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ロスコ・チャペル (Rothko Chapel)

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* Overview

ジョン・ド・メニルとドミニク・ド・メニル夫妻によって1971年に設立された、テキサス州ヒューストンにある無宗派の 礼拝堂。礼拝堂としてだけでなく、現代美術作品も展示されている。

* History

1964年   メニル夫妻よりマーク・ロスコへ
                絵画で満たされた
                瞑想的な空間を作るよう依頼
1967年   マーク・ロスコにより
               14枚の大作と4枚の代替品完成

担当建築家
     フィリップ・ジョンソン
          ↓
     ハワード・バーンストーン
     ジーン・オーブリー

・不規則な八角形のレンガ造り
ロスコが初期のビザンチン教会を彷彿とさせる八角形の形状を望んだことによる。

ロスコ・チャペルの八角形のモデルはChiesa di Santa Maria Assunta(サンタ マリア アスンタ教会)と言われている。

・壁はグレーまたはバラ色の漆喰
・天窓が付いている

1970年   マーク・ロスコ死去
1971年   ロスコ・チャペル完成
1973年〜コロキウムセンターとしても機能
1981年   ロスコ・チャペル賞創設
1999年   大規模改修のため閉鎖
2000年   建物と絵画の修復を経て再開
                国家歴史登録財に登録
2019年   当初の計画に近づけるための改修
2021年   創立50周年(改修完了)

ビザンチン建築
ドームをのせた建築、内部では金地の華麗なモザイク壁画、装飾においては彫刻や象眼細工の家具など

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* Artists

マーク・ロスコ

フィリップ・ジョンソン
(Philip Johnson 1906-2005 🇺🇸)
アメリカのモダニズムを代表する建築家。
メニル夫妻はヒューストンの自宅をジョンソンに依頼しており、ロスコ・チャペルもジョンソンに頼んでいたが、シーグラム・ビル、フォーシーズンズ・レストランも手掛けたジョンソンとマーク・ロスコは折が合わず、ジョンソンは撤退した。


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