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ぼくらのゴールは、ラーメンだったのか?

飲食店に行って得られるのは、カロリーだけじゃない。

お店に、ごはんを食べにいく。美味しいラーメンが食べられる店とかがある。あの店のラーメン食べたいなぁとか思って、そのお店に行く。ラーメンを食べて、やっぱり美味しかったと思って、満足して帰ってくる。

誰と行くかも重要だ。その人(たち)と、仲を深めたり、確かめ合ったりする手段として、一緒に飲食店に行くということもあるかもしれない。

仲良くなること自体を目的とするのは、ほんとはおかしいのかもしれない。それを至上目的とするのは、ちょっと、気持ちの悪いことかもしれない。不快さというか、そんなようなものが滲み出るように思う。

達成したい何かがあって、その成就のために協力したり、協力というほどでもなくても寄り添ったり近くで見守ったりして、それに伴って自然と仲良くなる、というのが自然なことだろう。なんだか、仲良くなることそのものをしようとしている状況に対して感じる不自然さや気持ち悪さの正体って、そこにあるように思える。

会社は、営利を目的とした集団・組織、なんて説明されることもあるものだろう。

でも、それはそういう側面があるというだけのことだ。

何かを成そうとするにあたって、それに付随することとして、利益を上げる……というのが、ほんとうの順番なのかもしれない。

「仲の良さ」そのものを追い求める際に滲み出てしまう気持ちの悪さに似たものが、利益の追求を至上目的に据えた際にも滲み出るような気がする。

いかなる営利を目的とした組織も、僕のようなものにとやかく言われる筋合いはないかもしれないけれど……

けっこう、手段を目的と勘違いすることはよくあるみたいだ。僕も、人のことは言えない。大事なことだろう。

読んでくださって、ありがとうございます。

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