多分庶民が投資なんかすべきでない理由

 これは霊感なんだけど、相当年収か資産が無い限り、庶民は投資なんかせずに貯金してた方が良い様な気がする。

 まず体感的に継続投資に耐えるリスク度合は多分年利3㌫くらいが限度で、それ以上の利回りを求めるとどこかで必ず何か踏む。それでなくても10年周期でITバブルやらリーマンやらコロナがあり素人が狙って避けるのは無理なので多分全部被弾するし、どっかでは狼狽売りしてぶっ飛ぶのが関の山な気はする。

 その利回りと可能な積立額でシミュレーションしてみると税引き後は飲み行ったら飛んじゃうくらいの収益にしかならない。資産家がやるなら元本があるから元が取れるけどその額ならあんま意味無いし、それ以上の利回りを求めて30年のトバない可能性のが全然低い。

 更に言えばその収益シミュレーションですら相当楽天的な見積もりになっていて、何故かと言えば例えば30年なら30年間一度も解約せず100㌫老後資金にしか充てない前提だから。冷静になって欲しいが逆にそんなことあるか。多分だけど、家買うか子供できるか病気その他トラブルで多分使ってしまう。

 すると現実的な継続積立期間は10年とかになり飲み代も出なくなる。庶民ワシらは別立のストック資産があるわけでも無いので必要なら積立を解約するしかない。で、解約のタイミングで相場が良い保証なんかないし、保険とかなら積立期間が短いと解約返戻金は元本割れする。なので多分だけど負ける。

 ということで、投資そのものの結果が大体は負けることになるし、更に言えば金というのはある所に集まる性質があり、金を持っていることによって免れる支出というのは沢山ある。庶民の場合、まともな投資をするとギャグみたいな収益にしかならないので、それは多分現金保有による支出削減効果に負ける

 分かり易い所では資産が一定以上あれば「入院○○万円!」みたいなしょっぱい保険なんか要らない。頭金入れて適正な住宅ローン組めば賃貸と比べて必要な総支払額は超減る。急な支出時にマネーストックがなければカードローンとかでギャグみたいな金利を払わされる。要は現金が無いと滅茶苦茶金がかかる

 何が言いたいかと言えば、投資というのは金持ちの為の物だってこと。金持ちは余剰資金が大量にある。だから年利3%で足りる。リスク取らないで良い。狼狽売りなんかしない。一生塩漬けでも何も困らない。そんなチートみたいな奴等と殴り合って勝つことなんかできない。比べれば貯金のがまだマシ。

 貯金、為替が心配なら三等分して円ドルユーロにしておけば良い。全盛期のマイク・タイソンとボクシングして勝て、と言われたら誰もやらないのに、何故か投資になった瞬間だけ皆突然ワールドチャンピオンになってしまう。ボクシングでも投資でも庶民はちゃんと庶民なので、相応しいムーヴをした方が良い

 昔は庶民が投資しても良かった。経済が成長していて利回りがリスクに勝ったから。もう成長してない。むしろ金融緩和で貨幣価値は物に対して負け続けてる。だから貴方が金についてリスクを取った所で見返りも見合わないくらいしかない。フローの年収上げる努力に心を砕いた方が良い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?