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4/5 JOLTS求人件数は低下

あいさつ

兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資4年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

昨日の値動き


米株指数↘️米金利↘️ドル↘️円↗️ユーロ↗️
ポンド↗️豪ドル↘️ニュージー↘️カナダ➡️原油↗️

株式市場:3指数ともに下落した株式市場では、銀行関連の警戒を緩めておらず、市場参加者は悲観的な経済ニュースに過度に反応すると見込まれています。SP500は5営業日ぶりに反落したものの4100ポイントを保っており、NASDAQも5営業日ぶりの反落になりましたが、13000ポイントを割らずに引けています。株式市場は強く推移しています。

国債市場:米求人件数の統計を受けて、米金融引き締めサイクルの終了が近いとの見方が強まったため、国債利回り(金利)は低下しています。2年債利回りは3.5%低下し、10年債利回りは2.2%下げました。

為替市場:ドル安、円高、オセアニア安、欧州高の1日になりました。1番買われたのはポンドで注目していたポンドドルは1.240をブレイクしています。ユーロドルも1.095をブレイクして定着できるのかに注目です。ドル円は2日連続で陰線を付けています。

原油:OPECとOPECプラスの減産サプライズの余波で上昇しています。しかし、雇用関連のネガティブな結果を受けて上げ幅は縮小しました。



2月の求人件数は大きく低下

 2月のJOLTS求人件数は予想1040.0万件に対して結果は993.1万件に低下し、2021年5月以来の低水準に減少しました。

 マーケットは発表を受けてリスクオフの動きになりました。利上げ予想も据え置きが濃厚になり、インフレの後退を示すとともに、リセッション懸念の可能性を広げています。月曜に発表されたISM製造業景況指数に続き、弱い経済指標となったことから、アメリカ経済の先行きが不透明になったと指摘されています。

Fed Watch 4/5


見解と考察
 本番は雇用統計になると思いますが、今日のADPも目が離せません。雇用市場は今までの結果が良かったので、FRBは躊躇する事なく利上げをして来ましたが、雇用市場も低下してくれば5月の利上げは据え置きが予想されます。さらに、インフレの落ち着きと同時にリセッションが来れば、FRBメンバーも年内に利下げをする旨の発言が出て来るかもしれません。




RBA

 昨日は豪ドルが最弱通貨になったのですが、背景には政策金利の発表がありました。事前のコンセンサス通り金利据え置きを発表し、利上げの効果を見極める段階に入っています。また、声明ではオーストリアのインフレ率がピークを打ち鈍化していく見通しを示唆しています。

 翌日の今日はロウ総裁が発言しており、内容は[インフレを目標へ確実に戻すには、金融政策で一定の追加引き締めが必要になることもあり得ると政策委員会は想定している、4月の利上げ停止は、利上げの終わりを意味するものではない]と若干タカ派な発言をしたため、豪ドル高になっています。

見解と考察
  オーストリア中銀は、追加利上げは全然あると言っており、インフレ率がまだまだ高いので、あと1回ぐらいは利上げをしてきそうです。ただ、世界的に利上げ打ち止め観測が出始めているため、マーケットは難しい状況が継続しています。個人的にはFRBが利上げ打ち止めし、ドル安に傾いた時に豪ドルドルをロングするのは面白いのかと思います。

 ロウ総裁の発言と同時刻にRBNZが発表され、市場予想とは異なり0.5%利上げを実施しました。それによりニュージーランドドルは大幅上昇、豪ドルの上げもRBNZから来ているかもしれません。RBNZに関してはまた明日、書いていきたいと思います。




要人発言

・FRBメスター総裁(投票権なし)は[経済は減速に向かっているようだが、FRBは更なる利上げを行う可能性が高い。FF金利は5%を超え、実質金利は暫くプラス圏だろう]といつもと変わらずタカ派な発言をしています。

・イエレン財務長官は3日に発言しており、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」による2日の減産決定は「非建設的」だとした上で、世界経済に新たな不確実性をもたらすものだと批判しており、ハト派の印象を与えています。


注目の通貨ペアEUR/USD


保有中ポジション→なし

週足

フィボナッチの半値戻しをブレイクして、年初来高値に向けて上昇中。ただ、BBの2σにレジスタンスされて高値停滞しているので、今日の経済指標でブレイク出来るのかに注目。MACDはデッドクロスを否定して上昇方向へ伸びてるので、安易な逆張りは禁物です。チャート的には押し目を狙いたいところです。

ユーロドル 週足


日足

ウイークリーピボットのR1をブレイクして、10SMAにのって上昇し、短期的な流れとしては、上昇方向への勢いが強いです。他にも安値を切り上げているのとSMAが全て上向きでパーフェクトオーダーになっています。

ユーロドル 日足

4時間足

月曜日に4時間足のトレンドラインを下回ったものの雲で反発し、トレンドラインを回復しています。4時間足でもSMAがパーフェクトオーダーになっているのとBBがエクスパンションしているので、全ての足で上昇が強い事が見受けられます。ファンダ的にもドル安方向なので、チャンスがあれば押し目を狙っていきたいと思います。

ユーロドル 4時間足


※トレンドライン見方
月足→赤色
週足→黄色
日足→水色
4時間足以下→紫色



ひとこと


 今日のRBNZでサプライズをしてきましたが、東京タイムが終わって、ロンドン、NYタイムでもニュージランドドルの買いが続くのか注目です。単独要因なのでトレンドになる可能性は低いと思います。
 本日のISMはサービス業なので製造業より注目されています。

今日の注目指標


11:00→RBNZ政策金利発表
予想0.25%利上げ 結果0.5%利上げ
政策金利は4.75%〜5.25%へ引き上げ

21:15→ADP雇用統計
前回24.2万人 予想20.0万人

23:00→ISM非製造業景況指数
前回55.1 予想54.5

それではまた明日(^∇^)

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