ソロモン・R・グッゲンハイム美術館 (Solomon R.Guggenheim Museum)
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* Overview
ニューヨークアッパーイーストサイドにある、近現代専門の美術館。
印象派、ポスト印象派、初期近代、現代美術の継続的に拡大するコレクションの恒久的な本拠地。創設者はソロモン R. グッゲンハイムだが、彼は完成した美術館を見ずに亡くなっている。
建物は世界遺産対象であるフランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群の構成資産になっている「かたつむりの殻」と呼ばれる螺旋状の不思議な形をしており、美術界だけでなく建築界でもスーパー有名。フランク・ロイドもやはり完成には立ち会えなかった。
ソロモン R. グッゲンハイムのコレクションをはじめとする重要な個人コレクションに基づいており、スペインの都市ビルバオなどの姉妹美術館と共有されている。
* History
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ソロモン・ロバート・グッゲンハイム
(Solomon Robert Guggenheim 1861-1949 🇺🇸)
アメリカの実業家、美術コレクター。
裕福な鉱山労働者一家に生まれ、ビジネス上での業績はアラスカにユーコン ゴールド カンパニーを設立したこと。
娘のエレノア・メイはイギリス貴族第7代キャッスル・スチュワート伯爵アーサー・スチュアートと結婚した。
姪であるペギー・グッゲンハイムはヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクションを設立、現在はグッゲンハイム財団により運営されている。
ヒラ・フォン・リベイ
(Hilla von Rebay 1890-1967 🇩🇪)
20世紀初頭の抽象芸術家で、ソロモン R. グッゲンハイム美術館コレクションの基礎を形成するコレクションである抽象芸術を収集するようアドバイスした重要な人物。
フランク・ロイド・ライト
(Frank Lloyd Wright 1867-1959 🇺🇸)
アメリカの建築家、デザイナー、作家、教育者。70 年間の創造的な期間にわたって1,000 を超える構造物を設計し、20 世紀の建築運動で重要な役割を果たした。
トーマス・クレンズ
(Thomas Krens 1946- 🇺🇸)
ソロモン・R・グッゲンハイム財団の元理事兼国際問題上級顧問。
クレンスは大きな変化を約束し、実現し、しばしば物議を醸す人物として注目を集めた。
ジェニー・ホルツァー
(Jenny Holzer 1950- 🇺🇸)
ネオコンセプチュアルアーティスト。
彼女の作品は公共の場で言葉やアイデアを伝えることであり、大規模なインスタレーション、広告看板、建物やその他の構造物への投影、照明付き電子ディスプレイなど。
マウリツィオ・カテラン
(Maurizio Cattelan 1960- 🇮🇹)
イタリアのビジュアルアーティスト。主に超現実的な彫刻とインスタレーションで知られているが、キュレーションと出版も行っている。風刺的な手法から「アート界のジョーカー」「イタズラ者」と評されることもある。
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