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雑記集

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雑草という名前の草はない。 雑記という名前の記事もない。
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2018年11月の記事一覧

やっぱり、家のゴハンはうまいよね

やっぱり、家のゴハンはうまいよね

その時代の主たる産業のサイクルが、支配的に社会時間を形成するのか。

ある時代は、自動車。ある時代は、稲作か。
いまの時代は、アマゾン?(川ではない)か。

人間が人間のため(ときに人間以外の存在のため)につくりだしたはずのコンピュータや電子のネットワークが、支配的に人間の社会時間をつくりだしているとしたら、皮肉な話だ。自分たちのつくりだしたものに、自分たちの舵を握られているようなものだか

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リトル株主ちゃん 〜親と子のある関係〜

リトル株主ちゃん 〜親と子のある関係〜

親は、子どもの株主みたいなものかもしれない。親は親、子は子、別人である。子どもに、責任能力はない。子どものことで責任を負うのは、親である。

株式会社という仕組みに、僕は明るくない。会社が子で、株主が親だというたとえは、ひどく的はずれかもしれない。会社がしたことの責任を、株主が負うなんてことがあるだろうか? 会社の誰かが違法なことをして、株主が刑事罰を受けるというようなことは考えにくい。ただ

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Wrapping

Wrapping

はたらくためにはたらいているのではない。どうはたらくか、はたらきかたに集まる注目。その視線の着地点は、ほんとうはそこじゃない。

おおきな資本を持つ組織が、たくさんの個人を養うスタイルが通用しなくなった。それだけ、おおきな資本を持つ組織が少なくなったのだろうか。そういった組織の数が減っているというのもあるかもしれないし、そういった組織の資本の大きさが縮まっているというのもあるかもわからない。

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習慣と依存 〜あまいものと、歯ブラシと〜

習慣と依存 〜あまいものと、歯ブラシと〜

あまいものがすきだ。

あまいものをとらない日はない。

しょっぱいものより、あまいものがすきだ。

おせんべいより、クッキー派だ。

棋士が、対局後に体重をはかると何キロ減っている、というような話を読んだことがある。あるミュージシャンが本番を終えたら体重が何キロも減っていたという話も、人づてに聞いた。

自分がそうした人たちに匹敵するようなはたらきをするかどうかは別として、な

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リザード・カメール・フシギソウ

リザード・カメール・フシギソウ

僕の進化後が、いまの僕。きみの進化後が、いまのきみ。

ポケモンというゲームがあった。ゲームボーイという携帯型ゲームのソフトだ。僕が小学生の頃、発売された。

ポケモンには、ポケモンと呼ばれるモンスターたちが登場する。彼らをあやつって、冒険の旅をすすめていくゲームだ。手持ちのポケモンを育てて強くして、遭遇する野生のポケモンや、人間たちのあやつるポケモンとの勝負を制することで話がすすんでいく

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ラフ・スケッチ

ラフ・スケッチ

言えないこともない、訊けないこともない。それって、子どもの集まりみたい。

ごく幼い子どもは、自分を装おうとしない。けれど、あるときから、周りを試そうとする行動が見られるようになるみたいだ。

事実を書こう(描こう)、としたら、事実を書く(描く)しかない。ないものは手に取れないし、そこに置くこともできない。置ける事実がなければ、どこかから取ってくるしかない。あるいは、このような事実はなかった、と

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ごはんを食べるように、ごはんを食べるように。

ごはんを食べるように、ごはんを食べるように。

どきっとさせられるような言い方(表現)がある。一方で、伝えられる事物そのものが相手をどきっとさせるものもある。

「あっっっっ!」
「な、なに?!」
「……鳥が、飛んでいる」
「なんだ、そうかよ」

この場合は、表現(ただの表出でもいい)を受け取る側が、鳥が飛ぶということ自体はなんとも思っていない例である。(鳥が飛ぶということが、なんともないかは別として)

「……見て」
「なに?」

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自転車で走り去る歌声の主

自転車で走り去る歌声の主

歌いながら、自転車で走り去る人によく出あう。すれ違う瞬間だけ声が小さくなるか途切れるかして、すれ違ったあと、うしろのほうで、遠ざかりながらまた声が大きくなる。距離は離れていくのにまたきこえるようになるから、そうとうな声量だといえる。

声が出ないのは、たいへんなストレスだ。歌うことや楽器の演奏を日課にしている僕にとっても、それは本当に問題だ。なるべく風邪をひかないようにしたい。ひかないための努

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実名(省略)+さん=「しろさん」

実名(省略)+さん=「しろさん」

じぶんが結婚を決めたときのことを、思い出した。じぶんやパートナーの身の周りの状況や気持ちが、一緒になることに向いた瞬間があったのだ。

じぶんの親たちが結婚を決めたときは、どんなだっただろう。あるいは他の友人・知人たちをはじめとした「あの人たち」夫婦は、果たしてどんなだったろう。夫婦それぞれ、違った経緯があったことと思う。

じぶんの子どもが子どもを持ったら、自分はおじいさんだ。「おじいさ

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老いも若きも、みな師匠

老いも若きも、みな師匠

どんな人からだって、何かしら学ぶことがある。どんな人と関わったって、つまらないことなんてない。ちょっとあげ足取りみたいな言い方をすれば、関わってみたけれどつまらなかったという経験でさえ、なにかしらの学びをもたらしている。

「関わってみたけど、つまらなかった」なんてことが本当にあるかどうかわからない。そんなこと、おこがましくて口が曲がっても言えないし言ってはいけないような気もする。なにか必死で

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Life in the Stream

Life in the Stream

いまの状況を守りたければ、同じことをつづければいいのだろうか? その場合でも、「守りに入った人」を含んだ大きな枠組みや仕組みを、誰かが新しいアイディアで根底からつくりかえようというとき、あっさり変わらざるをえないだろう。それならまだ良くて、連綿とつづけてきた命の営みさえも、いったん「終了」となるかもしれない。

たいていの人たちは、インスタントラーメンを食べなくても、別のものを食べて生きてい

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General or Special ?

General or Special ?

自分は、認知したものからの影響を受けている。ちょっと言い過ぎてみれば、影響を受けていないといえてしまうようなもののことは、認知していないに等しい。すれ違う幾千の自動車や通行人たちと、ぶつからないようにうまいこと歩いていく様子が都心の街の日常になっているけれど、いったいその日に、その中のひとりはいったいどれだけの人やものと出会っただろう。

意中の相手に対して、こちらからの電波はすでに飛んでいる

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Each Other

Each Other

やれることと、やれないことがある。
ぼくがやれることというのは、自分がやりたいと思えることだ。
ぼくがやれないことというのは、自分がやりたくないと思うことだ。

本当にやりたいと思えることは、なんだってやれる。
本当にやりたいとは思えないことは、些細なことだってやれない。

他の人が期待することが、自分にとってのやりたいことと重なることがある。
自分のやりたいと思うことが、他の人の期待と重

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運の解釈

運の解釈

運がいいとは、なにか。機会をモノにする力だろうか。

なにか、解決したいことがあるとする。なにか、おもしろそうなことを探しているとする。そうすると、その人の関心が、「解決の役に立つこと」や「おもしろそうなこと」に向けられる。その結果、その人の意識に引っかかるモノ、すなわちその人に認知されるモノゴトの量が増える……かもしれない。

論理的に考えて、モノゴトの絶対量が増えるなんてことはない。ぼ

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