見出し画像

203日目 映画 五等分の花嫁

2022年 5月 25日 (水)

●とりあえず朝起きて学校へ。今日も9時くらいに起きることができた。いいぞ。

2限の授業がテストだったのだが、回答を回収するのにめちゃめちゃ時間がかかっており、おかげで昼ご飯を食べ損ねてしまった。

メシの恨みは重いぞ、あなたが単位を与える側の人間でなくなった時、あなたは今日この日を思い出すであろう。

●午後の授業も受け終え、時刻は大体18時。ジャルジャルやらタイムマシーン3号の動画が更新されたらしい通知をポケットに感じつつ、この後19時からの航空部のミーティングに参加するのを学食で大人しく待つだけ……
のはずだったのだが、生憎今日のミーティングに必要な書類を家に忘れて来ていたので、一旦家に帰らざるを得なかった。

下り坂が多い、気持ちのいい帰り道を颯爽と駆け抜けていく。
自転車に出せるギリギリのスピードで、ぴゅあぴゅあはーとを熱唱しながら駆け抜けていく。

あっという間に我が城に帰ってきた。帰り道は下り坂が多いのも手伝って本当に一瞬に感じる。逆に言えば行きの道で辛い思いをしているので、その時に払った苦労がキャッシュバックされているだけなのだが、この快感は中々嫌いではない。どれくらい嫌いじゃないかと言うと、テンションが上がってぴゅあぴゅあはーとを熱唱してしまうくらい、と言えば伝わるだろうか。

少し時間に余裕があったので、米を研いで炊飯器にセットし、予約炊飯の手続きを済ませて再び部屋を出た。
ミーティング開始から30分ほどしたあたりで炊飯を開始するようにセットした。米を焚く時間とミーティングの時間の兼ね合いを少ない時間で考え抜き、出した答えがこれだった。

ミーティングは特に何もなく終わり、すぐに家に帰ってきた。
扉を開けるともう米が炊かれている、すばらしいな。
家で誰かが待ってくれているようなあの感覚、それは人ではないが、間違いなく人間以上のぬくもりを持っていた。保温モードなので。

●映画五等分の花嫁、非常に良かった。

昨日の日記で感想を書こうと思っていたのだが、流石にテスト勉強をしないわけにはいかなかったので、アニメ五等分の花嫁を作業用BGMとしてかけることで、五等分への熱量を絶やさないように努力をするくらいに留めておいた。
おかげで一期12話を昨日の夜中だけで見終えたというね。時間って貴重なんだぜ。

以下ネタバレ。








ストーリーは漫画で読んだ物をそのままなぞっているだけではあった。
真新しいシーンは二乃のライブシーンくらいだったろうか、カットされているシーンはいくつかあったが、映画オリジナルみたいな要素は皆無と言っても差し支えないだろう。
まあここは変に原作を改変しなくてよかったんじゃないかと思う。
映画版では花嫁が変わったりするのかな?(原作のエンドに文句があるわけではない)などと思っていたが、実際映画を見てみれば、原作通りのストーリーを映画館で見せてくれたのはただただ感謝しかなかった。

あと感じたのは詰め込みの凄さだった。
映画全体を通してめちゃくちゃテンポがいい。文化祭編と言うことでシーンもセリフもめちゃくちゃ多いので、ずっと五人と風太郎の誰かがなにかしら喋っているような感じだ。
もう少しカットして良いところはあったのかなと思ったが、エンドに向けて入れるシーン入れないシーンを考えて作られていたのではないかとの意見を目にして、なるほどなと思った。

竹林さんとかは別に出さなくてもよかったんじゃないかと思ったが、四葉の隠していた気持ちが爆発しかけるシーンだったり、恋愛感情をあまり見せていなかった五月(いつきと打っても変換で出てこないので、ごがつで変換している。今これを言う必要はない)が言い返すシーンとかを見せるために入れたシーンなのなら納得はできる。
あとは一部の竹林ファンの皆様への配慮か。

あと感じたのが、めちゃくちゃファン向けだなと言うことだった。
アニメを経て映画化した作品の劇場版は、大抵初見の人に配慮してこれまでのあらすじだったり人物紹介だったりが挟まれることが多いのだが、この映画はそれが一切無かった。清々しいくらいに。

陸上部の部長だったり、二乃三玖のバイト先の店長だったり、下田さんだったりと、アニメや原作に出てきたキャラではあるがアニメを見ていてもあまり記憶には残っていないキャラなんじゃないかと言いたくなるキャラが何の説明も前触れもなしに出てくるので、初見にはひたすらに優しくない映画だった。

かくいう自分も、最近五等分を読んだり見たりしていなかったので、陸上部の部長とかは一瞬誰だかわからなかった。

アニメ2期が終わってから今回の劇場版まではそこそこの期間が開いているので、事前に振り返りをしてから見に行った方が映画を楽しめるかもしれない。

映画の流れとしては、プール回、文化祭準備、文化祭をざっと、文化祭それぞれの場合、告白、その後のいざこざ、結ばれデート、結婚式と、とにかく豪華だ。
アニメ二期までで描かれなかった残りの全てが詰め込まれていた。
そのため上映時間もかなり長い。17時半ごろに映画が始まり、映画が終わったのが20時少し前くらいだった。アニメの劇場版としてはかなり異例の長さじゃないか。

OPと共にプール回が流され、初っ端から刺激的なシーンの連続だった。これを親と見に来る小学生とかは大変だろうな。

そして文化祭と5人それぞれの視点が描かれるのはまあ予想できることだったが、その後の衝突やデート回も見られるとは思わなかった。
個人的に文化祭の後の色々もかなり大事な見せ場だと思っていたので、それを見せてくれたのはありがたい。四葉が姉妹一人一人と向き合うのも、他4人の心境を知れるのも、どれもかなり好きなシーンだ。

以前の高校での四葉の挫折もしっかり描かれていたのだが、漫画で読んでいてもキツかったこのシーン、大スクリーンで大音量で、声優さんの演技もキャラの一挙一動も、そのすべてがキツさを増す手助けをしており、こっちまでめちゃくちゃ辛くなっていた。
あと昔の髪の長い四葉の後ろ姿が、ウマ娘のサイレンススズカにしか見えなかったりもした。
この発見で少し辛い気持ちを和らげられた部分は少しあったな。

ここの過去編のキツさが高ければ高いほど、その後の結ばれるシーンでの報われてよかったねの気持ちが高まっていく。そりゃあ泣いちゃうよな、しょうがない。
声と動きが付くことで、響き方が何倍にも増されているのが凄い。

あとは文化祭四葉の場合にて、色々な人が四葉の抜けた穴を埋めていたことを四葉が知るシーン、ここが最高だった。この映画で一番泣いてたのここかも。

自分は思っていたより四葉が好きなのかもな、やっぱり普段おちゃらけたキャラの涙ってのは良いもんだ。
分かりやすくギャップを見せているシーンだなーとは思うが、それでもやっぱり最高だった。

その後の風太郎にキスをしてこれで気持ちに決着をつけようと泣いていたシーンもヤバかった。柱の影ってのもまたね、良いよね。

あとは文化祭二乃の場合にて、マルオがデレたシーン。
これもなあ、親子系には弱いんだ、本当に。
マルオちょっと笑ってた気がするんだよな、気のせいかもしれんが。

あとこれは別に泣いたシーンではないのだが、五月の敬語解除のシーン、あそこはもっと演出マシマシでよかったんじゃないのか。
あそこは言ってみれば他の姉妹で言うキスと同じもの、くらいに思っていたので、あまりにサラッと流されてしまったのが残念でならない。

良いシーンを上げていけばキリがない。
なぜかクラスの男子から二乃が二乃さんと呼ばれているのも見られて良かった。

二乃、もといレッドのライブシーンがそこそこの尺で見られたのもよかった。しっかり振り付けも音楽もつけられており、製作の方々もあそこが重要なシーンだと理解してくれていたのだろう。

たこ焼き屋が燃えた後の四葉の過剰労働もよかった。辛すぎてよかった。四葉さん、感情動かしてきがち。

文化祭が終わった後の男3人衆が休憩所で駄弁っているところもよかった。風太郎にちゃんと男友達ができている事実だけで感情が高ぶるところまで来てしまった。俺は親か。

あとは五月のスマホ裏のプリクラ関連のところ、ここが薄かった。
塾の生徒に自分の中にある言葉をかけ、そこから風太郎への思いをすべて詰め込んだ「おめでとう」これ!

これが見たかった。見せてよ。

そんなこんなで文句は出てくるが、やはり素晴らしい映画だった、これは揺るがない。

これまで、四葉以外のヒロインとのifルートもかなり楽しんで読めていたのだが、映画を見終わってから久しぶりに五等分の二次創作を見返そうと思ったときに、ifルートが見られなくなっていた自分に気が付いた。
風太郎には四葉、この事実を2時間以上かけて脳に焼き付けられた人間の心の動きとしては至極真っ当と言えるだろう。
今まで一番好きなキャラは五月ちゃんだったが、映画を見終わってからは四葉最高の気持ちでいっぱいだ。
それくらい素晴らしい映画五等分の花嫁、ぜひ皆さんも劇場でどうぞ!
自分は再配布が決まっていた14.5巻を貰いにもう一度劇場に行くだろう。
それにもう一回くらいあの大画面で見ておきたいし。

最後に映画で見たかったシーンを書き連ねて終わろう。

五月に悪態をついてらいはにお玉で殴られる風太郎。
二乃にあんたが選ばれる可能性だってあるかもしれないと言われて動揺する五月。
騒がれることを避けて二乃の変装をするも、二乃がライブに出演して大人気になっていたため結局騒がれることになった一花。
あんたのパパイケメンよねと風太郎に言う二乃。
それに対して趣味悪いぞと返す風太郎。
ケーキ屋の店長にM・A・Y様と言われとぼける五月。
三玖に乗せられ色めき立つクラスの男子達。
文化祭中に食堂で勉強していたことを風太郎に心配される五月。
無堂のアイスを受け取ってしまった風太郎に、サラッとそれを渡されそうになるも、サラッと断る三玖。
終了間際の文化祭を姉妹5人水入らずで楽しんでいる五つ子。
信楽焼相手に告白の練習をする風太郎。

こんなもんか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?