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まいごのまいごの小話ちゃん

【まいごのまいごの小話ちゃん・1】

「世界で最もイッた奴って誰だろう?」
という問いを立て、何人かで考え合った結論を教えてくれた、バンドをやっている友達がいます。

その結論は、「イエス・キリスト」だそうです。

世界中で少しでも英語を使う文化圏の人ならば、「肯定」を意味する「イエス」ということばを一度は発したことがある人がほとんどでしょう。

肯定を意味する「イエス」の語源が「イエス・キリスト」にあるのかどうか、私は知りませんけどね。

【まいごのまいごの小話ちゃん・2】

昼休みに家に帰って食事をし、また職場に戻るという生活をしています。

妻の在宅時は作ってくれていることがありますが、誰もいないときは自分で作って食べるときもあります。

往復の移動時間に40分弱みておく必要があるので、調理と食事にかけられる時間は20分強程度です。10分ほどで作り、10分かけて食べる、という配分になることがほとんどです。

これがなかなか、美味いのです。

あれこれこだわっている時間もないので、余計な工程は省かれます。そして出来上がる料理はおおむね、茶色っぽいのです。

動き続ける、60分間。

私の昼休みは、だいたいそんな感じです。

【まいごのまいごの小話ちゃん・3】

生まれたまちに31年間住んでいます。現在31歳です。まちを散歩していると、路上に咲いている花がいちいちきれいです。ずっと前からこの町で咲き続けて来た花なのかもしれませんが、僕には新鮮です。よくカメラを向けています。初めて見たときの新鮮さを僕がいちいち忘れてしまうから、いつまで経っても新鮮なのでしょうか。変わらないように見えても微妙でゆっくりと変化し続けているのでしょう。同じまちに住んでいても、目の前で一瞬のうちに30年が経ったとしたら劇的な変化なんだろうなぁと思います。

旅人の目から見たら新鮮だとしても、僕の目には当たり前すぎて背景に同化してしまっていることって、何があるんだろうか。自分が自分のまちにとっての「旅人」になることができたら、面白いんだろうなと思います。

まぁ、いちいち初めての感動を忘れているみたいなので、住んでいながらにして新鮮さをいつも感じることのできる僕は、そうする必要もないのでしょうけれど。

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