見出し画像

647日目 最高のライブ

2023年 8月 12日 (土)

⚫︎起床は朝早く、8時ごろには家を出る。
そう言えば朝ごはんには日清の冷やし中華を食べた、朝に食べても昼に食べても美味しい。

電車に揺られて東京駅までやってきて、少し歩いてとりあえずはATMでお金を下ろす。額は9000円。今日は1000円札の稼働が増える日。
東京駅近くのバス停からバスに乗って、やってきたのは東京ビックサイト。何をしにきたかって?そうコミケだ。念願叶ってコミケに初参加してきた。
昨日買ってきたリストバンドを腕に巻き、巻いた右手を掲げて入場を果たす。
あの掲げるタイプの入場方法は良いな、正確性を考えればもっと適した方法はいくらでもあるだろうが、正確性を求めるだけではないコミケならではの良さみたいなものが感じられてとても好きだ。
しばらく行列についていくと、広いスペースで行列は進行を止め、しばらくはその場で待機する時間が訪れた。
このスペースというのが屋根も壁ももちろんなく、この夏の日の日差しがノーフィルターで降り注いでくるとんでもない場所だった。
自分はできるだけ軽装で行こうと決めていたので、持ち物は金カードイヤホンモバイルバッテリー小説(紅蓮の剣姫)スマホと、本当に最低限で済ませたのだが、これは失敗だった。ハッキリ言おう、失敗だった。
日差しを遮るものもなければ地べたに敷いて座るものもなく、水分補給も空腹を満たすことも汗を拭くこともできない。できないことばかりだ。待機時間はしばらくあるようで、列の離脱もできることにはできたのだが、生憎1人参戦の人間に離脱は少しハードルが高かった。
スマホが熱くなって使えなくなることを読んで持参した紅蓮の剣姫のおかげで暇つぶしには困らなかったし、おかげで紅蓮の剣姫を今日だけで読みきれたのだが、それにしても暑すぎた。熱中症で倒れていないのはただ運が良かったからだ、50:50の確率で救護室に担ぎ込まれていたと思う。
ちなみに、紅蓮の剣姫とは小説であり、大体300ページほどある。これが読み切れるくらいの時間、太陽が産地直送で降り注ぐ屋外に何も対策をしていない体でいて、今平和に日記を書けているなんて、運が良すぎるだろう。
今日まで連日の散歩で日の元をズカズカ歩いていたのは、今日の忍耐力のためだったのだろうか。コミケなんてインドアな雰囲気のイベントだと思っていたが、こんなに体力を必要とするものだとは思わなかった。しかし今日で学びを得られたので、これを活かして明日はバチバチに対策をしていこうと思う。
あと紅蓮の剣姫めちゃめちゃ良かったです。小説版のアニメの補完として完璧で、太陽降り注ぐ屋外で数度目を潤ませてしまった。学年が違うDDの2人の憂いが見られて、R3BIRTH3人が自分の居場所を見つけられている様子も眩しく、そしてゆうせつ。そしてゆうせつ。
歩夢ちゃんの絡んでこないゆうせつ、良い。互いに感情が昂りすぎるとすぐに求愛をするあたりが非常に似通っている2人だが、これまでないくらいに濃厚だった。色々が。
スピンオフなんて言って売り出すのが勿体無い、アニメの虹ヶ咲を楽しめた人全員に読んでほしいくらい素晴らしい小説だった。暑さを耐えられたのもこの本のおかげかも。

⚫︎そんなこんなで入場を果たしていざブースを見て回る。ビッグサイトは以前もコミティアの時に訪れているが、あの時とは規模が違いすぎる。ウマ娘ゾーンに囚われ、それを抜けたと思いきや艦これに囚われ、それならばと歩きまくって反対のゾーンに来たらVtuberに囲まれ、四面楚歌とはまさにこのことだ。今日の1番の目当ては虹ヶ咲の本で、ジャンルごとにブースが固まっているらしいことは分かったので必死にラブライブゾーンを探すが一向に見つからない。自分が知っている限りラブライブは多くの人から支持を得ているコンテンツのはずだったが、どれだけ歩こうともラブライブの影も形も見当たらないのだ。何かおかしいと思い調べてみると、どうやらジャンルごとに出展する日が決まっているらしく、ラブライブは明日日曜のみブースが与えられるそうだ。つまり今日ラブライブ関連の本は一冊も買えない、何しにきたんだよアンタ。

しかしまあ、ラブライブがなくともコミケは楽しい。ぼっちざろっく関連のブースの多さからぼざろ人気を再確認し、自分もぼざろの同人誌を一冊購入。あと氷菓の二次創作があって、小説版で表紙の雰囲気もかなり努力して本家に寄せられていたので購入。
もう一つこの前映画をやっていた作品の小説版(原作も小説)があったのでそれを購入。
なんか小説版ばかり買ってしまうな。まあいいだろう。

15時過ぎにビッグサイトを離れて、りんかい線に乗って大崎、大崎から湘南新宿ラインに乗って横浜までやってきた。みなとみらい線に乗って日本大通りで下車、コミケの後はライブでしょということで、神奈川県民ホールにやってきた。
今日ここで行われるイベントといえばただ一つ、そう、


⚫︎harmoeのライブに行ってきた、楽しかった。楽しすぎた。正直コミケとかあんま記憶ない、ライブが良すぎた楽しすぎた最高だった。小泉さんも岩田さんもすごい、すごく良い、そしてすごい。すごかった。

まず自分は3階席と距離は少し遠めだったのだが、それでも文句なしに楽しかった、距離なんて関係なかった、めちゃめちゃ楽しかった。
物語の世界にお客さんもお二人自身も入り込んで進められていくライブなので、とにかく怒涛だった。息つかせる暇なくどんどん曲が続いていく。喉大丈夫?と何度心配になったことか、あんなに連続で歌って、その上ダンスまで踊って、ちょっとすごすぎる。歌声は最後まで安定していたし、ダンスも見応えがすごかった、なんであんなに連続で行けるんだ、すごすぎる。
とにかくブレイクタイムが取られていないので、アンコールのラストまでMCが一つもなかった。そんなことあるのか、バンドのライブだってもう少しMCを挟んで一休みすると思うのだが、歌だけでなくレベルの高いダンスを続けてこの休まなさはすごい、すごすぎる。
そうまでしてライブの中で物語の世界に観客を引き込もうしていることに全力で、おかげでもう足がガクガクだ。途中何度か座るタイミングこそあったが、ずっと立っていた気すらする。ノンストップすぎた。
アンコール前ラストのHAPPY CANDY MARCHが本当に良かったな、harmoeでも一番と言っていいくらいお気に入りの曲なのだが、その曲がラストを締め括って銀テまで飛ばされていて、本当に嬉しかったし楽しかったし良かったし感極まった。良すぎる。あまりに良すぎる。銀テも拾えたしな。割とあそこがここ最近の生活でもピークかもしれない。幸せすぎる時間。

そんな超特急のライブは、体感10分も経っていないんじゃないかと思うくらいあっという間に終わってしまって、まだまだこの世界に浸っていたいと思っていたところにアンコールの3曲が来て、もう完全に極まった。一寸先は光、イントロが流れた時点でテンションをマックスまで持って行かれた。そしてそしてのhamony to the west、前の曲からノータイムで始まって、会場の声出しの一体感もあって本当に楽しかった。舞台上の2人も良かったし、現地で聴くことで魅力が何十倍にも増す素晴らしい曲だ。演出とステージ上の演者さんたちと観客の一体感が本当に良い。
そしてようやく待ちに待ったMCを挟んで、今日初めての息つく間が与えられ最後の最後にセピアの虹。あれで締めるの本当に天才だと思う。もちろん好きな曲ではあったが、こんなに良い曲だったんだと改めて思い知らされた。良すぎる。

harmoeの曲はイントロがすごくいいと思う。正直曲名があまりピンとこない曲でも、イントロが流れた時点であの曲かー!となり一気に気分が上げられる。どの曲もイントロが強いのはすごいことだ。中でも一つ聴いたことのないイントロが流れて、それが今度発売される新曲なんだとわかった時のあの楽しさよ。なんだこのイントロ?→harmoeの曲には一通り耳を通しているはず→つまり新曲?→そういえば10月にシングルが発売されるんだ!→やっぱ新曲だーー!!!!
だった。この一連の流れの自分の楽しさがわかるか?わかるような文章を書きたいとは思うが、ライバーズハイの今まともに文章が書けているとは思えないので諦める。
今日のこれは日記ではない、行き場のないライブへの感情をぶつけているだけだ。

小泉さんのパフォーマンス力の高さは虹でも拝見していたのである程度は知っていたのだが、岩田さんもそれに負けないくらい素晴らしいパフォーマンス力をお持ちの素晴らしい方だった。歌の安定感すごい、ゆるっとしているように見えてダンスがすごい、声がすごく良い、パフォーマンス中の笑顔が本当に良い、所作が綺麗、好き。
もちろん小泉さんもすごく良かった。お二人の高笑いが入る曲がそれぞれ披露されていたがどちらもすごく良かったな、どちらもカッコ良すぎる。
かっこいいと言えばそうだQUEENもすごく良かったな。あの曲の小泉さんのかっこよさは音源で聴いた時から伝わってきたが、その時感じたかっこよさも越していくくらいのかっこよさを一発勝負のライブの場でしっかり披露していたのがすごい。すごすぎる。本当にカッコよかった。

この強すぎる気持ちを発散できる場がこうしてあって、良かった。今日まで日記を続けてきたのはこのライブのためなのかもしれない。

ファンクラブ入れば良かったな。ファンクラブ会員にはライブ後のお見送りの特典が用意されていて、『俺は曲とパフォーマンスだけで十分に満足させてもらったんだ、そんなサービスは御免だぜ』なんて硬派を気取っていたが、サービを逃して今とてつもない後悔に襲われている。しかしライブ終わりの最高にharmoeのことしか考えられないタイミングでお見送りなんてされてしまったら、自分はどうなってしまうんだろうか、そう思うともはや恐怖すらある。

そう言えば思い出した、2曲目空想エスケープのアレンジもまた凄かったな。remixは前回のライブでもやったと聞いていたのである程度の覚悟はしていたのだが、いざ目の当たりにしてみるとあんなに圧倒されるのか。harmoeのかっこよさがバシバシ伝わってきて、このライブはすごいことになるぞ、と2曲目から思わされた。
ファンクラブはまあ、入らざるを得ないだろうな。お見送りを逃してしまった後悔こそあれど、ここまで楽しませてもらって入らないのはダメだと思う。

そういえばマーメイド関連の曲が3つ続いたあそこの流れもすごく良かったな。物語をモチーフにした曲を強みにしているユニットなので、物語を繋げてくると何倍にも魅力が増していてすごく良い。特にpassportの薄いスクリーンを使って海の中を表す演出が凄かった。本当にharmoeのお二人が海の中で歌って踊ってたもんな、あんなすごいのよく思いつけるな、すごすぎ。

公演終わり、Twitterでフォローしている人が、銀テを譲っていただけませんか的なことを言っているのが目に入ってきた。
偶然にも自分は銀テープを拾っている身だ。
拾えたこと自体は嬉しかったが、拾えた嬉しさを感じている間がピークな気もする。
このあと家に帰ってこの銀テープがどのような結末を辿るかを考えると、数枚写真を撮られてあとは杜撰な管理の末に存在を忘れ去られている未来が見えた。
それならば、もっと大事にしてくれる人に譲るのが最善なのかもしれない。そのフォローしている方がharmoeにかけている思いや時間は、これまでのツイートを拝見していることもあって、ある程度は知っている。この方ならば自分の何倍も大切に保管するだろうことがわかっていて、そしてこれを譲れば喜んでもらえるだろうなということもわかる。その時はライブ後の思いをどこにぶつけることもできておらず、少しでも感想を共有するいい機会にもなるかなと思い、思い切ってDMを投げかけてみると応じてくれて、会場近くで落ち合う約束を取り付けるところまでとんとん拍子で進んで行った。

そして時間が来て、無事落ち合うことに成功。〇〇さんですか?とアカウント名で呼ばれるのは初めてで、なんだかゾワゾワしてしまった。
銀テープを渡し、軽く会話を交わしすぐにそれじゃあこれでと解散。

軽い会話の内容は以下。
「(ライブ)良かったですね」と言ったら、「はい、ありがたいです」と言われてしまった。
これは自分で銀テープを譲っておきながら、銀テープゲットできて良かったですねなんて言う傲慢な奴のように見られてやいないだろうか。そうは思ったが訂正する間もなく会場を離れてしまったので、誤解は深まったままだ。感想を語りあいたいなどと欲張った罰なんだろうな。甘んじて受け入れよう。

最後に少しつまづいてしまったがそれでもライブで感じた良さ楽しさ嬉しさ幸せは残っている。
帰りに寄った桜木町の近くの居酒屋がやけに混雑していて、料理の提供が遅かったのだが、その時間でこの感想を書けているのでむしろ感謝している。ありがとう。ライブが行われた横浜の地でライブへの感情を整理できるのはありがたい。酒のおかげもあってご機嫌だ、ああ幸せ。今神奈川で一番幸せな自信がある。本当に良かった、幸せな時間だった。ありがとう。

harmoeは良いぞ!


⚫︎忙しすぎる一日だったが充実感がすごい。何よりライブの余韻もあってとても幸せに包まれている。今日があまりに楽しすぎて忘れがちだが、コミケは明日も残っているんだ。明日は今日の反省を生かして、熱中症にだけはならないよう気をつける。あと日焼け止めを塗る。

harmoeは良いぞ!

⚫︎そう言えばアンチクライントもめちゃめちゃ良かったな。

harmoeは良いぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?