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気づくと季節は変わっていた

桜の季節はいつも仕事が忙しくて花など見ていないことが多かった若いころ。

この3,4年はそうでもないので人並みに花をめでていた気がしますが、今年は少し仕事があり、自分も若いころのようには動けないのでそんな気力もなく知らず、時が過ぎています。

体調が悪かったのもそんなこともあって、毎年やれることとやれないことなどは仕事やほかのやらないといけないことなどが違ってまたやりそびれたようで年をとってない気にもなります。

しかしこの季節が一番心地よいですね。

いつもこの季節、昼中ぽかぽかを通り過ぎて暑いくらいなので薄着で昼寝などすると、日も傾くころ少し風など出たりひやりとしたとき、はじめは暑いが時が過ぎて寒くなりそれで目が覚める。すると、これから暑くなってゆく季節なのに、だんだん寒さに向かうと勘違いをして目が覚めた時、季節がいつなのか錯覚して、6か月くらい前か後に一瞬、思ってしまうことがある。

なんとなく雨月物語の中にいるような。

雨月物語というと、不可思議ないろんな物語もですが、映画の雨月物語が好きで、場面がターンすると、夢の世界から現実の世界。いぜんの楽しかった場面から現在の荒れ果てた、前に住んでいた家の廃墟が現れる。といった映像を思い出します。わたしは魂だけどこかに行っていたのかも。

そんな夢を見るだけでなんとなく時間のずれを感じて目覚める。
至福の季節なのです。

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