私の試遊したゲムマ2022秋新作 全紹介

(10.21追記、有明亭様の試遊会イベントを綴りました。)
(10.22追記2、ミスボド様の試遊テーブルを綴りました。)

1.はじめに

番次郎書店、バンちゃんと申します。
ゲームマーケット2022秋を目前に控え、皆さま、当日のお目当てはチェックされていらっしゃいますでしょうか。

そんな皆様の参考となるかは分かりませんが、私個人が創作の傍らで参加し体験しましたゲームマーケット2022秋新作、各作品の感想を、写真とともに綴ります。

試遊会参加はのべ7回、作品数は29作品です。
私自身の創作もあるため、数多くの試遊会に参加が叶わず悔しいですが、サークル様のブース番号も併せて掲載しておりますので、ご参考になりましたら幸いです。

2 9月28日「平日テスプ会!(あ~んど試遊会) vol.3 C&A Cafe様」

錦糸町駅徒歩5分のアナログゲームカフェです

ぴよよ屋(土・ト03)「仲良シふれんず」

仲良“シ”ふれんず

失点を回避するマストフォローのトリックテイクです。リードカードで出された色以外のすべてのカードが失点扱いとなり、さらに数値そのままがマイナスとなるルールで、そのためか、数値が高くなるほどイラスト内のキャラクターが不気味な笑顔で襲い掛かります。3の倍数はさらに付札ができるため、気を抜くとマイナス◯0点なんてあっという間です。こうしたゲームに平和交渉でのぞむ私はもちろん三桁台の失点を獲得しました。(←笑えない)


ヤブウチリョウコ(土日・コ20)「ファッションコーディネートゲーム(秋は試遊のみ)」

型抜きのファッション

型抜きされたパネルを用い、それぞれのカラーでファッションを組み上げるゲームです。各自に「現代風」などの目標が掲げられ、それに基づき服装をチョイスする様子は、さながらファッションコーディネーターです。「#ボドゲフリペ」などのエレガントなデザインが国内外で定評のヤブウチリョウコ様、今回秋では試遊が楽しめます。


9月14日 第8回 テストプレイ会 in 横浜はまりばカフェ

みなとみらい線「新高島駅」、徒歩7分です。

ハコニワ観光局(日・ア04)「玉石」

作品のバックボーンも素敵

定期的に試遊会、PR会を進めてくださるサークル様の新作です。二人で数値を比べ、勝者は場の2枚、負けた方は他の場の一枚を確保し、それぞれの数値に割り振られた得点を競う対戦ゲームです。たくさん集めるともらえる数値が少なくなるカードは総じて点数が高く、その辺りのバランスも均等に取られています。
「ファンタジー世界の居酒屋で遊ぶカードゲーム」のイメージ通り、最後は運と度胸がうまく絡み合うお手軽真剣カードゲームです。発売を聞いて即座に予約しました。


BBBox(日・キ20)「Troppo」

写真に映えるマップ

異世界へと飛ばされた主人公となり、100ページにわたるテキストを読み進めながらタスクをこなす、ゲームブックやTRPGライクなカードゲームです。
試遊の際、こうしたゲームに慣れない私でも詳細なチュートリアルが導入されており、流れるように世界へと没入できました。
一番時間のかかった、と話されたロゴデザインの美しさも一見の価値ありです。

ゲンゲゲームズ(日・オ01)「STACKS」(10.15追記)

規定条件の上で手札を並べるカードゲームです。取ったカードは基本マイナス点となりますが、3色を組み合わせ(スタックさせ)減点を減らすなど、大味な見た目とは異なり、手札の管理と、基本は失点となる場のカードをあえてとる選択などを迫られます。写真はありませんが、英語に見えた文章がローマ字表記など、各所に凝ったデザインは必見です。


ボドゲ製作委員会(土・イ26)「GRADO」

クラウドファンディングも人気

カチカチと手触りの良いタイルを配置する作品です。
白をベースとした無機質なデザインはモダンで幾何学的です。見た目の雰囲気そのままに、ワイワイよりじっくり考え、時に妨害する、ドライでクールなゲーム性に大変惹かれました。創作の際、オンラインツールを用いて遠方の方とやり取りされたと聞き、感染症禍でも創作を続けられるスタイルについても感心させられました。


9月28日 ゲムマ直前試遊会!@巣鴨・有明亭

JR巣鴨駅徒歩6分です

14games(土・ケ22)「幸運なる一族」

二人用もあるとのこと。

競りの要領でカードを確保し、総得点を競う作品です。入札はカードを伏せて出すため、いくら出したのか、さらに、金額の強弱を逆転するカードが入り乱れるため、3枚出して実際は2枚ともフェイク、などの状況も発生します。手札に加えられるフェイクカードは後半になるに従いどんどん増えるため、相手の思考が何重となく交錯する中、おこぼれのチャンスすら狙える、そんなエレガントでひねりのあるカードゲームでした。


ボドゲイム(土・オ11)「ただ今の決まり手は!」

行司の声が自然と上がる

鳥獣戯画のイラストが愛らしい、お相撲をテーマとした連想ゲームです。
表題の通り、お相撲の決まり手を紙人形で表現する作品ですが、「トランポリン」や「マシンガン」など、ダイス運次第では「あり得ない決まり手」となりがちで、その理不尽さも楽しめる作品でした。(この時はまだルールが定まっていないと話されていましたので、あくまで仮定の話ですが)解答方法も順に答える方式でしたので、のんびりワイワイしたい雰囲気をきちんと汲み取る、そんなデザイン力の高さも感動しました。


10月9日 千葉・市川「EVA FEST2022秋」

市川市民会館で開催されました

natriumlump games(土日・フ08)「おだんごびんご」

模様がある団子は「映えだんご」

見た目も美味しそうなお団子をテーマとした5×4のパズルライクな作品です。獲得したタイルは並べ、重ね、さらには「はさみ込み」もできるなど既存のタイルゲームとは違い、カードの薄さを巧みに捉えた高いデザイン性も流石です。
可愛いロゴデザイン、曲げわっぱをモチーフとしたパッケージ、ワンポイントのお団子も愛らしい、見た目は甘い、ゲームは辛い(からい)、そのギャップにも驚かされました。


カワサキファクトリー(土日・ヒ01)「テンプラス」

写真は「サムズテン」

1~5のタイルやカードを使用した3種類のゲームが楽しめる欲張りな作品です。
じっくり何手先まで考えるタイルゲーム(サムズテン)や、相手に押し付け押し付けられが楽しいカードゲーム(ハンドテン)など、いずれも「足して10にする」の軸をそのままに様々な遊び方で楽しめる、デザイナーの創作の幅広さに圧倒されっぱなしでした。ボードを組み立てる際の目印やお天気が題材のデザインなども遊びやすさに一躍買っています。


K*クリエイト(土日・シ11)「メガネ女子コレクト」

創作者がメガネ好きだからだとか。

「メガネ女子を集める」がテーマのカードゲームです。トリックテイクの要領で順にカードを出し、誰よりも早く5人のメガネ女子を集めます。ゲームとしてじっくり楽しむも、メガネが愛らしい女性カードを愛でるもお好きに楽しめます。愛らしい絵柄のカードですが、ゲーム内容はかなりがっしり整ったカードゲームで、イラストに抵抗のない方ならば、どなたでも楽しめます。


すてきな山(土日・ネ05)「ローズ・ダムール」

薔薇のイラストは是非本編で!

あまりの人気ぶりに試遊会では待ち時間もできるほどの人気ぶりを博した重量級カードゲームです。前作「ウチューカイギ」とはガラリと変化した気品に満ちた各種バラのイラストには、一枚一枚名前とフレーバーが記載されており、それだけで制作の実直さを伺わせます。ブースに立たれる御二方の仲睦まじさもそれだけで大変眼福でした。


くじらだま(土日・ヒ05)「コモレビパレード」

リスが可愛い

アンブラデコに続くシリーズ作のタイルゲームです。こちらもずっと人の絶えない人気ぶりで、何とか写真だけ撮らせてもらうことができました。実力派サークルですので遊ばずとも面白さは保証済みですが、いずれ体験したのち感想を綴ります。


ManifestDestiny(土・ナ01)「オメルタ」

任侠っぽい人も。

マフィアがテーマの「UNOライクな生き残りカードゲーム」、こちらも3、4人だったこともありルールだけ軽く確認するにとどめました。親カードと同じ色(スート)ならそのまま、それ以外なら数値が大きい場合のみ出すことができ、できなければ脱落、と、トリックテイクの用語こそ見当たりませんでしたが、それら要素の旨み部分をうまく汲み上げた作品に思えました。


88create(土・ナ16)「アクマトリツク」

トリックならぬ「トリツク」

最初に場に出たカードより大きい数字を出し続け、最初にパスしたプレイヤーは規定数となるよう手札を捨てなければならず、最初に手札がなくなると脱落、ですが、脱落者が現れた際は、最も手札の合計数が小さいプレイヤーが勝者となる、プレイ中の攻守が何重にも逆転する仕組みのカードゲームです。愛らしくもいやらしい各種のアクマと、それらが持つ特殊効果の妙が、ただでさえ頭を悩ます場の展開をさらに混乱させます。プレイ中は土俵際の大逆転が何度となく発生する、それも悪魔の所業だったのでしょう。なぜあのとき自分が勝利できたのか今もって謎のままです。


ましうgames(土日・ヒ11)「バッチリBBQ」

遊ぶ時間も考えよう(自爆)

ドラフト形式で手札カードを獲得し、数本の串を駆使して(ダジャレだ!)役を完成させるシンプルカードゲームです。4人で遊びましたが、ドラフト形式なので当然自分に必要なカードを手札にし、残りを相手に押し付ける、そのサイクルが一巡すると、本当に「どれを…残せば…」と混乱します。相手のバーベキュー串を見る余裕があるならば多少の妨害もできるかもしれませんが、せっかくの御馳走を目の前に他人を気にする余裕などありませんでした!とにかくお腹の空くゲームでした。(夕方17時ごろに遊ぶゲームではなかった、、)


teamLABI (土日・コ11)「#Vつく!-Vtuberを作ろう」

サイコロはざっと30個ほど

いくつものダイスをジャラジャラっと振りながら、出てきた目の言葉を使い、お目当てのVtuberの名前を創作する大喜利ゲームです。Vtuberをかなり研究された方の作品のようで、うまく組み合わせると「どこかに必ずいそうな」キャラクター名になる、個々のワードセンスに脱帽しました。
この時のお題が「メンヘラ酒チューバー」でしたが、次回はもっと強烈な個性のキャラクターでも試してみたいです。「特撮戦隊風ヒーリング女子チューバー」ってどうです?


六角えんぴつ(土・ハ06)「俺とお前の異世界転生リブート」

(写真は千葉ボドゲーン万博の際のものです)

今や世界規模で人気となった「異世界転生シリーズ」、こちらも各種試遊会ではひきもきらない人気ぶりでした。私が立ち寄ったときは、ちょうどソロプレイを体験された方が感嘆の声を上げる姿を耳にしました。広報活動も積極的で、各所の試遊イベントにも顔を出される精力さを見習いたいと思います。創作者のユニークな人柄もとても好印象です。


10月12日 ゲームマーケット2022秋事前相互PR会 in 横浜はまりばカフェ

ゲームマーケットのキャラクターにそっくりな「えむえむくん」

橙華堂(土日・エリアA38)「お元気ですか?~月花の宴」

月下美人がテーマだとか。

ポストカードサイズのボードに自分の陣営のコマを配置するアブストラクトです。場のマジョリティを獲得できたならば得点となり、2勝すると勝利、ただし取った駒次第で月の満ち欠けが生じる縛りがあり、確保できる駒は相手の望むであろう手筋を加味し数手先を読み込む必要があります。
アブストラクトというと無味乾燥な駒とボードを想像しますが、見た目の美しさやきちんと整理されたルールに、プレイ後の満足感が非常に高い作品に感じました。


EJP  Games(土・テ02)「ゾンビVSサメVS?」

あふれるB級映画感(褒め言葉)

「特殊効果付きの数比べ」ですが、脱落カードあり、強弱逆転あり、夢オチカードあり、さらには決着後に山札から一枚引いたカードの効果で勝敗が二転三転する、そんな「あきれた笑いしか起こらない」作品でした。告知映像からパッケージデザイン、さらにはDVDケースに入った各種カードなど、計算された「おふざけ」テイストが、私のイメージするB級映画そのまんまでした。気落ちしているときに気の合う仲間と遊んでみたいです。


植民地戦争+α(土・オ20)「ならべてカンブリア」

アノマロカリスちゃん

こちらは今回の試遊が叶わず説明のみとなりましたが、ドラフト方式でカードを確保し、順に並べながら役を競うセットコレクションです。第一印象から絵柄のかわいさが際立ちました。アノマロカリスを可愛いと思ったのはこのゲームが初めてかもしれないです。内容を後日確認し、海外のしっかりとしたカードゲームに似た雰囲気を感じました。


イオピーゲームズ(土日・ノ09)「TRITAREA(トリテリア)」

2ラウンド目からさらにカオス

メイフォローのトリックテイクを用いてタイル配置の権利を確保しながら、エリアのマジョリティ、さらには積み上がったタイルの高さを競う作品です。メイフォローの風味だけをうまく残し、限られた手持ちのタイルを場に配置する計画的な部分と、カードゲームならではの、相手の出したカードに翻弄され計算が狂う面白みが交錯する作品でした。ラウンドを重ねるにつれ、特殊カードや公開するカードなどが増え、混沌さは増すばかりでした。時間の都合で2ラウンドだけの体験でしたが、すでに重量級ゲーム一本を成し終えたような満足感でした。


さとーふぁみりあ(土・イ04)「ガニメデ戦記Zero2」

目の前にプラモ狂四郎の世界が!

スリーブに描かれた基本性能のメックに、クリアカードの装備品をはさみ、作り上げたメックを組み合わせ勝負するカードゲームです。
自分のお気に入りのメックをカスタマイズすることそのものが楽しく、性能そっちのけで強そうな装備品をガンガン獲得していったところ、HPだけバケモノレベルの耐久性メックが出来上がりました。自分のメックが格闘する様、ダメージを受けても何とか絶えうる様が、幼い頃に読んだメカモノアニメそのもので、懐かしくも没入感にしびれました。基本は二人対戦ですが、前作「ZERO」と組み合わせることで4人でのプレイも可能とのこと。そ、そろえたい。。


10月13日 中野kurumari様「2022秋ゲムマ作品試遊会 in kurumari」


JR中野駅より徒歩3分

フダコマゲームズ(土日・コ13)「リクレイム」

こちらも「たかみまこと」先生(ガニメデ戦記ZERO2と同じイラストレーター)

指定されたブロックパーツを書き表す紙ペンゲーム、同じパーツをつなげることで得点となる三角マークを書くことができ、いかに多くの三角を描けるかが勝負の鍵を握ります。今回は時間の都合で見学のみでしたが、都内一円のゲーム試遊会に参加されるようですので、次回機会があれば是非。


アソビツクース(土日・ヒ06)「あなたとわたしの欲しいアレ」

バンザイ猫がカワイイ

「おいしいアレ」や「だいたんなアレ」など、親が指定したお題をもとにカード内の二つのワードを連結させ言葉を作り、親との一致を狙います。
「これは一択でしょ!」と思う組み合わせに、多くの別の回答が生まれ、そしてまあ親と一致しない難しさも含め、終始笑いの絶えない作品でした。ルールに記載はありませんが、全員が納得できた回答には追加得点があっても良いかもしれません。「おいしいアレ」に「おしるこプール」って良さそうじゃないですか?(自画自賛)


符亀(土・イ38)「サイクリアン」

線路というより「回路」

自社の鉄道マークを長くつなげるパズルライクなタイル配置ゲームです。
手番では手持ち2枚のドミノ状のタイルを辺に沿って配置し、最長路線を目指すのですが、できる手番は実に3回のみ。さらにスイッチバックのようにタイルを回転できるルールも加わるため、小箱ゲームながら「なぜこんなに頭を悩ませる!」と悲鳴の上がる作品でした。たった20分ほどのプレイ時間でしたが、終わった後は、重量級ゲームプレイ後のソレと同じ充足感でした。

10月21日 ゲムマ直前試遊会!@巣鴨・有明亭


何度もお騒がせしてすみません。

くじらだま(土日・ヒ05)「コモレビパレード」

あたしゃ音楽家、山のネコ、リス、ウサギ、ハリネズミ♪

布袋から引いた動物タイルを親から順に獲得し、手元の個人ボードに配置します。あらかじめカードに示された得点ルール(他のボードゲームでたとえて申し訳ないが、Bitesのようなものをイメージされたい)に従い、なるべく多くの得点を獲得することを目指します。
場に並べられた切り株や花畑などのスタート地点はそのままに、各動物の軌道ルートに従い、4×5の盤面を埋めていきます。
最初は奥から綺麗に詰め込むも、後半から徐々に「先に取られると困るタイル」が目立つようになり、場にタイルが並ぶたび「猫はもういいよー!(←愛猫家の皆様すみません)」、欲しかった、または、それ以外は特段必要のない動物タイルが残るたび「猫はもういいよー!」(←愛猫家の皆様たびたびすみません)と悲鳴が上がるゲームでした。


77spiele(土日・エ48)「にゃんがら」

イチ押しはハチワレ(強さも含め)

猫カフェに行き、お目当ての猫をワードカードで呼び集める、というカードゲームです。言葉の組み合わせで「シロ」「クロ」「ク〝レー」(濁点含む)などを手番で作成し、いち早く4匹、もしくは同じ色の猫を3種集めたら勝利です。
集めた猫は公開情報となるため、あと1匹で勝利となるプレイヤーに当然妨害が向く。手札ではもっと強い(長い名前の)ネコが作れそうだけれど、先に勝利されては困るので一旦様子見、など、猫、さらに、ワードゲーム、という見た目ながら、まるで簡易の麻雀を打つような錯覚に陥りました。ほんわかとした味付け、軽いルール、など、あまりの洗練された無駄のないルールに、プレイ中も何度となく「今風のゲームだ!」とうなずいてばかりの私でした。


SAKURA-GO-ROUND(すごろくや、土日・A61)「音速飯店」

丸いカードの見づらさも面白さに一役買ってます。

トランプゲームの「スピード」の要領で、手元からカードを「ミソ!」「ラー!」「メン!」などと出していきます。手札を無くすことを目指します。
カードの枚数の細部までは確認しませんでしたが、たとえば「シン」のカードは「天津飯(テンシンハン)」にしか使えないなど、研究すればさらに強くはなるのでしょうけれど、単純明快なルール、飛び交う中華料理、湧き上がる笑い声、それらの前に細部の分析など野暮というもの。ひたすら目の前のお皿に向かい、一心不乱に中華料理を作り続ける、そんな作品に感じました。一番驚いたことが、このコンポーネント(どんぶりを模した写真の紙皿も込み)で1,320円(税込)という価格でした。

今回試遊こそ叶わなかったものの、見学で楽しませてもらいました2作品を写真だけ紹介致します。

竜哭堂(土・ニ01)「BUMPlanet」

他人のコマとBUMP(ぶつかる)することがテーマ

六角えんぴつ(土・ハ06)「俺とお前の異世界転生リブート」

各所で人気をさらう話題作

10月22日 第4回 ミスボド本厚木(アミュー本厚木)

初参加でしたがゆっくり楽しめました。


EJPGames(土・テ02)「ゾンビvsサメvs?」

今回も大盛り上がりの逸品

手札から一斉にカードを出し、特殊効果で強弱をつけられた各種得点カードを駆使し、いち早く2ポイントを獲得するカードゲーム。上記はまりばカフェ様でもプレイできましたので再戦となりましたが、カード効果の解決は親から時計回り(強い順当ではなく)、手札に出せないカードがあること、など、かなり無茶で(良い意味での)大雑把な部分が、波乱づくめの展開に一躍買っているように思えました。
多少カードを覚えるなどの戦略はあれど、今回もそんなことなどお構いなしに笑いっぱなしとなりました。「もう一戦!」とお願いまで要求する始末でした。

植民地戦争+α(土・オ20)「ならべてカンブリア」

このドラフトを何と呼ぶべきか。

手札から一枚を取り、場の両端に並べ、セットや個数などの点数をきそうカードゲームです。
一枚カードを取ったのち、親から順番に「自分以外の好きな山札」を選ぶことができる点が独特で、選べる山札はプレイヤー+1山なので、他のプレイヤーの手札以外に、若干のギャンブル性を持たせた選択も可能です。その辺りの運や手番順に左右されつつも、カードの内容をきちんと把握したプレイヤーにきちんと勝利が行き渡るシステムに感じました。イラストもとてもほのぼのします。

ミスボドゲームズ(土日・エ18)「あなたの知らないアナログ推理ゲームの世界」

千円だなんて無理しないでー(お前がいうな案件)

Webマガジン「アナログゲームマガジン」の人気記事を書籍化。読みやすく、図表や年表もきちんと網羅されております。
それだけではなく、充実のゲスト寄稿から濃密な対談集やインタビュー記事など200ページを超える内容ながら何故か千円という低価格がすでにミステリーです。
電子媒体よりも紙で読んだ方が気楽に読める私のようなアナログ人間には待ちかねた書籍化でした。

本厚木様も早めに帰宅したため、見学のみとなった作品がありましたので、写真だけ紹介致します。

GreenGames(土日・ク22)「大名」

渋い表紙の国産ゲーム

こげこげ堂本舗(土日・コ03)B.R.A.V.E

試験を受けたり、受けさせたり、がテーマ



3.最後に

私が参加した(予定を含む)試遊会イベントは、以上です。

改めまして各種試遊会を主催されました皆様、そして同卓、併せて拙著ボードゲームクイズにお付き合いいただいた皆様、重ねてありがとうございました。
ゲームマーケット秋本番まで残す日数は僅かですが、皆さまの当日の参考となりましたら幸いです。
(了)



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