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299日目 RED

2022年 8月 29日 (月)

●時刻は深夜1時。
昨日の文の日記も書き終え投稿まで済ませ、歯も磨いてさあ寝ようという時に、一つ思い立った。

明日は一日中フリーなので京都にでも遊びに行こうと思っていたのだが、せっかくなので見たかった映画を予約しようと思ったのだ。
見たい映画はいくつかあったが、ワンピースの映画を選択。
時間は朝の1番早いものを予約した。
席をと券種を選択し、料金の支払い方法のフェーズで2つの選択肢を提示された。

1つはこの場でクレカで支払う方法、もう1つは明日現地で支払う方法。
普通なら明日現地で支払う方法を選ぶだろう。
万が一寝坊してしまっても損はしないからだ。
しかしなぜわざわざ朝の時間の映画を予約するのか、それは朝早くから行動するためなのだ。
寝坊した時のことなんて考えて予定を立ててはいけない、何がなんでも起きなければいけない状況に体を持っていかなければ、自分はこのままダメになる一方だろう。

鋼の意志でクレカの番号を打ち込んで、予約は完了した。

予約を済ませたらあとはもう寝るだけだ、2桁くらいアラームをセットし眠りについた。

●起きた。
時刻は上映1時間前。

かなりギリギリだ、少なくともコンタクトをつけている余裕はなかった。

慌てて着替えてコンタクトはワンデイのものをポケットに入れ、家を出た。
少し早足で駅に向かい、駅前のコンビニで朝ご飯がてら菓子パンを購入。電車に乗り京都に到着し、再びの早足で駅前イオンの映画館に向かう。

チケットを受け取り入場、特典の冊子もいただき、席に着いた時に時刻は上映3分前。

セーーーーーフ



そしてFILM REDがめためたに面白かった。
ワンピースの映画はおろか、アニメーションでちゃんと見るのも初めてだったが、すごく良かった。

●映画館を出るとサンサン太陽が出迎えてくれた。
この感じいいよね、映画が終わっても外がまだ明るい感じ。
とりあえず連絡通路を渡って同じイオン内にあった本屋に寄り、惰性67%の9巻を購入した。帯に堂々完結と書かれていて驚いたが、まあいつ終わっても納得させられてしまう不確かさみたいなものを常にまとっている漫画だったので、妙に納得してしまった。
あと最終巻にして表紙がめちゃめちゃ煽情的だったのでレジで少し気まずくなったりもした。

本屋を出たがこの後の予定は何一つ定まっておらず、なんとなくで有名な観光地に行ってみようと思い、南下を開始した。
普段京都駅の南側はあまり歩かないのだが、折角天気も良かったので歩いてみることにした。

途中、おなじみの電動キックボードのステーションを発見したので、それに乗って伏見稲荷方面に向かった。
大通りは車通りが多くて怖いので、なるべく狭く人通りの少ない道を通るようにしていた。怪盗かっつって。

ものの15分ちょいで伏見稲荷周辺に到着、露店をチラチラ見て回り、伏見稲荷の手前だけ眺めて引き返し、途中で発見したコメダ珈琲店に入店。
たらこパスタのセットみたいなやつとメロンソーダを頼んだ。
リコリコリスペクトでシロノワールも頼もうかと思ったが、アイスがそんなに好きではないのと流石に金を使いすぎだったので断念となった。

昼飯を済ませ、近くの阪急の伏見稲荷駅から電車に乗り、祇園のあたりまでやってきた。
いつものパフェを食いに。

いやはや8月分も何とか食べられた。

すいかが乗っていたが、このスイカがめちゃめちゃおいしかった。
これだけのサイズではっきりと美味しさが伝わってくるのは凄い。
昨年の10月から始めた毎月パフェ企画だが、遂に9月分を残すのみとなった。自分の誕生月で終わりを迎えられるというのもなかなか感慨深いものがあるな。
12種類目のパフェを食べ終えた後、自分はあの店に行くのだろうか。
行く気もするし行かない気もするから困る。
あそこに行かなくなると無理に京都に行くことも減る気がする。それはなんかやだな。

●パフェの店を出て、しばらく歩きMOVIX京都にやってきた。
この後見ようと思っていたゆるキャン△の予約をしに来たのだが、ちょうど10分後にポケモンのリバイバル上映をやるらしかったので、それを見ることにした。
この企画は人気投票で選ばれた3作品を週替わりで後悔するというもので、今日やっていたのはダイヤモンド―パールのディアルガ対パルキア対ダークライだった。
昔々の小さい頃に見た覚えがあるが、細かいことは何も覚えていない。
久しぶりに楽しむぞと思って映画館の座席に着き、上映時間の半分くらいを睡眠に費やして劇場を後にした。拭いきれていなかった

いやぁ本当に悔しかった。
何が悔しいって、体感で半分くらいは寝ているのに、まだ眠気が完璧には取れていないことだ。
まだこの後も映画を見るのに、眠気が残っているのは非常にマズい。

今回はギリギリ見たことのある映画だったから最悪は回避できたものの、この後に見るのはゆるキャン△の劇場版だ。絶対に寝られない。

映画館を出て、コンビニで一番辛いフリスクとガムを購入。
お腹が空いたので近くにあったくら寿司に入店した。

カウンター席に通され、とりあえずでサーモンを注文。
確か次がイワシだったか、そこから熟成まぐろ、えんがわ、かつおと続き、ここで皿が5枚溜まったのでびっくらぽんを回した。
結果はまさかの当たり。1発で当たるとは思わなかった。
しっかりヤソップのマグネットをゲットし、なんだか気分が良かったので店を出た。

しばらく街をブラブラして時間を潰し、三度映画館にやってきた。
見ました劇場版ゆるキャン△。
もう本当に面白くて好きな映画だった。
現実が舞台で、バトルをするわけでもない、大きな山場があるわけでもないひたすらにゆるいだけのアニメが、なぜあんなにも面白いんだろうか。
上映中一度も時間を気にせずスクリーンだけに集中していた。

そこから今に至るまでゆるキャン△の衝撃が抜けてないんだよな。
映画館を出ても、京都駅で電車に乗っても、最寄り駅に帰ってきても、スーパーで買い物をしても、部屋に帰ってきても、リコリコの9話を見ても、まだゆるキャン△の衝撃が抜けない。
今1期と2期ぶっ通しで見返したいもんな。本当に素晴らしい映画だった。

今日はワンピースの感想だけ書いて、ゆるキャン△の分は明日書こうと思う。思う!


●見てきましたFILM RED。
以下ネタバレまみれ。












映画の感想の前に、まず自分のワンピース詳し度を書いておこうと思う。
自分は小さい頃に頂上戦争辺あたりまで読んでいて、エースが死んだショックでそこから先を読むのを諦めた思い出がある。
家には祖母から誕生日プレゼントでもらった1巻から5巻だけがあり、そこは繰り返し読んでいた。
アニメは見たことが無く、最近気になって魚人島編を読み返したばかり、と言う感じだ。

全体的な感想としてはワンピース初心者が楽しめてウタちゃんがひたすらに報われない映画、と言う感じだった。

そのため自分は非常に楽しく見られたのだが、ワンピースを追っている人たちの間からは少なくない酷評の声が出ていた。
一番言われていたのが「ワンピースの映画ではなくウタの、adoのライブを見せられただけだった」と言うものだ。
実際ウタちゃんはめっちゃ歌っていた。

ただ歌声も曲も言わずもがなで素晴らしいので、ワンピースにそこまで詳しくない自分でもとっかかりが掴みやすかったのが良かった。
言われていたほど歌唱シーンが長かった印象もないし、歌唱シーンもストーリーにちゃんと関わっていたので、その点も非常に良かったと言える。

映画はウタちゃんのライブを見に来た麦わらの一味のシーンから始まった。
麦わらの一味の絡み好き好きマンの自分からしてみれば、そこだけをずっと続けていて欲しいくらいに楽しめるシーンだった。
あとジンベイが普通にいたのもなんか面白かったな。
そこからウタちゃん登場でライブが始まり、ステージ上でルフィとウタちゃんが抱き合ったときにはなぜかこっちまでヒヤヒヤさせられた。
世界中のアイドルが世界中に配信されている前で男と抱き合うなんて、特に言及されていなかったが相当にヤバいシーンであることは間違いないと思う。

その後の海賊がウタちゃんを襲おうとするシーンで、知らん女の人と男の人が、お前はあの!のノリで紹介されていて驚いた。
ビッグマム海賊団の人間とのことだったので、自分がお目にかかれるのはまたまだしばらく先のことになりそうだ。
あとこの女の人が、見た目は童話の悪役のような老婆だったのに、ムーブが完全に可愛い妹キャラだったので脳がバグった。

ウタちゃんは何度もみんなで幸せになろう、ここに居ればみんなが平和で幸せ、ともはや狂気じみているセリフを、ライブの間ずっと繰り返していた。
最初はオーディエンスにもそのセリフが当然のように受け入れられていたので、セリフへの違和感もそこまで強くなかったのだが、ライブが進むにつれてその病的なまでの『人を幸せにしたい』と言う思いが暴走していく感じがとても怖かった。
言っていることは変わらないのに、映画が進んでいくにつれてセリフへの感情がどんどん変わっていく感じが面白かった。
声優さんの演技もまた凄かったな、名塚佳織さんは恥ずかしながら初めて認識したが、これまで見ていた作品にもいくつか出演されていて驚いた。

あとウタちゃんがライブ中、めちゃくちゃ政治的発言をしているのが面白かった。
自分は好きなアーティストの政治的発言は絶対に聞きたくないし、そういう人は日本には結構多いと思うのだが、あの世界の人たちは毎日食うにも困るくらいの世界で、そんな辛い境遇の中でウタちゃんの歌に救いを求めているわけで、そういう発言が増えるのも、それが当然のように受け入れられているのも当然だよなぁと思った。

話は進んでウタちゃんに麦わらの一味(ルフィ以外)が捉えられてしまう。
本筋の物語も終盤で、麦わらの一味だってどんどん強くなっていくだろうに、劇場版になると山場を作らなければいけないから大変だよなとは思った。
それくらいにウタちゃんが強すぎた。
世界中を巻き込んで自分の世界に取り込んでやろうとしているくらいにぶっ飛んだ女なので、麦わらの一味相手に一人で立ちまわるくらいのことはできて当然なのかもしれないな。

その後、コビーやらヘルメッポやらと非常に懐かしい方々が、成長している姿を見て、なんだか見覚えのあるブルーノと言う人もいたりして、意外とそういう過去のキャラとかも出すんだなと驚いた。
他にも鏡を介して場所を行き来できる能力者もその後の山場のシーンで役に立ちそうな能力者が集められているのかなと思うと少し面白い。

その後もローとかバルトロメオとか、うっすら見たことのあるキャラが多く出て来て、かなり豪華だなと思った。
このあとシャンクス達も来るんですからね、凄いよ本当に。
あまり詳しくない自分が見ても盛り上がれるんだから、普段追っている人はもっと楽しめるんだろうな、羨ましいことだ。

早く本編を読みたい。今から走って快活クラブでも行ってこようか。

ウタちゃんの暴走は止まらず、シャンクス達と麦わらの一味が手を組んでラスボスを討伐するシーンに。
ここもよかったなぁ、個人的にウソップとヤソップの共演がアツかった。
クズだの育児放棄だの散々な言われようのヤソップさんだが、あそこを見ればそんな評価も変わって来るんじゃないだろうか。まあクズはクズだろうけど。


いや本当に面白かった。他のワンピース映画も見て見たいな。
次見るとしたらsailing dayが主題歌のやつかな。だいぶ初期だった気がする。



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