見出し画像

【有料】新潟シティリーグ優勝と千葉CLのデッキ解説

目次

~はじめに~

②~新潟シティリーグへのデッキ選択の経緯~

新潟シティリーグ使用デッキの説明

チャンピオンズリーグ千葉へのデッキ選択の経緯

チャンピオンズリーグ千葉使用デッキの説明

最後に・・・


~はじめに~

皆さん、初めまして。B兄(びーあに)です。

まずは自己紹介をさせていただきます。

チームフシギダネ所属

活動地域:新潟

主な実績(公式入賞のみ記載)
2012冬 日本一決定戦     ベスト4
2013夏 ポケモンゲームショー 3位
2014秋 バトルフェスタ仙台  優勝
2019  シティリーグシーズン3   新潟優勝
他にも自主大会等にも色々参加していますが、今回は割愛。

②~新潟シティリーグへのデッキ選択の経緯~

まず、新潟シティリーグでのデッキ選択を行う際に1番気にしていたのは、新潟プレイヤーのデッキ分布です。
地方のシティリーグとなると、遠征してくる人はそこまでいないのが現状です。また、新潟のプレイヤーは競技志向な人がそこまで多くは無いためジムバトルや自主大会で使用したデッキをそのまま持ってくることが多いのです。
上記の理由から、
①:地元プレイヤーの使用デッキ調査
②:他公式大会や自主大会の入賞デッキ調査
となりました。
事前の調査から、
tier1:ジラサンマッシ
    ウルネク

tier2:ピカゼク
    ルガゾロ

tier3:リザードン
    サルコケコ

この分布を基本想定として調整を行っていました。
※ちなみに、マッシフェロやメルカリ、サナニンフがここにないのはウルネクが多い新潟で使用できるプレイヤースキルを持つ人がいない読みで外していました。

出来たデッキが「ルカリオゾロアークキュウコンマニュべトン」です。

画像1

ゾロアークを選択した理由は「安定性」です!
ジラサンはべトンで対応、ウルネクはマニューラ、ピカゼクはルカリオ、そしてどのデッキ相手でも安定してゾロアークを前に出していける。サナニンフやメルカリは無理ですが、そもそもいると思っていない為影響はありません。

新潟シティリーグ使用デッキの説明  
ゾロアークライン3:3
このデッキはサブアタッカーが多いデッキとなっています。その為、ゾロアを4枚並べる事は絶対にありません。基本的には2枚しか置きませんが、サイド落ちを考慮して3枚。ゾロアークも同じ理由で3枚。
ルカリオライン3:2 
ピカゼクを考慮した時に採用枚数が悩みました。リオル2枚でも良かったのですが、1枚でもサイド落ちしてピカゼクに理想ムーブされると負ける可能性があったので3枚採用。
べトンライン1:1  
ベトベター無しは今の環境得が無いため1:1
キュウコンライン1:1
キュウコンは対フェロマッシ、ウルネクに使用する為の採用が大きいです。ロコンの採用はどうしてもメタモンが狙われる対象になりやすい為、1枚採用。
カプテテフ、デデンネ各1
カプテテフはともかくとして、デデンネの採用ですが、主にエネルギーをどうしても引きたい時用として採用しています。とりひきやドローサポが使えるとしても引けない時はやはり出てきます。そういう時にこのカード!イメージとしてはXYのシェイミEXと同じですね。
マニューラライン2:1:1
このデッキの対ウルネクの肝となるカードですね。特に「あくのおきて」のマニューラの採用は目を引くのではないのでしょうか。
ウルネク側がゾロアークを相手にした時のプランは大体GXを3体倒して終わらせるのが多いと想定します。その場合、突然出てくるウルネクを利用するには場に、カラマネロ2体が必須です。
また、最近のレシピの傾向からビーストエネルギーやこだわりハチマキが入っていないことが多いことからゾロアークを倒すにはカラマネロ3体が必要です。さらに、場にジラーチやカプテテフGX、ギラティナがいれば「あくのおきて」を2回打つことで相手の場が壊滅します。

トレーナーズ
ドローサポート
初手にリーリエを打ちたいので、3枚。4枚でも良いのですが、大好きクラブを初手に打ちたい場面もそこそこあったので3枚にして大好きクラブを1枚。サブアタッカーの種類が多く、かみ合わない手札のリフレッシュ用としてシロナを2枚。ジャッジマンは1枚想定のプレイヤーが多いのとゾロアークがいればこちらにそこまで影響が出ないので2枚。
アセロラはレインボー搭載でどんなポケモンでも戻せるため入れ替え要素も含め2枚。グズマは1試合で4回使う場面はほぼ無いので3枚。

ハイパー・ネスト・ポケ通 4:4:2
序盤にポケモンを並べたいためサーチできるカードを多めにしました。
フィールドブロアー  1
フェロマッシのメット、ゲコゾロのじゃくてんほけん、ピカゼクのメットを想定したときに無いと勝てない為1枚採用。
こだわりハチマチ 1
正直ここは2枚で良かったかもしれません。ただ、ジラサンが流行っていると想定したため1枚にしました。結果的には1枚で困りませんでした。
ムキムキダンベル 1
今の環境でHP40アップはどのデッキにも刺さるので採用。2枚目の採用も考えましたが、枠が無かったため1枚。
カウンターゲイン 1
主にキュウコンのGX技用です。他にはあくのおきてがエネ無しで打てるようになります。
レスキュータンカ 2
このデッキはポケモンの種類が多いため、序盤にどうしても切らなければならなかった場合等に重宝します。また、あくのおきてを使用する時は1回は必ずタンカを使用しないといけない為2枚採用。

当日のマッチアップ
1回戦 リザードン 勝ち
2回戦 ジラサンマッシ 勝ち
3回戦 ジラサンUB 勝ち
4回戦 ウルネク 負け
5回戦 ウルネク 勝ち
準々決勝 ピカゼク 勝ち
準決勝 ジラサンマッシ 勝ち
決勝 ジラサンUB 勝ち

さて、上記のマッチアップを見ていただくと分かりますが、見事にメタ読みが当たったと言えるのではないのでしょうか。
新潟のシティリーグでは、ウルネクが使用率トップ、次点でジラサン、ルガゾロと続きます。今回の勝因は事前の環境調査が全てだったかと思います。
最後に、各想定デッキに対しての勝率を記載しておきます。
対ジラサン 6:4 若干有利
べトンが立つタイミングと刺さり具合で変わります。
対ウルネク 6:4(初対戦であれば8:2) 有利~若干有利
マニューラの「あくのおきて」が想定されているかどうかでかなり変わります。
対ピカゼク 8:2 有利
ルカリオラインが厚め。また、マニューラでも場を壊滅させれるため有利札が多い。
対ルガゾロ    4:6 若干不利
この対戦は相手の力量によって変わりますが、基本不利かなと思ってます。
マニューラの出すタイミングによります。
対リザードン 5:5 五分五分
原野の枚数が少ないため、基本マニューラ頼みとなります。
対サルコケコ 4-6 若干不利
ルカリオを押し付けていくゲームになると思います。しかし、ゾロアークが一撃で倒されてしまうため不利感は否めません。

長くなりましたが、新潟シティーリーグについては以上となります。
続けてCL千葉編です。


チャンピオンズリーグ千葉へのデッキ選択の経緯
新潟シティリーグも終わり次はCL千葉へのデッキ選択です。
まずは私のCL千葉の環境想定は以下となります。

tier1:ジラサンマッシ
    ジラサンUB
    ウルネク

tier2:ピカゼク
    ルガルカゾロ

tier3:マッシフェロ
    サナニンフ
  

上記想定を基本として調整を行いました。
ジラサン、ウルネクに勝てる事は必須条件とし、あとはどのデッキに比重を取るかになっていました。
CL千葉で使用したデッキは「ゾロアークダストマニュキュウべトン」です。

画像2

なぜ、ゾロアークを選択したかというと、シティリーグ新潟から調整する時間が取れなかったのが1番ですね。基本的にはデッキを変えたかったのですが、今回は使い慣れたデッキを使用しました。
さて、このレシピを見てもらうと今の環境では見られなくなった、「ダストダス、マツバ」というカードに目がいきますがそれは後程の各カードの選択理由を見ていただければと思います。

チャンピオンズリーグ千葉使用デッキの説明     
ゾロアークライン、べトン、キュウコン、マニューラライン
シティリーグ新潟編の記載と変わらない為、割愛させていただきます。

ダストダスライン 2-2
今ではほとんど見なくなったダストダスです。今回はルカリオの枠をダストダスに変更となりました。元々ルカリオの採用理由はピカゼクを重く見た結果採用したカードです。今回のメタ読みとしてはピカゼクをそこまで重く見ていなかった為ルカリオの採用を見送りました。
そこで白羽の矢が立ったのがダストダスです。今の環境では、まず事前にデッキばれしていない限り、ダストダスをケアした動きをする事は絶対になく、ウルネクのマーシャドーGXやジラサンの小マッシに対して強く出ることが出来ます。また、サナニンフやマッシフェロに対して中盤以降に出すことが出来ればそれだけで盤面を取ることが出来る可能性があります。今回はウルネクやジラサンを第1に想定したため、採用に至りました。
カプテテフ・デデンネGX
シティリーグ新潟と同じ理由です。

トレーナーズ(前回との変更点のみ)
マツバ
CL千葉会場で唯一採用してたんじゃないと思う1枚。
このデッキは「ダストダスで殴る場面が出てくるorベトベトンが狙われてしまう」とどちらかの状態がほぼ必ず対戦中に発生します。そこでこのカードです。やはりこのカードの強みは「手札を見て任意のカードを2枚山札に戻す」という部分ではないでしょうか。
手札を流すをいう意味では、ジャッジマンが似たような効果を持っています。ただ、対戦相手は必ずジャッジマンを警戒し、不要なカードを使用し手札または山を圧縮してきます。そのような状態で使っても4枚&トップドロー1枚の計5枚の手札があります。私は圧縮された山に対してジャッジマンを使用したところで、解決すると思えなかった為マツバを採用しました。マツバを使用することが出来れば、相手がグズマを持っていれば負けという場面でもピンポイントでグズマを山札に戻し、トップドローで引かなければこちらが勝てるという盤面を作ることが出来ます。
使用用途が限定されている為、難しいと思いますがCL千葉ではこのカードを何回か使う場面が出たため入れて後悔はありません。      
喰いつくされた原野 1→2
こだわりハチマキ  1→2
上記2種類のカードはそれぞれ2枚に増やしました。
理由としては、対ウルネク、対ピカゼクを意識して採用です。
特にマニューラの悪の戒め+こだわりハチマキ+原野+特性3体でウルネクを一撃、特性4体であればピカゼクを一撃出来るため今回の採用となります。
エネルギー(前回との変更点のみ)
今回は基本フェアリーエネルギーを採用しました。
前回はルカリオの為の闘エネルギーでしたが、今回は対ウルネクを厚くする為のフェアリーエネルギーです。候補としては超エネルギー、悪エネルギーもありました。


CL千葉当日のマッチアップ 結果 6-2 96位
1回戦 レックゼラオラ 勝ち
2回戦 メルカリHAND 負け
3回戦 ルガルカゾロ  勝ち
4回戦    ウルネク    勝ち
5回戦 マッシフェロ  勝ち
6回戦 ウルネク    勝ち
7回戦 ウルネク    勝ち
8回戦 サナニンフ   負け


上記のマッチアップを順に説明しましょう。
対レックゼラオラ
このマッチアップは負ける要素が正直ありません。マニューラも刺さり、ダストダスも刺さる。キュウコンで殴っても強いため普通に勝ち。
対メルカリHAND
これは無理です。練習で何度かやりましたが、相手が事故ってくれないとまず無理です。ゾロアークを使ってメルカリに勝つことは難しいため今回は捨てていました。
対ウルネク
今回はルカリオの代わりにダストダスが入っている為、かなり楽でした。また、「あくのおきてマニューラ」を想定できる人が誰もいなかった為、勝ち筋がかなり出て来て逆にどうやって勝つか悩むほどでした。
対ルガルカゾロ
ルガルカゾロ側は基本的にゾロアーク対面であればルカリオを置いてくれる人が多いため、カウンター用のダストを用意すればいけました。ただ、やはりルガゾロの動きをされてしまうとやや厳しいですね。
対フェロマッシ
対フェロマッシは如何に1体目を手早く倒せるかにかかっていると思います。キュウコンGXで1体は確実に倒せるため、そこまでのゲーム展開が重要となります。理想は、1体目を倒すタイミングでロコンとメタモンを並べてジャッジマンを打てればほぼ勝てます。それまではひたすらゾロアークで殴り続けないと負けると思います。ただ、このデッキはダストダスがいるため、相手の消費グッズ枚数によっては楽かもしれません。
対サナニンフ
対サナニンフは基本的に無理です。抵抗とこだわりメットで2確すら怪しいのが原因です。しかし、ここで活躍するのがダストダスです。上手いプレイヤーほどゾロアークを見たときに、チャーム等の不要なカードを圧縮してくれます。実際CL千葉の最終戦のサナニンフも1ターン目から不要カードの圧縮を行い2ターン目にはグッズが10枚以上トラッシュにありました。
それでなぜ負けた!と思うかもしれませんが、ヤブクロンを2枚並べるところまでは出来たんですよ・・・・。ただ、相手のやぶれかぶれでこっちはサポなし、その後はドローゴーしかできない手札しか来ず押し切られてしまいました。何か引けていればサナニンフが気絶する火力が出ていた為、悔しい部分が有りますが、ダストがいなければワンチャンスすらなかった為採用してよかったと思います。

最後に・・・~
シティリーグ新潟、CL千葉共に今の環境ではあまり見ないカードを使用してある程度の結果が残せたのは良かったです。
CL千葉はトップ4のうち2つは相性的に厳しかったため、デッキ選択が誤っていたのかもしれませんが使って後悔はないのでそういう点では良かったです。あとは、マニューラやマツバを使用する時にテキスト確認をほぼ毎回されたのでしてやったりというのもあります(笑)
私の次回公式は京都大会になると思いますが、皆さん声をかけてくださると嬉しいです。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?