Hallelujah - Jeff Buckley

2023/11/18 Instagram:rkive story(Deleted)
Jeff Buckleyの1994年の曲「Hallelujah」。これは元々ジェフではなく、レナード・コーエン(Leonard Cohen)の作詞作曲でリリースは1984年。つまりジェフの方はカバーですが、当時はジェフの方が先に有名になり、後からレナードの方も脚光を浴びることになったとか。
レナードはこの曲は「宗教歌ではない」と言っていたそうですが、歌詞は旧約聖書を元にしたエピソードと思われる内容。デリラに髪を剃られたサムスンの話とか。

旧約聖書の「旧約」というのは、"神とイスラエル民族との古(旧)い契約"の意味で、旧約聖書でのサムソンは「民を正しい方向に導くため神によって送られたイスラエルの英雄」を指してて。美女デリラにより、急所である髪の毛を剃られて力を失った話があります。
…これ、前に別の(別の！)デリラを調べてて(変な)横道に逸れた時に得た知識(笑)

それで…
なぜ今のタイミングで、ジェフのものではありますけどこの「Hallelujah」なのか。
想像はできても確定はできませんから、不用意なことは書けないのだけど。例え「ただの歌」であっても、なんとなく彼の思考には今まさに地球上のとある場所で起こっている「あのこと」がない、わけないよなぁ…とかね。

そうね…

前線に自らの脚で立ち剣を振るわずに、誰かの背に隠れつつやれ右手を出せ、左足を上げろ、なんて姑息なことなどせず、静かに、責任が持てる範囲を見定めるために状況とタイミングを見極めつつ、そうしている間に散る花を思い悲しみ、こんな歌を静かに聴いてみるというのも、選択のひとつかもね、と。