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二小 龍ヶ沢湧水見学(5年 総合)

 2024年7月5日
 こんにちは、もとかわです。
 6月14日(金)に、磐梯第二小学校5年生の「龍ヶ沢湧水見学」に同行しました。
 二小の子どもたちと、磐梯山ジオパーク協議会やジオパークガイドさん、地域おこし協力隊の方々との活動です。

 
 学級担任の先生の時間は、日中は子どもたちとのものがほとんどを占めます。従って、思いはあっても、力を貸してくださる外部団体(この場合は磐梯山ジオパーク協議会)の方々と一緒に授業構想を練る、というまとまった時間がとりづらいのが現状です。
 そこで、今回センターとしては、担任先生の授業への思いや考えをお聞きし、まとめた上で、あらためてフィールド活動でお世話になるジオパーク協議会の方々とのミーティングの場を設定することにしました。
 担任の先生が、学習活動への自分の思いや考えをジオパーク協議会やジオガイドさん等に直接伝え、対話の場を持つことで、「今までやってきたこと」の上に、担任の先生独自のアイデアを盛り込んだプログラムができました。


担任の先生とのミーティング「子どもも大人も楽しめる龍ヶ沢湧水学習にしよう」(画像を処理しています)



 担任の先生の願いは、まとめると、以下。

「せっかく、美しい森と沢に出かけるので…その中で、“匂い”や“空気”を感じてもらえるとうれしい。」
「磐梯町は“名水のふるさと”と言われているし、子どもたちもそう言っています。なんでそう言われるのか、きれいな水がある理由、なんかにも目が向けられるといいなと思います。」
「今回は、『総合的な学習』の枠組みで出かけますが、その範囲にとどまらず、理科や社会、国語、などにも展開していけるといいなと思います。」



 そんな中から生まれた、今回のアイデア


1 出かける前に、学校でおにぎりをつくり、それを持参して自然の中でみんなで味わう。
2 森や沢伝いに歩きながら、即興で「俳句づくり」を楽しむ。



 そして、当日。
 本当に元気で明るい、二小の5年生メンバーです。
 龍ヶ沢湧水に向かう道中でも、いろんな発見をします。ジオパークガイドの卯月さんも、子どもたちに丁寧に応えてくださいます。
 イノシシのぬた場、けもの道、木イチゴの実、桑の実、大きな朴ノ木の葉っぱ…、山椒の香り…。大昔の山の噴火によって崩れてきて堆積した岩石…。  
 子どもたちの興味関心は尽きません。

「卯月さん、これは?」「これはね…」

 歩くこと約30分、到着した龍ヶ沢湧水。子どもたちはこぞって水を汲み、味わい、そして自分たちが朝に学校でつくってきたおにぎりを頬張ります。なんと私たち引率チームにもおにぎりを配ってくれたのです、ありがとう!

 水が流れる音、鳥の声、葉の音。その中で味わうおにぎりは、格別だったことでしょう。
 あ、そうそう、おにぎりを食べながらの、「俳句発表会」も行われたのでした。

沢水に足を浸して
「竹のはっぱにくるんでみました!」

 「なんか、遠足より楽しい!」
と言っている子どもたちでした。