163日目 ハロウィンの花嫁
2022年 4月 15日 (金)
●昨日の夜、イマイチ寝付けなくて以前購入した蒸気でホットアイマスクを装着してみた。
すぐに目元が温かくなってきて、気づけば自分は眠ってしまっていた。
次の朝、目が覚めてあたりを見回したが、蒸気でホットアイマスクの姿が見えない。自分はあまり寝相のいい方ではないので、起きたときに蒸気でホットアイマスクが装着されているとは思っていなかったが枕元から布団の中まで、とにかくあらゆるところを探したが蒸気でホットアイマスクの残骸は見つからなかった。
もしかして気化してしまったんだろうか。
目の裏にいっちゃったんだろうか。
怒らないから出て来てね。
●大学に行った。
昼休みにどこからか楽器の音が聞こえて来た。
聞こえたのは一瞬だったが少しRAYの一節と似ているな、と思いその音がする方へ行ってみると、新入生勧誘のための路上ライブが行われていた。
名前は忘れたバンドが演奏していた曲はRAYとHello Worldの2曲という神セトリだった。彼らは見る目がある。
久しぶりに生のバンドサウンドのBUMPの曲を聞けたのはかなり良かった。ライブ行きたくなってきちゃったな。
●授業が終わり、普段だったら家に帰ってショボショボやるところだが、今日は予定があった。
今日は劇場版名探偵コナンの公開日だ。
以前、たしか紺青の拳の時だったか、Twitter上で酷いネタバレを食らってから、コナン映画は上映日に見るという習慣ができてしまった。
ということで見に行った。
友達と。
始めて太字機能を使ってしまった。大事なことなのでね。
学校が終わってすぐに自転車を飛ばし、丁度10分前くらいに劇場に到着した。
調子に乗ってポップコーンのLを単品で注文してしまったが、あれは辞めた方が良い。口の中が枯れるので。
ただ口の中が砂漠の状態だと水のおいしさを最大限味わえるので、これは貴重な体験だと言えなくもないのかもしれない。
映画を見た後はま寿司に行った。
回転寿司だと思ったら寿司が一切回っていなくて、なんなら寿司を回す機構すら店内になかったので少し残念だった。
かなり満足いくまで食べたけど1000円ちょいだったので凄い。
はま寿司の企業努力の凄さか、自分の胃袋の小ささの凄さか。
寿司を食べながら映画の感想を言い合うなんて体験、初めてしたかもしれない。自分は創作物の感想を人と言い合うのが苦手なので大変だった。
以下ネタバレ。
全体的な感想としては控えめだったなーという印象。
予告とか事前情報では安室さんとか高木刑事佐藤刑事とかが猛プッシュされてたけど、いざ見終わってみるとどのキャラもそんなにメインでの活躍はしてなかったなーと思った。
警察学校の人たちもそこまで前に出てる感じはなくて、おっちゃんも最初の方でストーリーから脱落してしまい、それについていくように蘭姉ちゃん(毛利蘭は高校2年生なので自分より年下ではあるが、ここではあえて姉ちゃんと呼ぶ)もストーリーからいなくなってしまって、少年探偵団も最後の方に少し頑張っていたくらいで目立った活躍はなく、公安の人たちも特に目立った活躍はしていないしで、あまり目立ったキャラはいないように感じた。
蘭姉ちゃんが危険な目に遭ってない映画って何十年ぶりなんだろうな。
と思ったけど去年も特に危険な目には合ってなかったな。
一番活躍してたのはやっぱりコナン君ですね。
まあコナンが主人公の映画だからね、当然だね。
またコナン映画がキャラ売りしてるよ……とか言ってる奴は一回映画を見てから文句を言った方が良い。
メインはコナンだから。
今回はあまり人が死んでいなかった。回想とかで昔こんなことがあって……とかはあったけど、実際死んだ人は一人くらいだったと思う。まあ人が一人死んだだけでも十分重大事件だけども。
おっちゃんが最初の方に灰原さんをかばって車に轢かれちゃうシーンがあったんだけど、なぜこのシーンを入れたのかがイマイチわからなかった。
事故の後おっちゃんは入院して、蘭姉ちゃんが付き添いで病室に固定されるみたいなことはあったけど、それがストーリーに生きていたとは思えなかった。
ただこの人麻酔が効きづらいな、耐性でもあるのかな……みたいなシーンがあったのがめちゃめちゃ面白かった。あのメタギャグのためだけに入院させられたんならおっちゃんも可哀想だな。
あとはまあラストの方よね。
舞台設定を渋谷にしていた意味が分かった。
町全体を起爆装置にするって言う発想が凄い。
緋色の弾丸もそうだったけど、そんなこと実際できるんか?とは思うけどまあできなくもないのかな、できたら凄すぎるよな……みたいにも思わせてくれる大がかりなトリックを見せるのが凄くいい。そういうの大好き。
去年、「リニアモーターカー 赤井さんの狙撃」の二つを踏まえてあの狙撃法を事前に予想できた人はいたのかなぁとは思ったが、今年もその疑問は浮かんできた。
「渋谷 液体が混ざることが起爆装置の爆弾」の二つから今回の映画のラストを予想できる人はいるのだろうか。いたら凄い、尊敬しちゃう。
後はまあ主題歌ですわな。
めっちゃよかった。正直今まではクロノスタシス、あまりぴんと来てなかったけど、映画を見てエンドロールを見た後に聞くと聞こえ方がめちゃめちゃ変わる。
凄いバンドだぜBUMP OF CHICKEN。
コナンの映画観て満足した後にBUMPの曲流れるの最高だな。
劇場でBUMPの曲が聴けるのは今だけなので、もう一度くらい見に行きたいのだが、一つだけ問題がある。
自分には一つ野望がある。
「コナン映画、事前情報一切なしで見た~い」
これ。
もっと詳しく言うと、来年の4月某日、コナン映画の公開日に何も知らないまま劇場に向かい、何も知らない状態で座席に座って、何も知らないままで東映の文字を見届ける。
そこまでいけてやっとミッション達成となる。
しかしこれは非常に厳しい道のりを進んでいく必要がある、あまりに難易度が高すぎるミッションだ。
まずコナン映画というのは毎年、映画の一番最後に来年の映画の情報をチラ見せしてくる。
去年で言うと松田刑事の声で「さあ、出番だぜ!」みたいなことを言っていた気がするが、これを楽しみにコナン映画を見ている人は少なくないと思う。
このチラ見せ情報を見るたびに、早く来年の4月来てくれ~と思ってしまうのだが、ここから対応していかなければいけないのだ。
映画が終わり、BUMPの曲も終わった。しかしまだ劇場は暗いままだ。例年の自分なら何も考えずに来年の情報を見ていたところだが、今日は違った。
耳をふさぎ、目を瞑り、劇場が明るくなるのをひたすら待った。
無事そこでの情報のブロックには成功したのだが、まだ油断はできない。
なぜなら周りは敵だらけだからだ。
夜も遅い時間の上映だったにもかかわらず、劇場はたくさんの人で溢れていた。そいつら全員敵だ。
「来年〇〇出るじゃ~ん、楽しみなんですけど~!」みたいな会話する人が絶対に劇場内に一人はいるのだ。もちろんこの人は何も悪いことはしていない。
悪いのは奇妙なチャレンジをしているのに周りの人間に敵意を向けている自分だ。
しかし敵は敵、良いとか悪いとかの話はしていない。ポップコーンのトレイを友人に任せ、自分は両耳をふさいだまま劇場を出た。
人と来てよかったな。
ちなみに友人は最後のチラ見せ情報を見ている。自分が来年のコナン映画の情報を知らずにいたいということは伝えてあったのでそのネタバレは避けてくれたが、その後映画関連の話をしている時はなかなかスリルがあった。
いつ口を滑らすかがわからないあの感じ、来年の映画の話題の一歩となりを綱渡りしているようなスリリングな会話をはま寿司で繰り広げることになるとは。
ここまで読んでこんなことを言ってくる奴がいると思う。
「映画館での情報をシャットアウトしたって、インターネットをやってたら来年の年明けくらいには映画の情報が至る所で出てくるんだから、公開日まで何も知らないなんてTwitter辞めなきゃ無理だろ。Twitter辞められないだろ、中毒者」と。
お答えします。
「黙れ」
ただ彼の言う通りTwitterおよびインターネットは今回のチャレンジを行うにあたって最大の敵だ。
調べた感じ、コナン映画の情報が解禁されるのは大体前年の12月くらいだった。
今年で言うと2021年の11月26日に公開されているようだった。
それだけでなく、今日から一週間くらいは「来年の映画、〇〇が出るらしくてめっちゃ楽しみ!」というツイートが2,3件流れてくる季節だ。そちらにも対処しなければいけない。
ということでミュートしました、コナン。
ブロックもしました。
えげつないコナンのアンチみたいになってしまったが、これは愛情の裏返しだということだけはご理解いただきたい。
このミュートワードははま寿司で友人と話し合いながら決めたのだが、ここまで決めたときに友人が「これで完璧じゃない?」と言ってきて、おいおいそれって来年平次が出演しないことのヒントになってないか?と内心ヒヤヒヤした。
平次が本当に出演しないのかは私にはわからない。
Twitterを辞める選択肢はハナからない、そんなん無理でしょ。
これで今年の年末あたりまでは自衛できるだろうが、一度情報が解禁されてしまったらこれだけでも止めきれないと思う。
その時は友人に頼ることにして、コナン情報が解禁されたら知らせてもらい、そこから1週間くらいはTwitter,instagram,Youtubeを使用しない、という対処をしようと思う。
youtubeはもう少し期間を延ばすことも考えたが、とりあえず誰かに一度自分のyoutubeを開いてもらって、コナン映画の予告を一度視聴してもらってからならyoutubeを使えるんじゃないかなーとは思っている。甘いか。
youtubeってオススメ欄ブロックとかできないのかな。調べてみよ。
あと来年の1月から4月は映画館で映画を見られない。予告で絶対に流れるので。これも割とキツそうだ。
あとは公開日まで情報を制限できたとして、チケットの問題をどうするかなんだよな。できればタイトルも知らない状態で劇場の椅子に座りたいのだが、チケットを購入するにはどうしてもタイトルを目に入れなければいけない。
今日一緒に行った友人に協力してもらおうかな。予約とスクリーンまでの誘導くらいなら頼めないだろうか。絶対喧嘩しないようにしないとな。
あと来年の冬から春にかけては書店に行くのも少し用心した方がよさそうだ。コナンの単行本を購入するのも少し自粛した方が良いかもしれない。
とにかくサンデーの棚には要注意だ。
サンデーの棚を地雷だと思って行動せねば。
古見さんとフリーレンが含まれている地雷、実に豪華だ。
あと日テレも見られない。
絶対番宣するもん。
あと危惧するところといえば主題歌ルートだ。
今年はありがたいことに我らがBUMP OF CHICKENが主題歌を担当させていただいたのだが、それ故にもし今年このチャレンジをやっていたら絶対に失敗していただろう。
自分もまさかBUMPから情報が漏れるとは思ってないだろうな。
しかし今年BUMPが主題歌を担当してくれたおかげで、このチャレンジで気にしなければいけないルートが一つ減るのはかなりありがたい。
ただパスピエ、ネクライトーキー、ポルカドットスティングレイの中から誰かが選ばれてしまったらそこからは間違いなく漏れてくるんだよな。
頼むので来年は少しお待ちください。パスピエ様、ポルカドットスティングレイ様、ネクライトーキー様。
ここまでやれば後はもう周りの人たちにこのチャレンジのことを知らせるだけだ。
皆さんに協力していただけるだろうか。
自分にコナンの話題を振ってくる人は大体決まっているので、そこを重点的に対処していこう。
大体1年に及ぶチャレンジだ、果たしてどんな結末を迎えるだろうか。
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