

これが、俺がバンカライズムを知ったきっかけです。初めてBBを見た感想は、「何これダッサ、、、」でした。振りもダサいし、やたらなにかを叫んでいるし、何がしたいんだろうこの人達はって率直に思いました。正直俺は今でもBBをダサいなぁって思いながらいつも踊ってます(みんなごめんね)。しょうもないなぁ、ださいなぁって思いながら見るのを途中でやめて、すぐに他のサークルの動画を見始めました。自分には縁の無いところだったなーって思いながら。

だけどなんでだろうね、どうしてもそのBBの続きが気になって、気づいたら何度も何度もその動画を見返していたんです。ダサいなぁ、くだらないなぁって思いながら。ただひたすら動画を見返していました。引退まで一か月を切った今でもBBをダサいと思うのは変わりません。だけど、バンカライズムの歴代の曲の中で俺が1番好きなのは、やっぱり断トツでバンカラビートです。

俺がBBを好きな理由。それは、踊っている人間がかっこいいなって思ったからでした。フリはやっぱりダサいです。何度も言うけど笑。だけど、そのフリを楽しそうに、泥臭く、本気で踊ってる人間はめちゃくちゃかっこいいなって思いました。なんでこの人たちはこんなダサいフリをここまで本気で踊ろうと思えるんだろう。何がこの人たちをここまで突き動かしているんだろう。どうしてこんなにも何か自分の内側から熱いモノが込み上げてくるんだろう。それを知りたくて、その姿に憧れて、バンカライズムに入会することを決めました。

入会してからの約2年間。バンカライズムから沢山のことを教わりました。踊ることの楽しさ、フリを作ることの難しさ、仲間と前を向いて一緒に進むことのかけがえのなさ、どうしても納得出来ないことへの苛立ち、努力を認めてもらえた喜び、分かってもらえないことへのもどかしさ、無力感。本当に、本当に、色々あったけれど、これを書いている今ではもう、全部ひっくるめて、「感謝」。この2文字に尽きるなって思いました。そう思えるようになりました。

コロナ禍という先が見えない不明瞭な中でも道筋を示し続けてくれた5期、問題児集団の6期にひたむきについてきてくれた7期。同じ忙しさのはずなのにも関わらずコラボ練習の時間を割いてくれた他団体様。協賛に応じて下さった企業・飲食店様。ステージを影からいつも支えてくださる運営の方々。離れた場所からいつも優しく見守ってくれている家族。そしてどんな時も一緒にいてくれる6期。思い返せば、いつも俺は誰かに支えられていたな、見守られていたなって思います。本当に感謝してもしつくせないです。 

代表選挙で代表になれず、渉外局長になると決まった日から、俺はこのサークルを徹底して下から支えようと決めました。5期から受け継いだモノを無くしたくなかったから。7期にバンカラに入ってよかったと思ってもらいたかったから。6期のみんなが安心して7代目を引っ張っていけるようにしたかったから。そしてただひたすらおれがバンカライズムが大好きだから。その想いがあったから、バンフェスや早稲田祭で必要とされる資金を死に物狂いでかき集めることが出来たんだと思います。

好きだと思ったことに打ち込めること。心から本気になれるモノ。情熱を注ぎ込める場所。バンカライズムは俺にとってそんな場所です。そんな場所に巡り会えたこと。尊敬出来る仲間がいること。離れた場所でいつも優しく見守ってくれている人がいること。自分は1人じゃないと思わせてくれる人がいること。全部、全部、感謝しかないです。

これまで生きてきて、どれだけ思い上がっていたことか。どれだけ自分勝手だったか。自分のことしか考えられない、自分さえ良ければいい、他人のことなんかどうでもいい。そんな人間が、気づけば自分よりも誰かの幸せを願い、動けるような人間になっていました。他人のことで本気で悩める人間になっていました。自分以外の人間をかけがえのない存在として受け入れられるようになりました。バンカライズムが、傲慢で身勝手な俺をここまで変えてくれました。

去年の11月、6代目最後の日。尊敬している5期の先輩の1人から言われました。「お前は感謝の気持ちが足りない」。あの時はなんとも思っていなかったけれど、幹部代になって、他人への感謝を実感する機会が増えました。自分のために、自分のためだけにステージに立っていた自分から、誰かのためにパフォーマンスをしようと思える自分になりました。

俺がバンカライズムに入った理由。等身大の白土航を受け入れてもらえる場所が欲しかったから。俺がバンカライズムにいる理由。本気になれるものがあるから。夢中になれるものがあるから。それを支えてくれるみんなが大好きだから。俺が今バンカライズムをやっている理由。今度は俺の番だと思ったから。前へ一歩踏み出す勇気をくれたから。俺の人生を彩ってくれたから。今度は俺が誰かの人生を豊かにする番だと思ったから。誰かに何か一歩前へ踏み出すきっかけを与える番だと思ったから。誰かの野心に、今度は俺が火をつける番だと思ったから。

「バンカライズムはただのサークル活動じゃないよ」。去年の代表が言ってくれた言葉です。バンカライズムをただのサークルで終わらせないために、俺たちにはやらなきゃいけないことがあります。俺たちにしか出来ないこと。他のパフォーマンスサークルではなく、バンカライズムでないとだめなこと。俺たちだからこそ、この代だからこそ、バンカライズムだからこそ出来ること。バンカライズムだからこそやらなきゃいけないこと。バンカライズムにしか出来ないこと。それを証明するために、誰かの人生を突き動かすために、俺たちは早稲田祭のステージに立ちます。

早稲田祭は感謝のステージであると同時に、始まりのステージでもあると思っています。これまで関わってくれた人たちへの感謝。その人たちが顔を上げて、何かを始める、前へ一歩進むきっかけになるステージ。本気の自分を好きになれるように。情熱を持った自分を愛せるように。これを読んだあなたの人生が、豊かなものになるために。

「全ての人の野心に火をつける」

どういうことだろうって思いますよね。なら、ぜひ見に来てください。俺たちのステージを。そうすればその意味がすぐにわかるはずです。こういうことだったんだなって。俺たちはいつでもあなたのためにいます。ずっと待っています。早稲田大学で。大隈講堂の前で。

ステージの上から、大好きなあなたへ、史上最大級の愛を叫びます!楽しみにしててね!!

バンカライズム6期 しらつち わたる

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